モモンガ通信2019(第3期) デジタル写真自家カラープリントとか横浜とかフラメンコとか・・・のどかさんの日常ヨタ話
#151
2019年7月1日(日)
「ライブに向けてバンド練習」
9月の「敬老のお祝い会フラメンコライブ」に向けての、打ち合わせ兼練習会を行ってきました。
私は腰痛をおさえるためにロキソニンをのみ、
・コンパネ板(2枚)
・ギター
・ビデオカメラと三脚
という新・三種の神器をかついで、出発であります。ゴルゴタまで十字架を担いだイエス様の気持ちがホンのちょびっとだけわかるほどに辛かったです。マジですごい荷物であります。ううむ、しんどいけどバンドのためならなんでもするZE!
ギタリスト3名(アタシ含む)、および踊り手さん2名の総勢5人のメンバー全員が集まったのは2年ぶりぐらいであります。一番若いギタリストのなっしーは現役バリバリのサラリーマンなので、仕事が忙しくて参加できないこともあったのだ。今回も「出張から戻ってきたところです」みたいな感じで少し遅れての到着となりました。
最初はみんなで打ち合わせ。セットリストの確認、各曲の構成の確認などを行いました。
っていうかワタシがリーダーシップを発揮せざるを得ないというのがシンドいぜ。最年長のバンマス、カルロス氏は「対外的にはリーダー」ということになっているが、じっさいのバンドの運営でみんなのスケジュール確認やら練習会場の手配やらプログラム案の作成やらを行うのはメンタルを病んでいる私の業務なのだった。これが地味に辛いんだよねえ。そういうのが苦痛だから、ヴェノーヴァの活動はソロ活動にしたいという私の気持ちがわかっていただけるであろうか。
それからじっさいに演奏&舞踊たいむ、であります。踊り伴奏が(初回にしては)比較的いいかんじにできたのが救いであった。ギター合奏に関してはもうちょっと練習が必要でした。私の歌唱も、まあ初回にしてはよかったのではないでしょうか(←でた!自分に甘い判定でユルく生きていくタイプの人間)。いやね、今回の新曲が思ったより歌えたのでヨシとすることにしたのよ。
私は月に一度のフラメンコ勉強会で辛酸をなめているので、ちゃんと(それなりに)歌えるというのは自己肯定感がハンパ無いのであります。
持ち込んだコンパネも、踊り手さんからのインプレも良好で重たい思いをしてもっていった甲斐がありました。
たのしい時間はあっという間。少し余裕を持って撤収することができました。
課題がいろいろと見えたので修正が必要であります。とりあえずギター合奏をもっと練習していかないとマズい。でもまあそういう部分を含めていい初日の顔合わせ会でありました。
無事終了!!
#152
2019年7月5日(金)
「タンバリン入手」
今回はタンバリンを入手した話をしようと思います。
カラオケボックスによく置いてあるようなモノよりもさらに貧弱な、安っぽいプラスチック製のタンバリン(新品)が273円で売られていました。タンバリンなんて手元にあっても使い道に困りそうなのですが、色が私の好きな黄色だったので見過ごすことができず、買ってしまいました。
タンバリンといえば、私の心に思い浮かぶのは幼少の時にみたマルク・シャガール展の、旧約聖書「出エジプト記」のリトグラフであります。
シャガール展を見たのは小学2年か3年の頃だと思うのですが、すさまじいインパクトがあって記憶に深く刻まれているのでありまして、このひとつをとってみても(連れて行ってくれた)モモンガ母には深い感謝をせずにはいられない。以来私は熱烈なシャガールファンになっています。
どう考えてもその時が私と「旧約聖書」との出会いであって、クリスチャンでもなんでもない私にとっては「なんのこっちゃワカラン」世界であったにせよ、それが記憶に残っているというのがすごい。のちにカトリック教徒になったわたしとしては、ますますもって母に感謝しているのであります。先日、電話でモモンガ母と久しぶりに話したので、子供の時に連れて行ってもらったシャガール展やモディリアーニ展、デューラーの版画展などが忘れられないよ、と伝えたら
「そうだねー美術展や音楽会はよく連れて行ったねー」
と軽い返事。本人はあまり覚えていないのかもしれない。私はマジで感謝してることを伝えたけど、おそらくはその重みは私自身の魂だけが良く知るものなのであろう。
マルク・シャガールが24作品におよぶ「出エジプト記」のリトグラフを発表した中に、第15章20節のものがあります。エジプトを逃れたユダヤ人が海を渡り、追っ手であるファラオの軍勢が海にのまれた有名なシーンの結末部分。女預言者ミリアムと女たちがタンバリンを手に歌い踊るシーンです。
横にいる動物がかわいいのがシャガールの魅力なのだ
カトリック教徒にとってスタンダードである新共同訳の聖書では「アロンの姉である女預言者ミリアムが小太鼓を手に取ると、他の女たちも小太鼓を手に持ち、踊りながら彼女の後に続いた。」となっていますが、シャガール展での表記は「小太鼓」ではなく「タンバリン」と書かれていました。
さて入手したタンバリンですが、ブランドは不明です。皮のないタイプで、プラスチック製の黄色い(※オレンジ色にちかい)胴に小さなシンバルが10組、つけられています。シンバルは派手に鳴りますが、全体のサイズが大したことないせいか音量は小さめです。ひょっとして、ひょっとすると100円ショップのおもちゃ売り場にあったりして(笑)。そんなレベルの、チープ感ただようタンバリンであります。
チープ感満点のタンバリンであります。
バリがひどいぞ!ということでカッターナイフで削りました
というわけで私もミリアムにならって黄色のタンバリンを叩いて主を賛美しようと思うのであります。
#153
2019年7月10日(水)
「森永ハイチュウ」
我らが横浜DeNAベイスターズのエドウィン・エスコバー投手が、森永ハイチュウが大好きだという話を聞くに及んで、私もハイチュウが食べたくなってしまった。
さっそくスーパーで買ってきたヨ。
言うまでも無い事ですがハイチュウはガムのようにかんで味わうソフトタイプのキャンディであります。私は虫歯の治療痕があり、詰め物をしているのでそれが取れてしまう心配があるためガムの類は食べないのですが、それでもハイチュウが食べたい。
ということでさっそく一粒口に入れたら「やみつき」になってしまい、ひとつふたつ、みっつよっつと次々に口に入れて、あっという間にひとパックを食べつくしてしまいました。
・・・このお菓子はヤバいな。
ハイチュウの青リンゴ味
すッパイチュウ めちゃうまいレモン味
なんともいえない中毒性があります。たとえばフリスクのようなミントタブレットの類はすさまじい依存性がありますが、クセになるという意味ではそれと似ている。ハイチュウは甘いお菓子であるだけに、ヤバさが倍増しています。これを食べ続けたらエドウィン・エスコバー投手ではなくマイク・ザガースキー投手(2016年にDeNAに入団した体重100kgを超える大柄な体格の選手)になってしまうであろう。
ということで、ハイチュウはきわめて中毒性の高い「危険なお菓子」に認定し、個人的に買うのは控えることにしました。これ以上太るわけにはいかないんだ。
#154
2019年7月11日(木)
「セビジャーナスを踊ろう!!『5日間チャレンジフラメンコ』を受講してきた」
2019年6月11日(火)のモモ通(#145)「セビジャーナスを踊ろう!!『5日間チャレンジフラメンコ』に申し込んだ」 で書きましたように、VIVAフラメンコギタースクールが、新たに立ち上げた企画「5日間チャレンジフラメンコ」というレッスン・プログラムに参加してきました。
セビジャーナスの踊りをみっちり5日間で仕上げる、というレッスンであります。
6月11日のモモ通にも書きましたが、フラメンコライブを見に行くと、最後のアンコールなんかでセビジャーナスが演奏されて、「お客様の中で踊れる方はぜひご参加ください!!」みたいな流れになることがあるものです。踊れる人がステージの踊り手さんと一体となって盛り上がるさまというのは、見ていて実にうらやましいのであります。そこで私も思い切って踊りを習ってみることにしたのであります。
5日間チャレンジフラメンコ
https://vivafla.jp/5daysflamenco/
特長としては
・平日の5日間、19時から50分間のレッスン
・5日間でセビジャーナス(全四番)のうち一番を通して踊れるようにする
・受講料は5日間全部コミで2万円
というような感じでしょうか。前置きはこれぐらいにして。実際に受講してどうだったか、という話をしようと思います。
(1)セビジャーナスの一番が本当に踊れるようになった
(2)いい汗をかいた
(3)フラメンコのモチベーションが上がった
順番にみてゆくとしましょう。まず(1)の、セビジャーナスの一番が本当に踊れるようになった、という点です。講師のJURINA(ジュリナ)先生はとてもセクシーかつ情熱的な素敵な踊り手さんでありますが、とても教え方が丁寧でありまして、私のような「踊りのセンスが根本的にない人」をうまく「のせ」てやる気を引き出し、一通りの動きを覚えるところまでこぎつけました。むろん、私の踊りはまだぎこちないわけですが、当初の目的である「セビジャーナスを踊れるようになる」という目的は達成したのであります。これは本当にすごいことだ。
つづいて(2)の、いい汗をかいたという話。私は必殺の腰痛&股関節痛持ちということで、普段は運動の類をほとんどしません。エクササイズ嫌い(断言)。そんな私ですが踊りの教室に通い始めたら毎回すさまじい量の汗をかいたのであります。デブは汗っかきなんだよ!!ああそうだよ更年期障害だよ!!とかいうのは別にしても、ここまで汗をかいたのは何年ぶりかであります。運動は嫌いだけど踊りはいいなあ。素晴らしい体験でありました。
そしてさいごに(3)フラメンコのモチベーションが上がった、という点ですが、私自身がギターを弾けて歌えるセビジャーナスの、踊りまで制覇したことがいい意味で一層のヤル気を引き出してくれました。と同時に、いつも練習の時に「もう一回踊ってください」というリクエストをしがちなわけですが、踊り手さんの苦労もなんとなくわかるようになった。やはりフラメンコは踊り手とギターと唄がしっかり連携してはじめて成しうる音楽なのであります。ギターと唄をもっとがんばらなければ、という思いを強くしました。
ということで、セビジャーナスを踊ろう!!『5日間チャレンジフラメンコ』は非常にエキサイティングな体験として胸に刻まれたのであります。せっかく学んだことを忘れないようにして、次は踊り手としてデビューしちゃうのが夢であります。
#155
2019年7月12日(金)
「ウクレレで吉田拓郎をうたう」
私はフラメンコシンガー&ラテンギタリストそして今はヴェノーヴァ奏者でありますが、私の原点はフォーク/ロックにあります。
もともとはイーグルス(初期の"Take It Easy"とかの頃)をやりたくてアコースティックギターをはじめました。
ヤング時代のギターヒーローと言えば、もう吉田拓郎に決まっていました。アコースティックギターが弾けるようになってからは、行く先ざきのユースホステルでどれだけ拓郎を熱唱した事か。
さて私は老後の音楽活動をいまから真剣に考えており、「65歳をすぎたらギターを持ち運ぶのが大変になるだろう」という未来予測のもと、
・ヴェノーヴァ
・ウクレレ
・マラカス
を老後の三大メイン楽器とする計画を立てております。どれも小型・軽量であり持ち運びにはさほど苦労が無いという理由で選びました。
また、2019年4月7日のモモ通 で書いたように、宴会芸にもってゆく楽器としてはウクレレが最強ではないかという自説も展開しております。弾き語りをする伴奏楽器として、もっとも手軽なのはソプラノウクレレにちがいない。ハワイアンの名曲からウクレレ漫談まで対応する懐のふかさは、まさに小型楽器のなかにあって最強といえるのではないか。
ということで、フラメンコ練習の本番を翌々日に控えているにもかかわらず、ウクレレで吉田拓郎を歌っておりました。拓郎で好きな曲は山ほどあって、どれをやろうかは悩ましいのですが、まずは「ヤル気が出る曲その1」ということで
「明日に向かって走れ」
を歌いました。曲のキーはGという、フォークの王道をゆく名曲であります。別れの曲でありますがこの曲には拓郎のやさしさとたくましさが存分にこもっていて、本当に素晴らしい。サビの部分で曲のタイトルを叫ぶとすごく気持ちがいいのだ。え?知らない?「明日へ向かって走れ」を知らない人もいるのか・・・フォーク時代も遠くなりにけり。
気を取り直して、つぎは誰もが知ってる拓郎の名曲ということで
「旅の宿」
をやってみる。「浴衣のきみは すすきのかんざし」というアレです。この曲はキーがF#mということで、ギターで演奏するときは2カポ・Emでプレイしていましたが、ウクレレでカポをつけると劇的に弾きにくくなるので、オリジナルキーのままでいきます。
歌詞をそのまま転載すると邪巣楽苦的に問題が出るため、以下、歌詞を「替え歌」にしコード進行を書く。ミュージシャンとしては、邪巣楽苦を敵にまわすわけにはいかない。
「アリクイのおかあさん」 作詞・作曲:のどかアンジェリカ
F#m Bm A C#7
アリクイ アリクイ アリクイ アリクイ
F#m Bm C#7 F#m
アリクイ アリクイ アリクイ
Bm F#m
アリクイ アリクイ
Bm C#7 F#m
アリクイの おかあさん
アコースティックギターだと左手の人差し指の扱い的な意味で泣きそうになるコード進行ですが、ウクレレだとだいぶ楽です。やはり「そもそも弦が4本である」というのは大変に素晴らしいことで、劇的に難しい指の押さえ方というのがまず無い。ウクレレという楽器にますます惚れ込む次第であります。
のどかさん、(ギターで)フラメンコやらないんだったらもうウクレレでいいんじゃないの?みたいな。爆弾発言。
#156
2019年7月13日(土)
「もはやウクレレがとまらない」
今日は「かぐや姫」をウクレレで演っていました。
もう10年ぐらい前だと思いますが、中央線沿線にある某・フォーク居酒屋にいったとき、かぐや姫のコピーをしているおじさまバンドがいました。私の好きなアルバム「かぐや姫 Today」を再現したステージをやっていて、それがとても素晴らしく、私は大興奮。バンドの方とすっかり意気投合してしまい、友人と一緒に飛び入り参加で「22才の別れ」を歌わせてもらいました。
何もかもがなつかしい。
ということで「かぐや姫」をウクレレでやっていると、もう気分は「かぐや姫フォーエバー」でありまして、思いつくままに弾きまくり&唄いまくりであります。最近は加齢のせいか、曲のコード進行を覚えるのがひどく大変になっているのですが、若いころに弾きまくっていた曲というのはコードを進行が頭に入っているのがいいね。
拓郎、かぐや姫とやったら次はNSPであります。NSPの曲は私の青春そのものであります。NSPは20枚近いアルバムを出したバンドですから、歌いたい曲もたくさんあって大変な騒ぎであります。
「ウクレレでフォーク企画」がもう、どうにもとまらない。
#157
2019年7月14日(日)
「ライブの聴衆配布用プログラムの原稿作成ふにふに」
9月15日の、サレジオ教会「敬老のお祝い会」フラメンコライブに向けての準備を進めています。当日の、来てくださったお客様にお渡しするプログラムの原案をつくっておりました。そういう雑用も私の担当なのだ(たぶん。ほかにやる人がいない)。
A4サイズの紙のオモテにプログラムを、ウラに歌詞カード(フラメンコの歌詞の和訳とか、みんなで歌う曲の歌詞とか)を記載する。
あまり小さい字だと読めないので、適度に大きいフォントを使用するのですが、そのさじ加減が難しい。あまりデカい字にしてしまうと情報量が減ってしまうし、かといって小さい字でたくさん書くと読む気が起こらなくなってしまう。私自身も老眼がすすんでいるし、メンタルを病んでから読解力がググンと落ちてるから、そのへんはきわめて慎重かつ大胆にアレンジするのであります。
次回のバンド練習の時に持ってゆき、メンバーの意見をきいて修正を行うんだ。みんな「注文の多い料理店」なので、それにあわせて修正するのはけっこう大変なんだZE。こういう苦労は「やったことのない人には決して分からない」であろう。
プログラムが完成したら、こんどはMC原稿をつくることになるんであります。個人的に「自家プロデュースのライブはトークが9割」だと思っているのです。演奏が最優先のクラシックのコンサートなんかだとトークの重要度は落ちるかもしれないけど、それでも「曲の合間のトークがたのしくないとライブ自体が盛り上がらない」というのは真実なのだ。
ジャズライブみたいにカッコつけては駄目なのである。曲紹介やメンバー紹介ですら笑いをとりに行くぐらいのガッツが必要なのであります。教会でのライブということで、聖書ネタもつぎこみます。福音宣教、これ大事。私は「さだまさし」氏を敬愛しているので、彼のトークにならって必ずオチをつけることに全力を注ぐのだ。
そういうことでギタリスト兼ボーカル(MC担当)として、これからの仕込みが大事になってくるのであります。濁った頭を少しひねって、なるべくイカしたトーク原稿を作成したいものです。
#158
2019年7月20日(土)
「いざ、ウクレレ売り場へ(その1)」
新宿の山野楽器ロックインにいってきました。
新星堂ロックインだったころはものすごくお世話になっていましたが、山野楽器になってからはギター弦のラインナップが私の好みに合わず、またロックインでは管楽器の取り扱いが無い(ヴェノーヴァのリードが買えない)ので足が遠のいていたのであります。
今回は、素朴な疑問
「ウクレレの弦はどれを買ったらよいのか」
を解消しにゆく目的であります。たとえばフラメンコギターならハナバッハのフラメンコギター弦という「定番」があるわけです。アコースティックギターならマーチンのブロンズ弦でありましょうか。しかし、ウクレレの定番弦がなんなのか、私は知らない。店員さんに訊ねてみて、定番商品を1セット買ってこようという作戦であります。
いわゆる「定番」の弦というのは、品質はそれなりにいいし際立ったクセもないから、安心して使えるのです。
あとはウクレレの本体のリサーチもしたい。いま私が使っている楽器はアラモアナというChina製の安物ですので、次はちゃんとしたウクレレが欲しい。実を言うと定番中の定番、フェイマス(←日本のブランド)のウクレレが欲しい。いったいどれぐらいの値段がするものなのか、見てこようと思います。
いざ、ウクレレコーナーに突入!!
売り場には安いのから高いのまで、ピンからキリまでそろっています。ハワイ製のものは16万とか20万とかする。私にはまったく興味がありません。2018年9月17日のモモ通でスペイン製ギターを落下して壊した話、そこからリペアのネタなどを書きましたが、結論からいうと「日本の気候ではヤマハのような日本ブランド楽器で充分」というのが私の持論になっているのであります。
2018年9月17日(月)「ギター大クラッシュ事件!」
https://ezomomo.com/momo_j/momo_j2018.html#105
ハワイで作られた楽器が日本でいい音がするとは限らない。私の部屋は日当たりの悪い袋小路の物件の1階にあり、何しろ年間を通して湿気がすごいのであります。自慢のスペイン製ギターも音色は「湿気って」しまったのであります。
だからウクレレもそんなにいい物は要らないのだ。日本ブランドの合板ウクレレで充分なのだ・・・と思いながら、売り場をなめるようにして見る。いくつかフェイマス製のウクレレがあるので、その中から選ぶ感じであろうか。
ちなみにウクレレにはサイズ違いがあり、小さい物から順にソプラノウクレレ、コンサートウクレレ、テナーウクレレという感じになるのですが、私はソプラノ以外は興味が無い。ウクレレは小さくて軽いのが魅力だと考えているからです。
店内をぐるりと見まわして「お!」と思ったのが何やら白っぽいウクレレ。通常、ウクレレはハワイアンコアなどの茶色い材を使っていますから、極端に色が白いのは目立ちます。
なんとエゾマツをつかって製造した北海道産ウクレレとのこと。ブランド名は・・・ううむ、装飾的な文字で書かれているのもあって何と読めばいいのかワカラン。
それにしても材がエゾマツというのがいいではないか!!エゾモモンガのモンちゃんに通ずるものがあります。
値段を見てビビる。税抜き価格が6万円。これは「ホイ!」と簡単に買えるものではありません。エゾマツの楽器、どんな音色がするのであろうか。試奏してみたい気もするけど今の自分には買えないのでおいそれと手に取るのもはばかられる感じであります。これは、いずれ、本気でウクレレを買う時に貯金してからだな・・・
ちなみに帰宅後にググってみるとメーカー名はQUIAM(クワイアン)と読むのであった。QUIAMのThrough neck Concertという機種でありました。コンサートウクレレなのだな。うむ。これはいずれ、またの機会にするかんじであろうか。(つづく)
#159
2019年7月22日(月)
「いざ、ウクレレ売り場へ(その2)」
新宿の山野楽器ロックインでウクレレのリサーチ中であります。前回、QUIAM(クワイアン)のエゾマツのウクレレが気になったものの、値段をみて静かにあきらめたのであった。もうちょっと安いほうが私には合っているだろう。
いいタイミングで店員さんが来てくれました。今使ってるのはアラモアナのソプラノですと正直に申告しつつ、おすすめを聞いてみる。
店員さんのおすすめはフェイマスのFS-5Gでありました。初心者向けの定番ということで、3万円ちょっとで買えるかんじであろうか。メインのフラメンコギターがヤマハ(Made in China)になってしまった私にピンポイントで狙いを定めたような絶妙な価格ではないか。
試しに弾かせてもらう。
いきなり弾きやすくてビビったのであります。しかも音が軽やかによく響く。アラモアナのしょぼさを一瞬で悟ってしまうレベルで、まさに「段違いで良い」というのを実感しました。弾いてて気持ちいいー。フェイマス最高ぅ。というより、4千円のアラモアナが楽器としてひどすぎるのだ。造りは雑だしパーツはしょぼいし。フェイマスと比較するのもおこがましい。
うむ。3万円でこれなら文句はないな。っていうかマジで今すぐにでも欲しいぞ。
私の脳裏でさまざまなプランがよぎりました。3万円なら資金面での苦労もほとんどない。
・今すぐ思い切って買ってしまう(カード払い発動!)
・どうせ片手間で弾く楽器なのだから、おこづかいをコツコツ貯めてから買う
とりあえずカード払いで即刻購入というのは無しだな。今日のところは「フェイマスのFS-5Gが第一候補」となっただけでヨシとしよう。いちおう手元にアラモアナもあるのだし、慌てて買うこともあるまい。じっくりお小遣いをつみたてて資金が貯まってから購入に向けて動くことにしよう。
ということで楽器を店員さんに返却しました。
しかし悩ましいなあ。どうせお金を貯めてから買うなら、QUIAM(クワイアン)のエゾマツのウクレレも試してみたいではないか。フェイマスは定番で失敗が無いというのが魅力だけれど、個性派という意味ではクワイアンが非常によろしい。何しろ私は天邪鬼、みんなと同じものは嫌なのであります。できることならエゾマツの白いウクレレを弾いてみたい、という気持ちがどうにも抑えられない。
しかしクワイアンはコンサートウクレレなのだった。どうする?ここで「次に買うウクレレをソプラノにするかコンサートにするか問題」が急浮上してきました。軽い音色と持ち運びのよさを考えたらソプラノがいいのですが、音量や演奏のしやすさなどを考えるとコンサートも悪くない選択肢でありましょう。
自分の音楽生活にマッチするのはソプラノなのか、コンサートなのか、そこをじっくり考えたほうがいいのかもしれない。一瞬
「コンサートとソプラノを両方持つ」
という案が急浮上したけれど、却下却下。そういう物欲系の買い方はもうヤメようと思うんだ。ということで、今日のリサーチはここまで。あとはもうひとつの目的である「ウクレレ弦の購入」を果たすだけであります。(つづく)
#160
2019年7月23日(火)
「いざ、ウクレレ売り場へ(その3)」
日曜日の午後、新宿の山野楽器ロックインにいってきました。ウクレレの弦を買いに行くついでに、まずはウクレレ本体のリサーチをしました。
「フェイマスのFS-5Gが第一候補」
という仮結論が出つつも、クワイアンのエゾマツ材のウクレレにも興味があるということで、本体のリサーチは終了。試奏していたフェイマスを店員さんに返却しつつ、今日は弦を買いたいので定番を教えてくださいと伝えました。
店員さんが示したのはダダリオのEJ65Sという弦であります。
これがウクレレの弦なのか
SOPRANO UKULELE CLEAR NYLONと書いてある。税抜1,120円と、なかなかいい値段がするではないか。ちょっと、ウチの安物ウクレレ(アラモアナ)に張るのは抵抗が出てしまうような価格であります。まあ、店員さんのおすすめということでとりあえず1セット買ってみよう。もうひとつ、GHSというのが安いのでそっちも買ってみる。
お会計をすませて撤収しました。
さて。ここからはオマケの話になりますが、私はウクレレの弦を交換したことがありません。っていうか、やり方を知りません。
手元にあるアラモアナを見てみると、まず自分で張れる気がしない。
(1)ブリッジ側
どうやらナイロン弦の先に結び目をつくって、それをブリッジにひっかけて止めているようだ(推測)。いちど外してみればわかることだらう。
(2)ペグ側
ギア式のペグで、軸の部分でナイロン弦を巻き取っている。何やら結び目があるようだがどうやって固定しているのかはわからない(視力不足により詳細の観察が不能)。
ペグ側は金属弦のエレキギターやアコースティックギターと似ている。私が苦手なタイプであります。私は、クラシックギター(とかフラメンコギターとか)しか、弦の張り方がわからないのだ。かつてドレッドノートを弾いていたころは、ものすごく弦交換がヘタクソで困ったものであった。
ウクレレに話を戻すと、こんなペグの軸にナイロン弦を普通に巻いたら滑ってしまってうまくとまらないだろう、というふうに思う。やはり何らかのかたちで結び目をつくっているようだが、視力の弱い私にできるであろうか。
ウクレレにも(クラシックギターやフラメンコギターのような)スロッテッドヘッドのものがあるようだから、そういうモノならうまく張れそうな気がする、とか弱気な事を考えたりする。
とりあえずネットやYouTubeにて「ウクレレ弦交換」について検索しまくり、なんとなくイメージを膨らませるのであった。やはり一度、失敗覚悟でチャレンジしてみるしかないよね。
誰でも最初は初心者なのだ。私だって最初は緊張しながらヴェノーヴァのリード取り外しをしたのであります。ウクレレの弦交換もその気になればアッサリさくさくエスコバー投手というかんじで苦も無く三者凡退で斬って取ることができるであろう。あ、ちなみにエスコバー投手はDeNA横浜ベイスターズの中継ぎ投手だぜ。
とりあえずアラモアナのウクレレに張ってある弦がかなり劣化しているっぽいので、実際の弦交換は近日中に実行に移そうと思っています。
#161
2019年7月25日(木)
「人生初!ウクレレ弦交換」
突然ですが私は金属弦のギター(アコースティックギターやエレキギター)の弦交換は変態的にヘタクソであります。ペグ側の、弦の巻きしろがうまく調整できない。たいてい「巻きが足りない」か「巻き過ぎ」のどちらかに陥ります。
そんな私がウクレレの弦交換にチャレンジしてみる時がやってきました。
アラモアナのソプラノウクレレは鳴りがしょぼい。くもったような、冴えない音色です。安物楽器といえばそれまでだけど、もしかしたら弦交換で化けるんじゃないか?という気がしないでもない。新しい弦にしたら音色が明るくなるというのはフラメンコギターでもよくある話ですから、やってみる価値はあります。よし。これを機にウクレレ弦交換ヴァージンを捨て去る決意をしました。
まずアラモアナごときに高い値段の弦を張るのはどうかと思うので、540円で買ってきたGHSの弦を張ります。H-10という品番です。一般的なソプラノ/コンサートウクレレ用のセットです。
開封ぅ!!
GHSのウクレレ弦 品番はH-10
4つに個包装された各弦が入っています(あたりまえ)。わかりやすいね!!
出してビックリ弦はブラックナイロンであった。フラメンコギターだとブラックナイロン弦はいい思い出がないので、いやな予感がしてきた。まあ気にせず行こう。
ブラックナイロンの音色は私のギターには全く合わなかった記憶がある。大丈夫か?
続いてウクレレから弦を外します。わしわしとペグをゆるめて古い弦を問答無用でぬきとる。なるほど、ブリッジ側は結び目をつくってミゾにひっかけるのだな。
結び目をつくりブリッジのミゾにひっかけるしくみ
さっそく4弦から順に張っていきましょー。弦の先っぽに結び目をつくる。ラジオペンチ等でちゃんと引っ張って小さい結び目にしたほうがよいのだろうな、と思いつつ適当でゆく。結び目からはみ出た弦も短く切りそろえたほうが見栄えはいいのだろうな、と思いつつそのままにする。だってしょせんアラモアナなんだもん。
思ったより弦が長いのはコンサートウクレレにも対応するからであろう。
問題はペグ側ですよ。弦の巻きしろが、やっぱりよくわからない。金属弦と違ってナイロン弦は伸びるので、あまり巻きすぎるのは良くないように思う。まあ適当にゆく。万事適当だな!!
勢いで4本とも交換。無事に(?)4本の弦を交換し終えました。チューニングをして、ストロークで鳴らしてみる。
おお!!切れのある明るい音色になったゾ。
張りたての弦ということでチューニングはみるみる狂っていきますが、音色は明らかに明瞭になりました。つまりこれまで張られていた弦はすでに「延びきって硬化していた」ということでありましょう。危惧していたブラックナイロンの使用感も決して悪くはない。いい音がしています。いいではないの。
しばらくチャランチャランと鳴らして遊ぶ。うむ、こうして弦交換を済ませてあらためて鳴らしてみるとアラモアナもなかなか良いではないか。安物のショボ楽器かと思っていましたが、弦交換で見事に化けてくれました。すごく得した気分であります。
使用済みの弦はたばねてこんなふうにしてプラごみとして出します。ギターと違って金属の巻弦がないのがいいね。ぜんぶプラごみとしてサクッと片付けられます。
古い弦はこんな感じで処分します
弦交換をすることで改めて「ウクレレっていい楽器だな」と思いました。ちっちゃくて、手ごろで、よい音色が楽しめる。南国ムードたっぷりのサウンドは本当に素晴らしいです。大好きだよ、ウクレレ。
新しい弦を張って気持ちいいです!!
黒いウクレレに黒い弦というのがいいかんじにマッチしました。といっても離れて見るとわからないんだけどね。GHSのブラックナイロン弦は適度にやわらかくて押さえやすいので良いと思います。ということで弦交換無事完了。何事も経験なのであります。
#162
2019年7月27日(土)
「エレキウクレレ」
クワイアンのエゾマツのウクレレ、Through neck ConcertとフェイマスのFS-5Gというウクレレが気になったので、将来の本命ウクレレはいずれかを第一候補にしようと心に刻み込んで楽器屋から帰宅しました。
よせばいいのにネットでググり、スペックをチェックする、インプレを見る、そして通販の価格などを見る。やはりネット通販だとちょいと安いな・・・
ただですねえ。
ギターなんかもそうですが、いわゆるエレキではない、ラインにつないでアンプで鳴らすタイプではない、アコースティック楽器に関しては実際に触って試奏して決めたいのですよねえ。要するに実物が気に入ったものを買いたい。
たとえば今つかってるフラメンコギターに関しては、ネットで在庫を確認して、店舗に電話で試奏の予約を入れ、実物を触りにいって飽きるほどに試奏して購入を決断したものです。たとえそれが5万円以下の安物ギターであったにせよ、実物を気に入るかどうかは本当に大事であった。
だから通販だけで実物を見ないで買うのはちょっと・・・とか思う訳ですよ。
さて。そんなかんじでネットでぐるぐるふにふにと検索していて、ウクレレの世界にもいわゆるエレキウクレレ(ステージで、ラインにつないでスピーカーで拡声して使うもの)があることを知った、というか再確認したのであります。
私はアラモアナの安物ウクレレに安物ピックアップをつけて「なんちゃってエレキウクレレ」に改造していましたが、後付けの配線が鬱陶しくて結局外した経緯があります。
でもステージで使うとなるとエレキウクレレ(略称:エレウク)が一本欲しくなるんだよなあ。たとえばタカミネ製なんかだと、エレキウクレレは一番安いタイプでも定価が税抜9万8千円、いいものになると税抜28万円もするのであります。
しかし「エレウク業界」にも番付というかヒエラルキーがあり、製品価格の面でピンからキリまであるわけです。タカミネなんかは高い方だと思いますが、たとえばエレキギターのアイバニーズがつくってるエレウクは、Made in Chinaなので安い物で実売1万7千円しないぐらいで売られています。
っていうか、
アイバニーズのエレキウクレレがわずか1万7千円だと?(ゴクリ)
というかんじで私の物欲に火がついてしまったのであります。将来、どうせ一本は欲しくなるであろうエレキウクレレが、おもいのほか安い。これは本命フェイマスFS-5Gの前に一本いっちゃってもいいかもしんない。
問題はアイバニーズのウクレレはサイズがコンサートサイズになる(私の好きなソプラノよりもひとまわり大きい)ということでしょうか。ううむ。まあ、ウクレレ好きに言わせると
「どうせ違う大きさのウクレレも欲しくなる」
という側面はあるらしいから、コンサートサイズをステージ用に持つのも悪くないかもしれない。まずいZE。アイバニーズのエレウクが本気で欲しくなってきてしまった。
#163
2019年7月29日(月)
「アイバニーズのエレキウクレレ」
私が興味を持ったのは、アイバニーズのエレキウクレレ、UEW12Eというタイプであります。
Ibanez UEW12E
https://www.ibanez.com/jp/products/detail/uew12e.html
Open Pore Naturalという、メイプルの板を使った白っぽいボディが特長であります。ハワイアンコアの茶色いボディもウクレレらしくていいけれど、この白っぽいメイプル板のウクレレも個性的でよいように思えます。
以下、公式サイトの商品説明より仕様を引用。
SPEC
body shape:Cutaway Concert Style EW body
top:Flamed Maple top
back & sides:Flamed Maple back & Flamed Maple sides
neck:Okoume
fretboard:Purpleheart fretboard
bridge:Purpleheart bridge
body binding:Ivory
inlay:Maple dot inlay
soundhole rosette:Maple
tuning machine:GroverR Chrome Open Gear tuners w/Black knobs
number of frets:19
saddle material:Compensated saddle
strings:Ibanez/AquilaR NYLBLACK Ukulele strings
pickup:Ibanez Under Saddle pickup
preamp:Ibanez AEQ2U preamp w/Onboard tuner
output jack:1/4" Endpin Jack
battery:2032 size Coin Lithium Battery (3V) *2
finish top:Open pore
finish back and sides:Open pore
finish neck back:Open pore
BODY DIMENSIONS
Length:10 1/2"
Width:8 1/4"
Max Depth:2 3/4"
NECK DIMENSIONS
Scale:382mm
Width:35mm at NUT
Width:44mm at 14F
Thickness:17.6mm at 1F
Thickness:20.6mm at 7F
Radius:FlatmmR
なるほどねー。サドル下にピエゾピックアップを配し、CR2032ボタン電池を2枚使ってプリアンプを動作させるわけね。プリアンプにはチューナー機能が内蔵されているらしく、ステージでの使い勝手は良さそうであります。
これが定価32,400円(本体価格30,000円)ということなのですが、多くのネット通販店舗での実売価格は25パーセント引きの税込24,300円で売られている感じです。
ところがそんななかで、愛知県名古屋市の「さくら山楽器(株式会社愛音商事)」が税込・送料込17,500円という破格の値段で売っているのを見つけました。かなりの値引き率でありますから、在庫があるうちに勝負したほうがよい。明日には売り切れているかもしれない。私は即決断しました。
買おう。(ポチ)
・・・あーあ。買ってしまったよ。コンサートウクレレ(エレウク)。衝動買いという、わたしの悪い癖が出たかな。
#164
2019年7月31日(水)
「Ibanez UEW12E エレキウクレレが届いた」
ネット通販で購入したアイバニーズのエレキウクレレ(エレウク)、UEW12Eが手元に届きました。
シンリンオオカミのシェリルちゃんがお迎えしました
さっそく弾いてあそぼう!!(この高揚感がたまりませんな)開封!!おお、かっちょええ。ハワイアンコアの茶色いウクレレのイメージを払拭する、明るいカラーのウクレレだZE。ミニチュアギターみたいでルックスは私好みであります。いいね。
なかなかかっこいいではないか!!
エレキ仕掛けでラインを通すとアンプでも鳴らせるのよ!!ステージでウクレレサウンドが必要な時はコイツがいい仕事をしてくれるはずだぁ。
VOXのmini3というアンプにつないで鳴らしてみました
コンサートウクレレということで正直デカい。ソプラノウクレレとの比較画像をのせておきましょう。左が今回購入したアイバニーズのコンサート、右がアラモアナのソプラノ。頭ひとつ分、大きい感じになります。持ち運びはソプラノの方が断然、フットワークが軽いでしょうね。
こんなに大きさが違います
肝心の弾きやすさと音について話しましょう。
まず弾きやすさは、ギターからの持ち替えだと圧倒的にコンサートの方が楽な感じです。ソプラノの、左手が窮屈な感じから解放されます。
肝心の音色はどうでしょうか。アイバニーズのコンサートは固い感じの明瞭な音色です。っていうかアラモアナが極端にこもっているし、響きもイマイチなので、アイバニーズの音色がすごくクリアに聞こえます。エレキ仕掛けについては、サドル下のピエゾピックアップを装備したタイプということでペンペンという感じに鳴りますが、アンプで鳴らしても充分にウクレレらしさは出ていますから問題は無いでしょう。プリアンプはCR2032ボタン電池2枚で動作し、ビルトインのクロマチックチューナーも実に便利であります。
ワタシ的にはコンサートウクレレの(ひとまわり大きいサイズからくる)圧倒的な弾きやすさと、これまで愛用していた安物アラモアナの音色のしょぼさ(あまりの落差でずっこけそうになった)にたじろぐのであった。
アイバニーズのコンサートはいちおう楽器だけど、アラモアナは完全におもちゃだわ。いままでよくコレを弾いて遊んでいたなあと思うよ。
もうアラモアナは玉砕用として海に持って行って潮まみれにしたり、山にもっていって泥まみれにする目的で使おう!アウトドア&宴会用楽器として
「いつ壊れても精神的ダメージの少ない」
ことを最大限の魅力として活用しようと思うのでありました。これからは宴会の席にもちこみ、酔っ払い軍団に触られたりビールをぶっこぼされたりしても精神的ダメージゼロな楽器という位置づけで、アラモアナを活用しようと思います。まさにスタントマンのように活躍してもらおうという作戦です。
かくしてアイバニーズは私のメインウクレレに昇格!
ということでこれからのメイン楽器はこのアイバニーズのウクレレです。唯一の、そして最大の欠点は(かわいい)ソプラノじゃないということですが、まあいいや。コンサートウクレレで音楽を楽しみましょう。
#165
2019年8月3日(土)
「ウクレレ用ストラップを導入」
ソプラノウクレレはひじの部分をうまく使うとホールドがしやすく、そのまま立奏するのも問題なかったのですが、このたび導入したコンサートウクレレはひとまわり大きいので、ひじでうまく支えることができない。
立奏用のストラップがあったほうがいいかもしれないな・・・
そこで、クラシックギター用ストラップのようにサウンドホールにフックをひっかけて支えるタイプのストラップを買ってみました。500えん。
クラシックギター用のストラップのように使います
胸の前のちょうどいい位置にウクレレが固定できるのでいい感じであります。慣れれば大丈夫かな。積極的に使ってみようと思います。
#166
2019年8月5日(月)
「ウクレレ用カポタストの検討」
ギターなどの弦楽器には、ネックに挟み込んで弦を押さえつけてキーを変更するカポタスト(カポ)というアクセサリーがあります。
演奏しやすい指使いのキーに変更したり、自分の声の音域に合わせるために使ったりします。
ウクレレ用のカポを一個ぐらいもっていてもいいな、と思いました。
私はギターではカイザーのクイックチェンジカポというのを愛用しています。ステージでの使い勝手を考えると、これ以外には考えられない。
その前にはシャブカポを使ったり、ジムダンロップのバンド式を使ったり、いくつか試してみたのでありましたが、やはり片手でさっと付け外しができて、使わない時はヘッドに固定しておけるカイザーのクイックチェンジカポが一番という結論に達したのであります。
ということでウクレレもカイザーで決まりかと思われましたが、ためしにギター用をウクレレにつけてみると思いのほか使い勝手がよくない。
カイザーの、洗濯バサミのような各種突起で左手が窮屈になるのであります。
もちろんウクレレ用を使えば出っ張りは小さくなる可能性はありますが、ハメるときに握る部分やネックの裏側の部分などの出っ張りはそれなりにある。
ウクレレはただでさえ左手が窮屈なので、できれば突起類のない、小型のカポがいいように思う。
いろいろ検討した結果、G7thのウルトラライトカポを購入しました。
買ってみた。
カポをネジで固定するという、私の大嫌いな様式のものですが、突起がほとんどないのが魅力です。カポを装着しても、左手の違和感が圧倒的に少ない。突起が無く左手のフォームに影響を与えないというだけで、じゅうぶんに合格点をつけられる逸品であります。しかも軽い。
写りが悪くて申し訳ない!ねじ止め式なのがおわかりいただけるであろうか
短所は私の嫌いなネジ留め式(脱着に両手が必要)であること、つかわないときにヘッドに留めておくことができないこと、などでしょうか。
1,540円とけっこうな値段しましたがウクレレ用カポとしては有能なほうだと思います。
#167
2019年8月7日(水)
「カード払いしたウクレレの金策を練る」
アイバニーズのコンサートウクレレ、UEW12Eをカード払いにて購入したため、来るべきカード引き落とし日に備えて口座にお金を準備しておくことにしましょう。
いろいろ考えた末、手持ちのギターの一部を買い取ってもらうことにしました。
いま手元にはギターの類が9本あります。6畳間に9本のギター、というおそるべき状況であります。
(1)フラメンコギター(スペイン製)
(2)フラメンコギター(ヤマハ)
(3)クラシックギター改造エレガット(ヤマハ)
(4)ソリッドエレガット(エピフォン)
(5)ドレッドノート(モーリス)
(6)12弦アコースティック(ジェームズ)
(7)エレキギター・レスポールタイプ(アイバニーズ)
(8)エレキギター・ディンキータイプ(アリアプロ)
(9)エレキベース(フェルナンデス)
スペイン製のフラメンコギター以外は正直、みな安物であります。換金するならスペイン製ギターを売り払うのが一番効果的なのですが、そうすると私のアイデンティティが完全に崩壊するので今回はそれ以外の安ギターを処分し、小銭を稼ぎます。
本数を減らすことで部屋を片付けるというのも今回の目標です。
消去法、というのをやろうとうすると「どれも個性があって、消せない」という状況に陥るので、現時点で本当に必要なものを残します。
まずは(1)と(2)のフラメンコギターは私のメイン楽器なので問答無用で残します。となると、(3)のエレガットは売っちゃってもいいかな。
(4)のソリッドエレガットも、ものすごく貴重な品なのですが、事実ライブで使ったことは一度もない。おそらく今後も出番はないので、おもいきって処分します。
(5)のドレッドノートは、中学の時に買ってもらった思い出の品であり(厳密に言うとお兄ちゃんが買ってもらったギターを私が借りパクした)、私の原点なので、とっておきます。
(6)の12弦アコースティックギターについては、のどかストリート時代の代表的機材であり、これまた貴重な品であり、去年のクリスマスパーティなどでも使ったものではあるのですが、それなりの値段で売れるのではないかという期待とともに売却を決意。
(7)のエレキ(レスポールタイプ)は私のメインエレキなのでとっておきます。かわりに(8)のアリアプロは処分しよう。
(9)のエレキベースももうちょっと様子を見て保有しよう。ベースギターのない人生は暗いぞ。
ということで、結論が出ました。
(3)クラシックギター改造エレガット(ヤマハ)
(4)ソリッドエレガット(エピフォン)
(6)12弦アコースティック(ジェームズ)
(8)エレキギター・ディンキータイプ(アリアプロ)
の4本を、問答無用で売却します。いろいろ考えると未練がすごいので、もう心を鬼にして売るのです。どうしても必要な5本を手元に残すわけですから、不満は無いはずだ。
私は腰痛の薬(ロキソニン)をのみ、4本のギターを両肩にかついで駅へと向かいました。お、重たい。傍から見たらもはや奇人変人のたぐいです。キニシナイ。まっすぐ御茶ノ水を目指します。
楽器屋さんに突入し、買取をお願いする。査定の間、ぼんやりとアコースティックギターを見て過ごしました。ひところマーチンのD-18なんていうのが欲しくてならない時期があったが、今はまったく興味が無い。
そうこうしているうちに査定の結果が出ました。私の青春の記念が、たったこれだけかよ・・・と泣きたくなる金額ではありましたが、とりあえず買ったウクレレの支払いには助かる感じなのでヨシとしよう。書類に記入して現金を受け取りました。
私の青春のギターたちよ、いざ、さらば!!
その後は管楽器売り場に行き、ヴェノーヴァのリードを購入しました。
店を出るとギターを4本かついできた疲れがドッと出てきたように感じました。ちょっと寂しいような気もした。もう帰ろう、と思いました。身軽になった私はお茶の水を後にしました。
帰宅してみると、ギターの本数が約半分となりホンのちょっとだけすっきりした部屋が待っていました。私はなんだかしっとりと寂しくなって、ぬいぐるみで遊びました。
なんか終活っぽいな。と思いました。死ぬ前の身辺整理みたいな。数年後にはエレキギターとエレキベースを処分することになるだろう。アンプやエフェクターも処分するだろう。65歳をすぎたらエレキ楽器はヤメようと思っているのだ。フラメンコギター2本とドレッドノート1本を残して、あとのギターはぜんぶ処分するつもりでいます。
そう、ギターもウクレレも天国には持っていけないのだよ。
#168
2019年8月8日(木)
「12弦ギターのスペア弦を売却」
12弦ギターというのは、まあその名からわかるように、弦交換が面倒くさいのであります。通常のギターなら6本交換すれば済むところを、倍の12本も交換しなければならないからです。
ということで長持ちするエリクサーのコーティング弦を愛用していました。
このたび12弦ギターを手放したわけですが、家にはスペアの弦が1セットありました。これは持っていても仕方がない。売ろう。
ちなみにエリクサーのアコースティック12弦ギター用コーティング弦は新品を買おうとすると1セットで2,300円ぐらいする。けっこうな値段であります。
ということでネットフリマにおおよそ1,000円引きで出品。あっという間に買い手がつきました。手数料、送料等を差し引いても1,200円が手元に入る感じです。それを元手にしてウクレレの関連用品を買えばいいよね。
そういえば私の音楽人生の原点であるアコースティックギター(ドレッドノート)は弦交換すらしないで放置中。本当は適度に弾いてやらないと音が悪くなるのだよなあ。こんどエリクサー弦を買って張り直して、ちょっと弾くようにしようかな。
#169
2019年8月9日(金)
「エリクサーの12弦セットの売り上げでウクレレケースを購入」
エリクサーの弦(アコースティック12弦用)がネットフリマで売れて、その売上金が1,200円になったので、それを元手にしてウクレレ用ケースを購入しました。
アラモアナのウクレレ用にリュックタイプのケースが欲しいと思ったのです。
ちなみにアラモアナに付属していたソフトケースはワンショルダータイプで、いかにも肩から滑らせて床に落としそうなタイプであります。ギターを片方の肩で担いで六本木駅でおっことした悪夢がよみがえります。このケースは自宅保管時に使うとして、持ち歩くときはちゃんと両肩で背負えるリュックタイプがいいと思う。
折よく、リュックタイプのケースで黄色と黒(私の乗っていたオートバイと同じ配色)のものがみつかったので、これを買ってしまいました。1,500えん。弦の売上金をまるごと使ったのと、プレゼントされた50ポイントが使えたので実際の支払金額は250円であります。
リュックタイプのウクレレ用ソフトケースであります
ウクレレも入れられる黄色と黒の薄手のリュックが250円で買えたと思えば、いいかんじであります。
#170
2019年8月10日(土)
「モモンガ母から届いたもの」
8月9日金曜日。通院から帰ると、郵便受になにやら大きな封筒が。手にとってみると、モモンガ母からであります。何事かと思って急いであけてみると、週刊ベースボール(2019/8/12)が出てきました。熱いな!!モモンガ母。
2019横浜DeNAベイスターズ特集。もう表紙から熱いZE!!
なおモモンガの家系は一族郎党そろって横浜ファンでありますから、今年は親戚縁者一同、いつも以上に応援に燃えているのであります。
ちなみに私は我慢できずに三嶋一輝投手のレプリカユニフォームを購入しちゃいました(えへ)。これからは背番号17のユニフォームを着てアリクイのぬいぐるみを両手に掲げて応援するのだ。ペナントレース終了まで駆け抜けろ!!がんばれ熱き星たちよ。燃える闘志はわれらの誇り。優勝めざしてGO GO BAYSTARS!!
#171
2019年8月12日(月)
「ウクレレ体験レッスンに申し込んだ」
ヴェノーヴァレッスンの待ち時間、受付脇においてあるチラシをぼんやりとながめていると、気になるものがありました。
体験レッスンのチラシ?
スペシャルサマーレッスン2019
バイオリン体験レッスン
ウクレレ体験レッスン
ん?ウクレレ体験レッスン・・・ですか?
なんでも3回レッスンで6,480円(税込)で、子供から大人までどなたでもOK、とうたっているのだ。これはずいぶんオトクな企画ではないか。
世が世ならバイオリンレッスンでもよいのだが、もうこの歳になってしまってはバイオリンは手遅れであろう。っていうか、そもそも、もはやバイオリンには憧れさえ無い。やってみたいという気はしないのであります。
しかしウクレレのレッスンとなると話は別であります。今の私にとって一番ホットな楽器がウクレレであることは、モモ通読者なら察していただけるであろう。ここ数回はずっとウクレレネタを書いているのであります。そして私はウクレレを買い、フラメンコギターの奏法で鳴らしているわけですが
ウクレレの基本を全く知らない
という、真実は揺るがないのであります。ここで体験レッスンを受けてウクレレの基本(構えとかストロークの奏法とか)を3回にわたって教わるというのは、いいチャンスではないのか。
かくしてヴェノーヴァのレッスンのあと、受付に行き「ウクレレの体験レッスンに申し込みたいのですが」と申し出たのであります。まだ応募可能であるならば、ぜひとも参加したい。さいわい今も生徒募集中とのことで、そのまま申し込み手続きに突入しました。
さて。この体験レッスンというのは、教室の側からすれば「興味をもってもらって、出来ればその後もレッスンを続けてもらう」ことに主眼を置いているだろうというのは容易に想像がつくわけであります。3回6,480円という戦略的な価格は、そのあとで本クラスに申し込んでもらうことが「前提」なはずであります。
じっさい私も「ヴェノーヴァ3回コース」というのを受講し、当初は3回で終わりにするはずだったものが、本クラスに申し込んで今日に至っているのであります。どんな楽器であろうとも、たかだか3回のレッスンで極められるものではないのだ。
しかし私はすでにギターとフラメンコの唄とヴェノーヴァのレッスンに通っており、これ以上教室に通うのはどうやっても無理でありますから、ウクレレについては夏の体験レッスンのみで終わりにしようと思うのです。
だから逆に言うと、3回のレッスンで吸収できることはすべて吸収しようという、許しがたいほど貪欲な生徒として参加する予定です。許されるのであろうか・・・でももう申し込んじゃったもんね。3回のレッスンを存分に活用させてもらいます。
#172
2019年8月14日(水)
「ウクレレの体験レッスンにいってきた」
この夏のスペシャルレッスンということで、ウクレレの体験レッスン(全3回)に申込をしました。
さっそくアイバニーズのコンサートウクレレをひっさげて、初回のお稽古にいってきました。
結論からいうと「ウクレレ超楽しい!!最高ぅ」であります。
講師は若い男性でありまして、いわゆるハワイアン系・ウクレレおばちゃん(←わかります?このイメージ)を覚悟していた私はいささか拍子抜けしました。なんていうか、想定していたよりも普通の音楽教室っぽいぞ!!
レッスンを受けるにあたり、フラメンコ歌手をしていること、ギターの経験があること、JASRACの関係者ではないことを正直に告白しました。
先生はウクレレ以外にはギターのレッスンも担当されているとの事でした。
まずKey Cの3コード(C、F、G7)をおそわってストロークの練習。先生から「弾けますねえ」と言われていい気になるわたくし。
これにAmをくわえて「スタンド・バイ・ミー」を弾いたり「ルージュの伝言」を弾いたりしてたのしみました。私がバッキングしていると先生がメロディを入れてくる。私もヴォーカルを挿入。楽しいのう、楽しいのう、と遊んでいるうちにあっという間にレッスン時間終了となりました。
ふだんフラメンコという「ちょっと難解な音楽」にどっぷり浸かっていることもあり、普通のポップ・ミュージックをやるとホッとしますね。リラックスして、心の底から楽しめる。
私としてはいわゆる人差し指ストロークを習うことができたのが収穫でした。いかにもハワイアン奏法というかんじで、トロピカルでやさしい音色が出せますね。
いいじゃないですか!ウクレレ。次のレッスンも楽しみであります。
#173
2019年8月16日(金)
「横浜DeNAベイスターズ三嶋一輝投手のユニフォームを入手」
ついに買ってしまいました。我らが横浜DeNAベイスターズの中継ぎ投手陣の柱、背番号17!!私のヒーロー、三嶋一輝投手のレプリカユニフォームであります。
袖を通して最高の気分を味わっています。
まずもって野球の花形といえば先発投手でありましょう。試合開始から試合をくみたててゆく投手というのはかっこいいものです。私も横浜DeNAベイスターズの今永昇太投手やM口遥大投手には大声援をおくっております。
先発投手が長いイニングを投げてくれると嬉しいわけですが、じっさいの試合展開によってはそういう訳にもいかず、ピッチャーがバトンタッチする、継投策がとられることが多々あります。
ここで活躍するのが中継ぎ投手です。優位にすすめている試合を壊さないよう、あるいは互角の試合を勝ちパターンにもってゆくよう、大胆かつ冷静に継投しなければならない。失敗が許されないという、責任重大な役割をになっているのです。
各球団には素晴らしい中継ぎ投手が大勢いるわけですが、我らが横浜DeNAベイスターズといえば、マウンドの貴公子、三嶋一輝投手であります。
プロ野球選手としては決して大柄とは言えない身体から投げ込む時速150km級の速球を武器に、変化球もおりまぜて打者を打ち取るさまはまさに「必勝の宝石」でありまして、その姿に私は心を奪われてしまったのであります。ハンサムで美しい投球フォームから繰り出す剛速球で強打者をつぎつぎと打ち取る、中継ぎ投手の柱を担うとかかっこよすぎる。まさに虜であります。
むろん三嶋一輝投手は結婚されていてプライベートでは家庭を大事にしている話もきいていますから、カトリック教徒の私としては「アイシテル!!」とは言えないのですが、それはそれ。プロの野球選手として全力で応援したくなったのであります。
で、私は生涯初でレプリカユニフォームを入手したわけです。いいねコレ。ひとたび袖を通してみれば、家で野球中継をたのしみながらでも、盛り上がり感がハンパない。もちろんスタジアムに行ければ一番いいのでしょうけど、なかなかどうして、家で「さきいか」を食べながらラジオで中継を聴きつつ応援していても、充分にシアワセな気分を味わえます。
そして試合展開によっては本当に三嶋投手が登板し、文字通り渾身のピッチングで相手打線を三者凡退にうちとってくれたりしようものなら、天にも昇る気持ちになります。
ユニフォーム、キター!!
やばい超かっこいい。ハマスタ行きたい!!
ビジターの青ストライプのユニフォームも入手したよん!!
マジかっけー!!三嶋投手がんばれー超がんばれー!!
ひいきのチーム、好きな選手のレプリカユニフォームを着るのがこれほど嬉しいものだとは思いませんでした。よくサッカー日本代表のユニフォームを着てる人とか見かけては「ああ、よっぽど好きなんだろうなあ」とか他人事のように思ったりしましたが、実際に自分がやってみるとそのヨロコビは段違いでありました。ちょっと世界は違うけどジャニーズのファンとかアイドルのおっかけとか、そういうのも「実際にやると楽しい」のだろうな、と思いました。
これはもう「人生がつまらん」とか言ってる場合ではないわ。ひいきの選手がひとりいるだけで人生がこんなにも楽しくなるなんて。レプリカユニフォームの威力は絶大であったよ。私は三嶋投手のおかげで人生の虚しさの淵から救われたようなものだ。
ということで、今日の結論。好きな選手のレプリカユニフォーム、マジおすすめ。だまされたとおもって、絶対に着るべし。晴れやかな気分と充実した時間があなたを待っています。これ本当。超最高。
#174
2019年8月18日(日)
「腕時計の電池交換」
先週のことですが、ふだん使っているカシオの腕時計の電池が切れて止まってしまいました。
ヨドバシで電池交換をお願いすると工賃・電池代込で1,400円であります。時計用の電池なんて高い物でも200円程度でありますから、一番いいのはスペアの電池を買ってきて自分で交換することであります。
しかし自分でやるとボタン電池のゴミが出ますし、何よりも細かい作業なのが面倒くさい。
以前の私は腕時計の電池交換だのベルトの長さ調整ぐらいは楽勝!!とばかりに、自分でやるのを半分趣味にしていたのですが、もはや老眼がすすみルーペなしでは作業もできない身になってみると、自分で電池交換するのを大層おっくうに感じたため、ヨドバシカメラに行き交換してもらいました。折しももうひとつのメイン腕時計(カシオ)も止まってしまっていたので、2個まとめてヨドバシにお願いした次第。計2,800円。文字通り、「金で解決」ってやつですよ。
しかし今日になってもう一個の腕時計(タイメックス)が止まっているのに気づきました。マジかよ・・・
安物の王者TIMEX、かつてはたくさん集めて楽しんでいたよ
私はゴールドのアクセサリーが好きなので、このイエローゴールドのタイメックスの腕時計はときどき出番があるのです。かなりの馬鹿時計で「文字盤が見づらい」「日付表示が16日だか18日だか判別不能」「カレンダーがお馬鹿で放っておくと『35日』とか表示したりする」という、ロクでもないシロモノ(何しろタイメックスの安物ですからね)なのですが、ゴールドの腕時計はこれ一本しかないという理由で所持しているのであります。
結論からいうと、タイメックスをヨドバシに持ち込んで電池交換でまた1,400円をとられるのが馬鹿らしくなったため、今回は電池を自分で交換することにしました。
まずは裏蓋をあけて電池の型番チェック。腕時計の裏蓋をあける道具(工具)を持っている時点で、私が普通の女ではないことがわかる。かつては自他ともに認める腕時計マニア「ノドカ時計店」でしたからね。
電池の型番をチェックだっ
ボタン電池の型番がCR1216と判明したので、通院のついでにヨドバシに立ち寄りマクセル製のものを購入。わずか121円ですのよセニョール。
マクセル製の電池CR1216(121円)
つづいてピンセットで電池を抜きます。そして新しい電池を挿入する。デジタル時計なんかだと電池交換直後にいったん回路をショートさせたりする必要がある場合がありますが、この単純なアナログ時計はそういう面倒は無し。電池を入れ替えた途端、元気に動き出しました。
ピンセットが役に立つ
最後に腕時計の裏蓋を、専用の工具をつかって圧入する。
腕時計の裏蓋をハメるための専用工具!
こういう道具を当たり前に持っているところが私のワケわからないところである。嫁の貰い手が見つからないのも当然であろう。ちょっと不鮮明だけど無事に裏蓋がハマりました。
無事に裏蓋が圧着されました(素手ではつけられません。工具必須!)
ということで作業は10分ほどで終了。目がちぎれそうだZE。疲れた・・・
私の腕時計コレクション2019
私がTPOで使い分けている腕時計たち。一番右のデカいのが変態的に見やすいほかは、文字盤がどれも見にくい時計ばかりなのはナンなんだ。あとは普段使いの樹脂製のカシオの時計と、レコーディング等の作業で主にストップウオッチとして使ってるメンズのデジアナ時計があります。
ということで、今日は腕時計の電池交換について書いてみました。
#175
2019年8月21日(水)
「9月発売の『アルトヴェノーヴァ』を吹いてみた」
ヤマハのカジュアル管楽器「ヴェノーヴァ」 は現在の私がメインで取り組んでいる楽器でありまして、これまでも幾度かモモ通にネタを投入してきました。
その「ヴェノーヴァ」の追加モデル、アルト版「アルトヴェノーヴァYVS-120」の発売が9月12日発売日と決まったそうです。
アルトヴェノーヴァYVS-120(ヤマハ公式サイト)
写真は上記公式サイトのものをお借りしています
この「アルトヴェノーヴァ」をひと足はやく、私も吹かせてもらいました。有難いです!!
まず手に取った感じは「デカい、重い」というのが第一印象です。比較対象が吹き慣れたソプラノヴェノーヴァですから当然であります。
鳴らすにはそれなりの息の量が必要でありますが、音は出しやすいと感じました。
そして、肝心の音に関しては想像以上に低く迫力のある低音が出ました。非常に落ち着いた音色で、ソプラノが「音の繊細さ」を持つのに対してアルトは「音のふくよかさ、豊かさ」を感じさせるものとなっています。これは実にいい。JAZZYな曲には音色的にはこっちのほうが合いそうです。
ためしに"You'd be so nice to come home to"を吹かせてもらいました。私はアルトサックスの経験はありませんが、音の雰囲気が似ています。プラスチック楽器でこんな音が出せるなんてすばらしいではないか!!何よりも、吹いていて実に気持ちいいのが最高です。
楽器としての「底力」はソプラノヴェノーヴァよりアルトヴェノーヴァにあるな、というようなことを思いました。良くも悪くもソプラノは「軽い」のです。重厚感のあるアルトを一度経験してしまうと、こっちのほうが楽器として魅力的だな、と思ってしまう。吹き終えた後、その場で注文しました(笑)。発売前の楽器を注文するなんて人生で初めてだよ。カメラでさえそんな買い物はしたことがなかったのに。
さて。今後の使い分けが悩ましいな。楽曲によってソプラノとアルトを使い分けるか。ギターやウクレレに合わせるにはソプラノの方が楽なのかな。他方、アルトはソロでJAZZのナンバーを吹くのに向くかもしれない。やばい夢がひろがるー。
また1年後とかには限定色でイエローとか出るかな?ちょっと期待しよう。
#176
2019年8月26日(月)
「DAISOで買った『足らくらくパット』のはなし」
私はひどい腰痛持ちということもあり、ここ数年はほとんどハイヒールをはきません。そういう意味では「外反母趾」とは言えないと思うのですが、どういうわけか右足親指の付け根が出っ張ってきて、痛いのです。横に出っ張った関節を、指で押すと痛い。
そんな私が、DAISOでこんなものを買ってきました。人呼んで「足らくらくパット」DAZE。
英語名は"Pedicure Pad"ということで、なるほどペディキュア塗りに便利なグッズなのだな
写真でもわかるように、足の指の間にはさんで指をじゃんけんの「パー」のようにひろげるスポンジ状のグッズであります。
ぐ〜んと開いて気持ちイイ
などと書いてありますが、本当だろうか。そもそも手のひらをパーにしたって気持ちよくもなんともないのだから、信ぴょう性がない。こんなものは事実上何の役にも立たないだろうと思いつつ、半分シャレで買ってみました。税込108円ですからね。失敗したとしても懐のダメージはちいさい。
さっそく持ち帰って、家で足の指にはめてみたのですよ。
結論。なかなかいいですぞコレは。たしかに気持ちいい。足の指って靴をはいたりして「5本そろえて寄せる」のが当たり前の状態ですから、たしかに広げると独特のリラックスが得られるというのが実感できました。どうせ何の役にも立たないだろう、とあなどっていたのを反省した次第。
家でリラックスする時間には着けた状態で過ごしています。これは・・・良い物だ。
ただし出っ張った骨の部分は変わりません。相変わらず痛いままです(涙)。整形外科に行くべきだろうか。
#177
2019年8月29日(木)
「エスカレーターで歩くのは、勘弁してほしい」
2019年6月30日(日)のモモ通で書きましたネタ「都営交通の桃太郎に期待」 の続きであります。
東京都交通局のマナー啓発ポスターで、桃太郎と従者たちが鬼ヶ島をめざすシリーズの第2弾が発表されました。都営で鬼ヶ島 2話 鬼ヶ島への道中ということで
「ゆっくり行こう」
というタイトルのもと、エスカレーターで手すりにつかまることを訴えています。大事なポイントは、いまや一般化した「片側を急ぐ人のためにあける」という作法を否定して両側とも立ち止まるように伝えていることであります。
みんな、ちゃんと手すりにつかまっている
桃太郎に手をつながれた犬は、桃太郎の横に立っていますし、左手を怪我しているアニキも安心して右側に立ち、自由のきく右手で手すりにつかまっています。
これ、大事。
私は腰を悪くした影響で左脚の動きがイマイチということもあり、かつては杖をつかっていました。だから「片側を急ぐ人のためにあける」という作法には反対だったのだ。エスカレーターはそれ自体が移動の装置であって、急ぐ人の加速装置として使うのは間違っていると思う。自分の脚で歩いてペースを守りたい人は階段を使えばいいのだ。
一日も早く、エスカレーターではきちんと立ち止まって(左右どちらに立とうとも)許される乗り方が当たり前になってほしいものであります。
#178
2019年9月1日(日)
「ヤマハの(サックス用)リードケース購入」
ソプラノヴェノーヴァで使用するリードは、ソプラノサックスと共通であります。これまでリードの運搬に関しては、ヴァンドーレンのリードを買うと新品のリードが収納されているプラスチック製のスリーブ状のケースを使ってきました。
しかしそれだと2枚3枚と持ち歩こうとするとバラけてしまい携行時のウザさが倍増しますので、やはりきちんとしたリード収納ケースを買うことにしました。
買ったのはこれ。
その名もずばり、REED CASE!!
YAMAHA RCPSAXDB
希望小売価格: 2,400 円(税抜)
蓋をあけるとこんなかんじ。(画像は公式サイトよりお借りしています)
リードを計10枚収納できます。
これだとリードを計10枚、整然と収納して持ち運ぶことができます。私はNo.1〜5のポケットにソプラノヴェノーヴァ用リードを、そしてNo.6〜10のポケットにアルトヴェノーヴァ用のリードを入れておくことにしました。うむ、非常によいあんばいです。
唯一の欠点は、プラスチック製のこんなケースが2,400円もするということでしょうか。お高いですわね、お姉さま。
#179
2019年9月5日(木)
「人をぶっちゃダメなんだよ。」
鉄道事業者共同でPR「暴力行為防止ポスター『人をぶっちゃダメなんだよ。』」
7月12日(金)から各事業者の駅構内、列車内に掲出します!
人をぶっちゃダメなんだよ。
日本人のモラルもここまで落ちたか、という感じです。なんかですねえ。こんなポスターが張られるほどに暴力事件が多いというのが悲しいのでありますよ、私としては。
理由はなんであれ暴力行為が苦手な私としては「内容には全面的に同意」でありますが、こんな「子供に言って聞かせるようなポスター」が登場するとさすがに悲しくなります。どんだけ暴力事件が多いんだよ・・・
要するに暴力事件を起こす輩は片っ端からタイーホでいいのですよ。甘やかしてはいけない。逮捕し、断罪し、厳罰に処すのが一番です。
そもそも日本の法律って基本的に「やられた方が損をする」というか、加害者の人権保護(?)が極端で、すべてにおいて刑罰が甘いのが気になります。鉄道の暴力事件ではありませんが、2019年4月19日に発生した東池袋自動車暴走死傷事故を起こした加害者(テレビなどの報道では容疑者ではなく、元院長などという表現にとどまっている)は逮捕すらされていない。被害者の人権が守られない国、ニッポンであります。
そもそも駅での暴力事件なんかは酒に酔ったアホが起こすケースもあるでしょう。私は「泥酔者とサービス残業に甘い日本」が嫌いです。酔っ払いなんて二言目には「覚えていない」とか言うし。酒をのんで起こした犯罪こそ厳罰に処し、他人に危害を加えて「覚えていない」と発言した奴はそれだけで無期懲役にしてもいいぐらいだと思うよ。記憶が無くなるまで呑むんじゃないよ、この馬鹿チンが。
暴力事件がない社会を強く待ち望み、そしてどんなに些細であっても暴力を起こした人間は厳罰に処してほしいと切に願うわたくしであった。
#180
2019年9月10日(火)
「DAISOで買い直した『足ゆびパッド ジェルタイプ』について」
2019年8月26日のモモ通「DAISOで買った『足らくらくパット』のはなし」 は記憶に新しいのですが、ウレタン素材の足指パッドは耐久性がいまいちで、10日ほどでチギれてしまいました。
足ゆびパッドというのは、足の指の間にはさんで指をじゃんけんの「パー」のようにひろげるリラックス・グッズであります。
そこで再びDAISOに行き、こんどはジェルタイプというのを買ってきました。ゴム的な素材という事で従来のスポンジ状の素材よりも耐久性があるのではないか的な期待を寄せての選択であります。
こんどはスポンジではなくジェルタイプです!
開封してみると小さい子供が喜んで口に入れてしまうような、グミをおもわせるジェル状のグッズでありまして、これなら耐久性も高そうだと思わせる感じであります。足の指に装着してみると指も気持ちよく開くので、使用感に不満はありません。
難点は独特のベトベト感がありホコリを吸い寄せそうなところでしょうか。
私はペディキュアを塗る習慣はありませんが、シンプルなリラックス・グッズとしてこれから愛用してゆこうと思います。
#181
2019年9月12日(木)
「クリアファイルはコクヨの『ノビータαシリーズ』が素晴らしい」
クリアファイルというのか、クリアポケットというのか、要するにプラスチックの表紙に透明の袋状のページがついていて、印刷物を差し込むと冊子ができる、というものがありますね。
ここでは便宜上「クリアファイル」と呼ぶことにします。ちなみに片側が開くプラスチックの書類入れは「クリアフォルダー」と呼んでいます。
さて。今日のテーマはクリアファイルであります。
んなモン、100円ショップで売ってるので充分!!という人もいるであろう。ですが私は
100円ショップのクリアファイルは、気持ちよく開かない(プラスチックの表紙が閉じようとする力が強すぎて、開きっぱなしにしづらい)という点で、嫌いなのです。
たとえば譜面台の上に置いて100円ショップのクリアファイルを開くと、閉じそうになるのでページ押さえをしっかりセットしないといけない。そうすると、スムーズにめくる動作がやりにくい。
その点、キングジムとかコクヨとかのクリアファイルはよくできていて、表紙を閉じる時はちゃんと閉じるし、開けばそのままの状態が当たり前になるので、心地よく使えます。譜面台に置くだけで「パタン」と開くので、ページ押さえをする必要がありません。これはもう、実に快適な事でありまして、そのためなら少しぐらいお金を出してもいいZEという気分になるのであります。
そんな私が最近惚れ込んだのが、コクヨのクリヤーブック(←コクヨによる正式名称)、ノビータαシリーズです。とりあえず公式サイトのリンクを張るので、文房具好きの人はぜひチェックしていただきたい。
ファイル単位の追加・入れ替えができるクリヤーブック!
コクヨ NOViTA α(アルファ)シリーズ
VIDEO
何がヨイかといえば、
・単体としては超薄型ファイルである(軽量で使いやすい)
・その超薄型ファイルを必要に応じて一冊のブックにできる
という、システマチックな設計であります。
実に素晴らしいクリアファイルです
私は
・黄色の24ページファイルに、ソプラノヴェノーヴァの楽譜を収納
・緑色の24ページファイルに、アルトヴェノーヴァの楽譜を収納
・透明の12ページファイルに、フラメンコライブのMC原稿を収納
などというふうにして、ふだんは必要なものを持ち歩き、家では一冊のブックにして保管するということをしているのです。なんといっても超薄型のファイルαが実に使いやすい。軽いので荷物にならないし、ページはちゃんとパタンと開いてくれるし、とにかくケチのつけようがない。これが210円(12ページ)、280円(24ページ)というのだから、100円ショップのクリアファイルなんて使っている場合ではないのだ。
以上、私の最近の超お気に入りクリアファイルの紹介でした。
#182
2019年9月18日(水)
「バクダヨー今夜も有難う」
うちにはオオアリクイのアンちゃんという、とても大きなぬいぐるみがあります。尻尾を入れない体長が40センチくらい。ふわふわの尻尾がついていてとてもかわいいのです。
これは株式会社栄商というメーカーが出している「ムニュマム」と呼ばれる動物のぬいぐるみシリーズのひとつでして、各種サイズがあるなかで一番大きいタイプのものです。
これと同じムニュマムの、マレーバクを購入しました。
ご存じのとおり私は「アリクイ好き」でありまして、オオアリクイ、コアリクイ、ヒメアリクイを愛する人間であって、バクはもともと守備範囲外であります。
しかし世の中的には「アリクイとバクは似ている」という認識が一部であるらしく、「顔の長い動物仲間」として同じレベルで扱われることもあるという悲劇があります。
私自身はバクなんざぁこれっぽっちも興味はないZE、というスタンスでいたのですがネットでムニュマムのマレーバク(サイズ大)を見たらすっかり魂を奪われてしまった次第です。アリクイのアンちゃんをさらにおとぼけ仕様にしたような独特の雰囲気があり、ぜひ抱いてみたいと思ったのであります。
我慢できずにポチりました。後日、すさまじくデカいマレーバクが家にやってきました。
左がマレーバクのバクダヨーさん、右がオオアリクイのアンちゃん
そもそもマレーバクのあのパトカーみたいなツートーンカラーが笑えるのであります。何、前半・後半で分けてんだよ!!とつっこみたくなります。いちおう自然界では保護色らしいのですが何しろ単純な塗り分けが大いにウケる。
私は「バクだよー」とか言いながら遊んでいたのでそのまま名前が「バクダヨーさん」に決まりました。以前、初音ミクの着ぐるみで「ミクダヨーさん」というのがあったので、それに倣ったのです。
バクダヨーさんは柔らかくて抱き心地がとても良く、また顔がオトボケでかわいいので枕元の友になりました。
さて。毎日毎晩「バクダヨー」と歌いながら遊んでいた訳ですが、そのメロディが、こともあろうに石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」の冒頭と完全に一致してしまい
「バクダヨー今夜も有難う」
という替え歌が完成し、私は毎晩のようにそのフレーズ部分ばかりを口ずさんで暮らすようになってしまったのであります。
ふざけていないで元歌をちゃんと歌おう、と思ってiTunesの音楽ライブラリに入れてある石原裕次郎のCDをじっくり聴いてみました。
さすが低音の魅力、裕次郎の唄のキーはBフラットであります。さいきんのアーティストはカン高い声を張り上げる男性ボーカルがあまりにも多くてウンザリしているので、裕次郎の歌声には最大の癒しがあります。作詞作曲は浜口庫之助。
これが、いいのよ。
歌詞とコードを載せたいのですが邪巣楽苦がとんできますのでそういう訳にはいきません。ぜひモモンガウォッチャーの皆様はおのおの、歌詞をググるなり元歌を聴くなりして「夜霧よ今夜も有難う」を味わっていただきたい。
切ない恋の思い出とともにその詞の世界がしみじみと胸にしみる訳であります。
ウクレレは1カポをハメてAのキーで歌うのがちょうどよい感じです。裕次郎の音源にあわせてウクレレで弾き語っているともうすさまじい心地よさであります。
ああ、
バクダヨー今夜も有難う。
#183
2019年9月22日(日)
「甘美なる自分への敗北・・・また、たばこに火を入れたハナシ」
はじめにことわっておくと今日はたばこの話です。嫌煙ファシストの方は読まない方が心の健康のためにいいと思います。
さて。2019年9月21日。プロ野球、セ・リーグの大一番というべき試合がありました。我らが横浜DeNAベイスターズ対巨人。宿敵・巨人はマジック2が点灯しており、2位の横浜にきょう勝てば優勝であります。われわれとしてはなんとしてでもハマスタでの胴上げは阻止したい。
まさに死力を尽くした闘いが行われました。
芯だけ話すと、延長戦に突入して私の応援しているピッチャー、三嶋一輝投手がもののみごとに打たれてしまい敗北。
カズキさん何やっちゃってんだよ・・・
私は原監督の胴上げを涙で見やったのであります。敗戦投手、三嶋一輝。なんという屈辱、なんというかなしみ。
また、ラグビーワールドカップの予選では私の応援する南アフリカがニュージーランドに敗れ、大相撲では竜電が貴景勝に敗れてしまいました。まさに敗北の味ばかりをかみしめる一日でありました。
そういう次第ですが、その程度でヤケクソになるような私ではありません。ひいきの選手、ひいきのチーム、ひいきの力士が敗れたぐらいで発狂していたら身が持たない。
しかし何かがプツリと切れた感はありました。
ということでその翌日の日曜日「気分を変えよう」というわけでもないのですが、久しぶりにたばこでも吸うかな的な思いがふとよぎりました。
私は昨年11月、ヴェノーヴァをはじめたのを機にたばこをやめているのですが、何しろそれまでは主にパイプたばこを楽しんでいた愛煙家であります。たばこは嫌いになったからヤメたのではない。だから、吸いたいなーという気持ちはいっこうになくならない。よく「3ヶ月もたつと吸いたいという気持ちすら無くなる」とか言うけど、たばこ好きに言わせてもらうとそんなのは嘘だよ。3ヶ月たとうが、1年たとうが、吸いたいものは吸いたいのです。
いつも行っているスーパーマーケットの中にたばこの自販機があり、以前はそれで買っていたので今回もスーパーに寄ったツイデに買おうと思っていました。そしたら自販機が撤去されていてガビーン。
しかたなく駅前のコンビニにゆく。ハイライト450円。すさまじい値上がりだな(去年の時点では420円だった)。
そして、灰皿もすでに処分した後なので欠けた器を灰皿にして、さっそく部屋で一服つけました。まさに自分に負けた瞬間であります。
ハイライトの豊かな味と香りが口の中いっぱいにひろがりました。ああ、至福。また天国を先取りしてしまったよ。
スッパスッパとやりながら、やっぱたまりませんな!とか脳内絶叫していたのであります。さすが合法麻薬の魅力ドバドバ。こんな美味なものを知らないとか非喫煙者は馬鹿だな!!とか、もう言いたい放題(※脳内)であります。おいしくて、きもちよくて、気分もイイ。
パイプ・コレクションを処分したのは失敗だったかな・・・(←すでに自分に負けまくっている発想)
冷静に考えると毎日ひと箱なんていうペースで吸っていたらお金があっという間になくなってしまうから、とりあえず、ヴェノーヴァの練習をしない土日だけ吸うことにしたヨ。謎のマイルール(笑)。今週もいい一週間だった、と一息ついて日曜日にたばこを吸うぐらいなら神様もゆるしてくださるであろう。
なんかひさしぶりに自分の駄目さ加減を味わいつつ、ひそやかに吸うハイライトはじぶにふくよかで甘美なのであった。うめぇ〜。
#184
2019年9月23日(月)
「敬老のお祝い会ライブが無事終了」
9月15日、目黒区にあるサレジオ教会での敬老のお祝い会・フラメンコライブが無事に終了しました。
やりとげてぐっすり眠るの図
どんなにがんばっても百点満点のライブというのはありませんが、今回はお客様から好評をいただくことができ、自己採点的にはまあ65点ぐらいでしょうか。
基本的には「お客様に楽しんでもらえたかどうか」が一番重要であって、これを達成したなら60点はつけてもよいのだろうというのが持論です。ライブのあとでお客様からの反応やいただくことばで、どれぐらい満足していただけたかはわかります。特に相手が人生の先輩方である場合
・プログラム(セットリスト)は適切な選曲か
・時間は長すぎないか
・失礼な、あるいは場違いなおしゃべりで不快な思いをさせていないか
などがきわめて重要で、私たちバンドメンバーはそこに一番注意を払うのであります。今回は教会の信者の皆様がお客様ですから冗談でも下品な笑いをとる訳にはいきません。
だからお客様から純粋に「良かった!」「素敵だった!」「楽しかった!」という反応が多ければ、60点はつけられるだろうと思うのです。
ギターでミスタッチをしたとか、MCでつっかえたとかいうレベルのことはあとで自分が大いに反省すればヨイことであります。チームワークがいいかんじで最後まで駆け抜けた、という点で総合評価は65点でありますね。まだまだ未熟なステージであることは、出演者ひとりひとりがひそやかに、そして痛いほどに感じていた訳で、次回に向けてまた練習を積むしかないのであります。
個人的にはMC担当だったので「原稿を読む」という所作は避けて、基本的な骨子は頭にたたきこんでオーディエンスに語りかける、というスタイルを貫けたのでホッとしています。
結婚式の祝辞でも、紙に書いた原稿を読み上げる人の挨拶は往々にしてツマらないのであります。「本日はお日柄もよく・・・」なんていうのを読まれてもまったく心に響かない。
MC担当者はアドリブも辞さない(決して聴衆に失礼のない程度に!)で笑いをとりつつしゃべるのがものすごく大事。そのへんは自己採点で50点かな。
ギター演奏は20点、フラメンコの歌唱は40点と辛口な自己評価となっております。リハーサルの時はうまくできても、本番でそれが出せなければ意味が無いよ。
なんにせよ、無事に今回のライブは終了しました。といっても
9月29日(日) フラメンコの唄の先生のライブ(撮影担当)
10月25日(金) ワインセラーにてフラメンコライブ(ギター、唄)
11月9日(土) 管楽器ライブ(ヴェノーヴァ演奏)
というかんじで予定がつまっており、さらにもう一本、フラメンコライブの予定が入りそうなこともあり「ワタシたちの本当の戦いはこれからよ!!」的な状況にあるというのが実情です。アリクイを見に行くヒマもないZE!
#185
2019年9月26日(木)
「ワイヤレスマイクはいいなあ」
先日の敬老のお祝い会ライブではワイヤレスマイクをお借りしました。機材マニア(こと無線モノとなると必要以上に興奮する)としては、どんなPAシステムを借りられるのかで興奮さめやらぬ状態になるわけであります。
我々はふだんマイクやスピーカーなどの設備を自前で持ち歩き、どこでもライブをやってしまうというドサ周り一家でありますから、現地でPAシステムが借りられるというのは涙が出るほどに嬉しいのです。
借りたのはTOA(ティーオーエー)というメーカーのポータブル・ワイヤレスシステムでした。これが実に素晴らしかった。
やはりマイクケーブルのわずらわしさから解放されるのは本当に素晴らしいのであります。メンバー紹介のときに一人一人にマイクを順に手渡してしゃべるときなんかに、ケーブルを気にしなくてよいのは実に快適かつスムーズであります。唄っている時のストレスフリーな感じも実にヨイ。
ということで、私は帰宅するやいなやサウンドハウス(ミュージシャンの間ではなじみの音楽機材販売会社)のサイトに行き、TOAのポータブル・ワイヤレスシステムのリサーチをしたのであります。まあ、お気に入りには入れたけど価格を見てそっと閉じたサ。
本当はSHUREやSAMSONといった主要メーカーのワイヤレスシステムがいいのですが、何しろ値段が凄まじいことになるし、現地で電源が要るというのもネックになって私は腕組みしたのであります。その点、TOAのポータブル・ワイヤレスシステムは電池駆動も可能ということなので購入候補には入れたい感じです。
実は私も一年ぐらい前にワイヤレスマイクを導入しています。
Amazonで購入した安物のヘッドセットマイクで、今使っているアンプのマイク端子にレシーバーを挿すだけでOKという手軽さが魅力です。しかしMade in Chinaのあきらかに「ショボい系製品」であり、実用に足るのかは未知数、というより試すのも怖いというかんじで死蔵しておりました。
Amazonで購入した安物のワイヤレスマイク
しかしこんどの10月のライブにはこれを持って行ってみることに決めたのであります。ダメ元ってやつですかね。家でテストしている限りは使えそうですし、バックアップで通常のケーブル式のマイクも持っていけばピンチに陥っても慌てずに済みます。
これを使ってみて、やっぱり駄目だとなったら、お金を貯めてポータブル・ワイヤレスシステムを買うことにしようと思うのであります。
ちょっと調べていたらJVCのPE-W50Eシリーズというのが良さそうだ。でもバリエーションが多すぎてどれを買ったらよいのかちょいとわからん。時間のある時にじっくりリサーチしてみよう。
JVC PE-W50Eシリーズ
https://www3.jvckenwood.com/pro/avc/product/pe-w50b/