モモンガ通信2019(第4期) デジタル写真自家カラープリントとか横浜とかフラメンコとか・・・のどかさんの日常ヨタ話


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#186
2019年10月1日(火)
「ライブの撮影 CMLの楽曲"New Future"を胸に」

9月29日の日曜日、都内某所でフラメンコライブがおこなわれ、正式にビデオ&スチル撮影のオファーを受けた工房 エゾモモンガののどかさんは緊張で発狂寸前になりながらも無事に撮影を終えることができました。

準備は万端、となっていても問題は私のメンタル(←豆腐)であります。とにかくプレッシャーに弱い。お前、本当にミュージシャンなのかよ!!って言われるぐらいの「あがり症」であります。

心技体、ということばがありますね。

自分がステージに立つにせよ、あるいは撮影に臨むにせよ、いつも本番が来るたびに思うのですが、もう当日がきちゃった時点で「技」と「体」はどうしようもないのであります。あとは、もう、ひたすら「心」が重要なのであります。

しかしその肝心な「心」が私の弱点であります(←うつ病だし)。

そこで私は前日から自分の心を奮い立たせるべく、Changin' My Lifeの"New Future"を聴きまくっておりました。すでに2019年4月10日のモモンガ通信「フラメンコライブのオファーが来た」で紹介した曲ですが、ミュージシャンなら誰もが共感できる歌詞、すなわちステージに立ってライブを届けることの純粋な喜びを歌った曲でありまして、私の心をおおきく震わせる素晴らしい作品であります。



音楽だいすき!な写真

愛用のウクレレとシンリンオオカミのシェリルちゃん




今回は自分がステージにたつわけではありませんが、本番という意味では撮影の意気込みも同じであります。この曲が私の背中を押してくれる。いいの。これもひとつのイメージトレーニングなのですから。

フラメンコの曲では、こうはいかないンだよ。こういう絶妙な曲はないんだよ。やっぱり日本語の曲じゃないと胸に響かない。だから、ありがとうChangin' My Life。「本番の前に緊張をほぐす曲」「自分を奮いたたせる曲」というのをひっそりと胸に抱いて、私はいつも本番に臨むのであった。










#187
2019年10月2日(水)
「霊名の日〜守護の天使の記念日〜」

ことしもやってきました10月2日。私の霊名(洗礼名)、アンジェリカの由来となった「守護の天使の記念日」であります。

カトリック教会では、ひとりに一人ずつ、生まれた時から守護の天使が生涯、付き添ってくれると教えています。よき人生をおくれるようにと、神様がくださるたくさんのお恵みのひとつであります。

主の御顔を仰ぎ見ることのできる天使がいつもいつの時にも私たちの傍らにいて、私たちを悪から守りつつ、日々のよいことを神様に報告してくださっている。

天使「神様、私のアンジェリカは今日も怠けておりました」
神様「うむ、もう少し様子をみましょう」

みたいな(ぉぃ)。

私たちの心の中でふと悪い思いがよぎるとき、悪い衝動にかられるとき、私たちの傍らでは守護の天使が悪魔とたたかっています。私たちが悪い衝動から思いとどまることができるのは、守護の天使のおかげであります。

イエス様がいつも一緒にいてくださり、そして傍らには守護の天使やたくさんの聖人(信仰生活のよき先輩」がいて、私は一人ではあっても決して孤独ではないのであります。

この人生、何を寂しがる必要があろうか?というぐらいのものです。信仰生活を送る者の周囲は、いつもにぎやかであります。



うさぎのぬいぐるみ写真

いつも一緒




16世紀の半ば、スペインはピレネー山脈に近いちいさな村に、貧しいながらも美しく信仰厚いひとりの娘がおったそうな。

彼女は「世界で一人でも多くの人が守護の天使を通じて主の愛に目覚め、ゆたかな人生を歩めますように」と日々祈るのであった。彼女の守護の天使はそれを優しいまなざしで見守ったのであります。

その天使には妹天使がいて、まだ誰の守護もおおせつかっていない。自分はどんな人間を守ることになるのだろうと楽しみにその機会を待っていたのであります。

やがて貧しくも清らかな美しきスペイン娘は敬虔な生涯を終えるのですが、時は流れて21世紀。極東のニッポンという国にのどかちゃんという放蕩娘が現れました(生まれたのは20世末だけど)。

妹天使が、のどかちゃんの誕生とともに守護の天使として派遣されました。初任務であります。

この、のどかちゃんは若いころから屈折した心をもち非道の限りを尽くし徹底して悪の道をあゆんでおり、生れた運命を呪い、家族を呪い、人間を恨みながら自暴自棄な生活をおくっていました。姉が守護した人間とのあまりの違いに、妹天使はアタフタするばかり。

しかし16世紀スペイン娘の祈りが実ったのか、のどかちゃんは自分の傍らに守護の天使がいると知り、涙ながらに回心したのであります。で、その後カトリック教会で洗礼を受け人生をやりなおしつつ現在に至るのです(実話)。

私の傍らにいるのは格別に美しいけどちょっとスットコドッコイなおとぼけ系の妹天使に違いない。おちこぼれ天使とまではいかないけれど、ダメ人間の私にちょうどバランスがとれるような、ホンワカした優しい天使サンであろいう。天使と私と二人そろってドジを踏む的な、そういういいコンビでありましょう。

そういうイメージをふくらませて私はずいぶんと救われるのであります。かつて、私は孤独であったけれども、いまは信仰をもち豊かな心でイエス様とのふれあいを喜ぶ人生を送っています。主の愛をうたがう心などもはや微塵もない。私は主の恵みをたくさんいただいて、いまこうして立っていられる。

そういうわけで私は毎日、守護の天使に祈りを捧げるのであります。










#188
2019年10月6日(日)
「せまりくるヴェノーヴァ発表会の恐怖」

こんどの10月25日はフラメンコライブに出演する私ですが、その翌日、10月26日はヤマハ管楽器ライブのリハーサルがあります。

そう、11月9日には銀座ヤマハで本番があり、ヴェノーヴァの発表をするのであります。

ということで、西部戦線とアフリカ戦線の2正面作戦よろしく、私の緊張は高まるのであった。やべえよやべえよ。いよいよ人前でフラメンコのみならず本格的にヴェノーヴァを吹くときがやってきたよ。しかも2日連続だよ。

ヴェノーヴァの猛特訓を積んでいるのであります。

さりとてフラメンコを軽んじるわけにもいきませんから、今後はヴェノーヴァの練習とフラメンコの練習をかなり本腰を入れてやることになります。「充実している」というのをすでに通り越して私は発狂寸前であります。

今回ヴェノーヴァで吹くのはJAZZのスタンダードナンバー、"You'd be so nice to come home to"(帰ってくれて嬉しいわ)であります。Angelicaさんのデビュー曲として、素敵なチョイスと言えましょう。夜のニューヨーク摩天楼が浮かぶようなオトナの魅力を出せたらいいなと思っています。

しかしヴェノーヴァはいい感じに難しい楽器で、緊張せずとも

「プピッ」

みたいな素っ頓狂な音が簡単に出てしまうという、悪魔的楽器でありますから、油断はできないのです。

先生からは「当日は譜面みながらの演奏はダメ!絶対!!」と固く言われているので暗譜しなければなりません。これがもう、うつ病で記憶力が劇的に低下している私には非常にイバラの小道なのです。音をドレミで歌えるようにならないとダメだな、ということで特訓しているのですが、何しろ脳みそのメモリーが1キロバイト未満の私ですから、おちょこのような脳みそはたちまち溢れてしまうのですよ。

何しろ最初の山はこの25日のフラメンコライブと26日のヴェノーヴァリハーサルのダブルヘッダーであります。これさえ乗り切ればナンとかなる。多分。がんばる。マジで。










#189
2019年10月9日(水)
「キヤノンSX160ISはライブ撮影で戦える」

先日、ライブのビデオ&スチル撮影を担当した私ですが、どちらも無事に成功し、いい動画(ブルーレイディスク&データ)といい写真を納品することができ、演奏者の方から大層よろこばれ、ホッと胸をなでおろしたのであります。

スチル写真については、キヤノンのコンパクトカメラ、PowerShot SX160ISを持ってゆきました。

横浜でメインで使っているマイクロフォーサーズのレンズ交換式カメラを持って行ってもいいのですが、できれば荷物を減らしたいし、ビデオとスチルの両面作戦ということで、スチルカメラは小型軽量で操作が簡単な方がいい。

そこで「静音撮影」が可能で比較的よく写るPowerShot SX160ISを実戦に投入してみました。

結論から言うと、いい写真がたくさん撮れました。シャッター速度優先にし、シャッター速度25分の1秒という設定でバシバシとノーフラッシュ撮影です。そこそこの明るさがある会場であったのと、演奏者がさほど激しく動き回らないということで作戦はうまくいきました。



ライブ写真

いい感じに撮れました




私の中でキヤノンPowerShot SX160ISの番付がいっきに上がりました。これはもう、ステージ撮影のときは無理をしてマイクロフォーサーズを持ってゆく必要はないな、と思いました。単三形乾電池駆動ということでレスポンスなど不安を抱えていましたが、無音でサクサクと気持ちよく撮ることができ、その結果も良好であったので

「今後のステージ撮影のメインカメラに昇格」

と、なったのであります。マイクロフォーサーズのLUMIX G6よりもずっとフットワークが軽いし(首から提げていても楽ちん)、何よりもシャッター音が全くないのがありがたい。音楽のライブ収録中のビデオにシャッター音が入ってしまうのはやりきれないものです。

暗い箱で撮るときには覚悟を決めてプログラムオートにしフラッシュ撮影するしかないだろうと思います。となると、フラッシュのチャージ時間や電池のスタミナ等で不満が出るかもわかりません。その時はその時。チャージが済んだらどんどんシャッターを切り、電池についてはスペアの乾電池を大量に用意していけば済む話でありましょう。

とにかく「ビデオ撮影に最新の注意を払いながら、スチル写真も撮る」という今回の状況では充分すぎる仕事をしてくれたカメラであります。画素数も1600万画素とそれなりに充分な解像ですから、演奏者の方もよろこんでくれました。

ちゃんとした業務としての撮影ならレンズ交換式の一眼レフ、という認識はある意味正しいのですが、そうでない機種が最適解ということもある、という話です。(静かなコンサート会場で一眼レフではシャッター音が大きすぎる場合もある)

キヤノンPowerShot SX160IS、素晴らしいカメラです。オススメするにはちょっと古いんですけどね。いまはコンパクトカメラって高級機しか無いですから、私はSX160ISでオフィシャル撮影業務を遂行してゆこうと思います。










#190
2019年10月13日(日)
「台風19号の関東接近にビビりまくりつつ、避難について考える」

10月の体育の日3連休の初日である12日土曜日、関東地方では勢力の非常に大きい台風19号の接近に伴い鉄道の計画運休などが実施されました。

工房 エゾモモンガのある品川区では12日の夜、19時をまわったころから次第に風雨が強くなってきました。もう暗くなっちゃってるから、仮にヤバくなって避難しようにも「外に出るのがすでに危険」という状況であります。

ということで私は

・怖いから薬をのんで寝てしまおう
・4時間も経てば最悪の状況は脱するであろう
・万一、この部屋で最悪の事態に陥ったら人生をあきらめよう

という作戦に打って出ました。20時に薬をのみ、そのまま布団に滑り込む。怖えよ怖えよ、という思いが強いので、iPodに入れた聖書朗読「マタイによる福音書」に集中する。

さほど時間がたたないうちに眠りに落ちました。さすが、聖書朗読の威力は絶大であります。

日付が変わって13日日曜日。早朝の2時半にバキッと目が覚めました。6時間睡眠。灯りをつけると無事点灯。停電は無いようです。身の回りをみると何事もない。玄関や窓から浸水した気配もない。どうやら近所の川の氾濫という最悪の事態は回避できた模様です。

身体が無事で、家も無事であれば、まずはひと安心です。ぬいぐるみのアンちゃんやバクダヨーさん、シェリルちゃん達と喜び合いつつテレビを点けてみると、すでに台風は関東を経由して東北地方に達しているようで、関東がこれ以上大雨になることはなさそうであります。

私は胸を撫でおろしつつ、コーヒーをいれました。助かっただ。ありがてえありがてえ。

メールチェックすると、次のようなものが届いていました。



<件名>しながわ情報メール「しなメール」
<時間>2:35 (58 分前)

【緊急情報・防災気象情報】

台風19号の接近に伴い品川区内に発令されていた土砂災害に関する「避難準備・高齢者等避難開始」の発令を解除しました。


これに伴い、下記の避難所を閉鎖します。
・第三日野小学校(上大崎1-19-19)
・御殿山小学校(北品川5-2-6)



しみじみと読む。えーと、2:35に土砂災害に関する「避難準備」が解除されて、それを受けて避難所が閉鎖されたとな。それってどういうこと?避難した人は夜中の2:35に避難所を追い出されちゃうの?

土砂災害への恐怖をおぼえて非常用持ち出し袋をかついで避難して、避難所で疲れた身体を横たえてウトウトしていたら2時半にタタキ起こされて「さーここは閉鎖しますよ!!みんな帰った帰った」ってヤラれてしまうのだろうか・・・それはヤダな。せめて翌朝まではゆっくりいさせて欲しいよね。

そう思うと避難所に行くのもなんだかなー、という感じがします。とりあえず今回の台風でウチの物件、川沿いの1階だけど意外と大丈夫ということがわかったので、今後は無理して避難を急ぐことなく家で粘ろうとか思った次第であります。










#191
2019年10月18日(金)
「荷物の運搬用にキャリーカートを導入」

先月15日には教会の敬老のお祝い会でフラメンコライブを行いました。いつものように大荷物を登山用のリュックで背負い、三脚とギターを肩にかついででかけました。

当然、その影響で持病の腰痛が悪化したのは言うまでもありません。

ライブの度に腰痛で苦しむのもアホだな・・・ということで、私もいよいよ荷物をキャリーカートで転がして持ち運ぶ計画を練りました。

マンフロットの大型三脚055XPR0Bが入るものがいいな、と思いながらヨドバシに見に行ったけどそんなキチガイみたいにでかいキャリーカートは無い。あろうはずがない。やはり三脚055XPR0Bは肩に担ぐよりほかにない。まあ今後は発想をかえて、適当な大きさのキャリーカートを買って、それに入るサイズの三脚で妥協するというのもアリかもしれないな、とか思った。

結局キャリーカートは、アメリカンツーリスターというのを買った。旅行に行くなら樹脂製のスーツケースなんだろうけど、私は基本的に老人ホームをドサ周りするミュージシャンなのだ。ということでナイロン製の軽い物を選択。



キャリーカート

アメリカンツーリスターのキャリーカート




これにアンプとスタンド、マイク、衣装、化粧品、その他もろもろを入れてコロコロ転がして運ぼうという感じであります。さっそくカートに中に荷物(フル装備)を入れてみたら重たいのなんの。今まではこれを背負っていたんだZE。そりゃあ、腰にくるわなぁ。

あとはギターを背中に背負って、三脚を肩にかつげばOKであります。すごいな。どこにロケに行くんすか状態ですよ。

なんにせよこれで今後の遠征は荷物をコロコロ転がして出掛けることが可能になりました。それだけでもヨシとしよう。










#192
2019年10月21日(月)
「三脚のハナシ ビデオ用雲台が欲しい」

私はもともと写真をやっていたこともあり、三脚はすでに5本を愛用していて、ちいさなものから大きなものまで使用目的に応じて使い分けています。


大型三脚
(1)マンフロット055XPR0B(スチル用だが現状でビデオ撮影の主力、すさまじくデカくて重い脚が安定感抜群)

中型三脚
(2)ベルボンM43(軽量・貧弱三脚、高さはそこそこあり、自由雲台装備、通常のカメラ撮影のときに使用)
(3)ベルボン マウンテンチェイサー(スチル用として安定感はあるが腰下ぐらいまでしか高さが稼げないのでビデオでは使い物にならない)

小型三脚
(4)マイネッテC-4R(ライブ時にアンプを設置するのに使用)
(5)マンフロットPIXI(卓上三脚)


正直、さいきんはスチル写真よりもライブのビデオ撮影がメインなので、(1)の出番が圧倒的に多いのです。そのデカさ・伸長の高さゆえに三脚を観客席の最後尾に置いてオーディエンスの頭越しにビデオ撮影ができることもあって大変重宝しています。ライブのビデオ撮影を考えると、三脚については「高さは正義」みたいなところがあります。

ですが、やはりスチルカメラ用なので雲台(カメラをのせてアングルを決める台)に不便はあります。ビデオ撮影時にパン(横方向のスライド)やチルト(縦方向のスライド)がスムーズにできるビデオカメラ用の雲台を使いたいところです。

マンフロット055XPR0Bは雲台の交換が可能なので、これにビデオカメラ用雲台を装着する計画を練っています。

ビデオ用雲台には水平をとるためのレベラーというのが不可欠なので、さっそくヨドバシでビデオカメラ用雲台とレベラーのリサーチを開始しました。

とりあえずいい感じの雲台が見つかりました。マンフロットMVH500AHという大柄なものです。これが13,670円。た、高いZE・・・

レベラーは手ごろなのを、ということでマンフロット438をチェック。12,920円。ぐふっ(喀血)。高すぎて買えない・・・

これがワタシ的に、松竹梅でいうところの松コースだな、と思いました。イタリアンブランド、マンフロットでいくと合計26,590円。これはまあ、遠い将来にどうしてもこれでないとダメだとなったら買えばよい。

もうちょっと安いのを探す。どうせ使うカメラは家庭用ハンディカムなので、そんな大げさな雲台は要らない、という気もするのだ。

雲台に関してはベルボンのFHD-63Dというビデオ雲台が、値段も7,010円と手ごろです。ただし見た目がチープでダサい。

レベラーは同じくベルボンのプレシジョンレベラーというものが使いやすそうです。6,680円。

これらの雲台とレベラーの2つをエイ、やあっと購入すれば13,690円。竹コースでしょうか。なんか、いかにも妥協した感がハンパ無いのに1万円を突破するのがヤダなあ。

どうせ妥協して、将来マンフロットを買うまでのツナギとして使うなら、せめて予算合計1万円ぐらいで何とかならないだろうか。こういうのはケチるとロクなことが無い、とわかっていても、ケチりたくなるのが貧乏という奴であります。

いったん帰宅し、よせばいいのにAmazonで安い物探しをはじめました。目指せ!梅コースです。凄い組み合わせを見つけました。

・雲台 CHIHEISENN 4,599円
https://amzn.to/32le6AK

・レベラー NEEWER 4,999円
https://amzn.to/30T7ida

いずれもChina製の安物でありますが、この組み合わせならトータルで9,598円であります。いちおうレビューを一通り見たものの、China製品のAmazonのレビューはあてにならないというから、もう、地雷を踏む覚悟で「買ってみる」しかない。

ビデオ雲台をどうすべえ(←多摩弁)。私は何日も悩みました。










#193
2019年10月22日(火)
「ビデオ雲台とレベラー、梅コースに突撃した」

前回のモモ通のつづき。マンフロットの大型三脚、055XPR0Bにビデオ用雲台とレベラーを付けようという作戦を開始しました。


<松コース> 26,590円(ヨドバシ価格)
・雲台:マンフロットMVH500AH
・レベラー:マンフロット438

<竹コース> 13,690円(ヨドバシ価格)
・雲台:ベルボンFHD-63D
・レベラー:ベルボン プレシジョンレベラー

<梅コース> 9,598円(Amazon価格)
・雲台:CHIHEISENN(地平線?)
・レベラー:NEEWER


お買い物は「原則、一番高い物を買う」「それが無理なら一番安い物を買う」というのがワタシ的行動ルールとなっております。いま、予算的にマンフロットは買えない以上、ここは「当面は仮装備」という覚悟をきめて<梅コース>に突入する決意を固めました。China製!地雷上等!結果的に糞な買い物をしても笑ってごまかす覚悟であります。

Amazonでお買い物。ポチ。


・雲台 CHIHEISENN 4,599円
https://amzn.to/32le6AK

・レベラー NEEWER 4,999円
https://amzn.to/30T7ida


届きました。さっそく開封してみます。まず雲台から。箱から出してみると、もっと華奢なつくりの製品を覚悟していたこともあり「思ったよりマトモではないか!」というのが第一印象。家庭用ハンディカムを載せて使うならこれでも充分イケそうな気がする(と淡い期待を抱く)。



雲台

CHIHEISENNという名の雲台。なかなかいいではないか!




次にレベラーです。China製品がまともな精度のレベラーであろうはずがない、とタカをくくっています。じゃあ買うなよ、って言われそうですけど「たとえ不安があっても突入してしまうのがモモンガ通信」なのであります。ところが、箱から出してみるとなかなかいい動きをするレベラーであります。これは・・・使えるんじゃぁ、なかろうか。



レベラー

NEEWERのレベリングベース(レベラー)。いちおう使えそうな感じだ。




さっそく三脚から3WAY雲台を外し、入手したばかりのレベラーと雲台を装着してみる。ビデオカメラを装着した印象は悪くありません。ただし肝心のレベラーについている水準器が間抜けでいまいちアテにならず、水平出しに事実上役に立たないことも分かった。とりあえず雲台についている水準器で水平が確認できるのでヨシとしよう。やっぱりChinaクオリティだな・・・これじゃあ人にはすすめられません。やっぱり、Made in Chinaの地雷といっていいのかもしれない。

雲台はネットリといいかんじに動きます。この「ネットリ加減」がビデオカメラ用雲台の重要なポイントでありまして、ビデオ撮影においてカメラがカクカクと動くようではとても使い物にならないのだ。うごきはじめはジワリと、そしてスムーズに動いて止まるときもネトッと止まるのが大事。熱でとけはじめたピーナッツクリームみたいな動きがいいのだ(もはや意味不明)。



三脚に雲台を取り付けてみた

ひとまずは無事に使えそうなビデオ用三脚が完成しました!




総合的にみると、レベラーに搭載されている水準器がクソですが、それは見ないことにして使えば悪くない印象です。あまあだな、梅コース。

まあ油断してると、使ってる途中でパン棒がポキッといってしまったり、ネジをいくら締めこんでも固定できない状態に陥ったりするのがChinaクオリティでありますから、油断はできません。でも、予算1万円でメイン三脚をビデオ用に改造できたのは良かったです。

他人には勧めない組み合わせであります。みんなはちゃんとお金を出していい雲台といいレベラーを買ってね。しばらくは、おっかなびっくり、使ってみようと思います。










#194
2019年10月27日(日)
「なんちゃってビデオ三脚を1円で入手したハナシ」

私はさいきんのメイン業務がビデオ撮影になっているため、三脚にビデオ用雲台とレベラーを装着して「大型三脚のビデオ撮影対応」を実現させました。そのへんのいきさつは、前回のモモ通で書いた通りです。

もういつでもライブ撮影依頼カモン!!ビデオなら任せろ!!という感じであります。

これで三脚は万全、と言いたいところなのですが、何しろメインの大型三脚、マンフロットの055XPR0Bはクソでかくてクソ重たいのであります。

ひそかに「キャリーカートに入れられるサイズで、ビデオ用に使える軽量な中型三脚が欲しいNA」などと思っているのでありました。

そんなある日、ネットオークションにSLIKのGX6400という軽量三脚が開始価格1円で出品されました。

GX6400について調べてみると「新品でも実売価格4千円程度の、サンデーカメラマン用お気楽三脚」だということがわかりました。モノとしてはそんなにいい訳ではないけれど、さりとてダメなわけでもない。お父さんがとりあえず家族の記念写真を撮ったり娘のピアノ発表会を撮ったりするのに使うには充分、というスペックであります。三脚マニアなら間違いなくスルーする程度の製品でありましょう。


GX6400(公式)
https://www.kenko-tokina.co.jp/slik/u-series/4906752216835.html#tab-2


上記公式サイトを見ると安価ながらよく練られて設計されており、特に私は伸長154cm(エレベーター使用時)のそこそこ充分な高さ、縮長47cmという運搬のしやすさ、重量1.24kgと冗談のような軽さ、そしてカメラ、ビデオ兼用の3ウェイ雲台に注目しました。

これはお気楽ビデオ三脚としていけるんじゃないか?

さらに目を引いたのが出品者が品川区西五反田の人で「直接取引OK」を謳っていることです。ご存知のように三脚は長いですから、宅配便で送るとなると120サイズとか140サイズとかになってしまい、送料が馬鹿にならないのであります。五反田は工房から歩いていける距離ですから、送料の心配がない=安く入手できる可能性がある、ということになります。

最終日になっても競合入札はありません。私は終了直前に入札し、無事に1円で落札しました。取引メッセージで直接の受け渡しを希望し、相手の承諾を得ました。翌日、トートバッグを手に五反田までテクテクと歩いて三脚を受け取りに行きました。見ず知らずの人との受け渡しでしたからそれなりに警戒しつつ注意を払い、人通りがあって防犯カメラ等のある場所を指定するなどしましたが、あっけなく受け渡し完了。

帰りもテクテク歩いて帰宅。よって、本当にかかったお金は落札金額の1円のみであります。

帰宅後にチェックしてみると使用感がほとんど感じられず、思いのほか美品であり、これは儲けたと思ったのであります。ビデオカメラを装着してみると、やはり三脚自体の剛性に不安はありますが片手をしっかりと三脚に添えて使えば問題は無い感じです。厳密な水平出しとかは(脚の長さを調整して行うので)面倒ですが、お気楽に使うならこれで充分であります。

スチルカメラ用の3WAY雲台ですがパンハンドルが長くビデオ兼用という事になっていますから、私には好都合です。なんちゃってビデオ三脚として活用できそうだな、と思いました。いいものが安く落札できて良かったです。

これで実売価格4千円前後というのは良心的な三脚だと思います。写真にほとんど興味のない人が、とりあえず必要を感じて三脚を初めて購入するならこれで充分に感じました。「スリックのベストセラー三脚」というのは嘘ではないだろうと思います。安心して人にすすめられるいい製品だと思いました。










#195
2019年10月29日(火)
「エレキギター関係の機材を売却する」

以前、2019年8月7日(水)のモモ通で書きましたように、ウクレレを入手した金策のために御茶ノ水でギターを4本売却しました。


モモ通2019年8月7日(水)「カード払いしたウクレレの金策を練る」
https://ezomomo.com/momo_j/momo_j2019_3.html#167


このときエレキギターを売却したこともあり、エレキ関連の機材(エフェクターとかアンプとか)は大幅にリストラしてもいいかな、と思いました。

具体的に言うと

・BOSSのエフェクターケース BCB-30
・BOSSのコンパクト(オーバードライブ)SD-1
・BOSSのコンパクト(チューナー)TU-3
・KORGのマルチエフェクター PANDORA stomp
・エレキギター(レスポール用)ハードケース SKB/56
・ギターアンプ VOX mini3

といったモノタチをネットオークションに出品しました。

私は以前、フィルム写真をやっていた時はネットオークションをよく活用していました。その後のたびかさなる制度改悪(当事者同士の連絡の簡易化、Yahoo!かんたん決済以外は認めない等)や、落札者のレベルの低さ(評価が悪い人が多い)というのがあまり好きになれなくて、利用しなくなっていました。

また、ネットフリマが出てきてそっちを使ったりもしました。ただフリマ民の民度の低さ(コメント欄の書き込みのレベルの低さや予想外の金額に値切ってくる等、あるいは支払いの遅さ)にもウンザリしていました。

オークションもフリマもどっちもイヤなのですが、そうは言ってられません。実店舗での買取を依頼すると絶望的に安い値段をつけられてしまいますから、多少手間をかけてもオークションで売りさばいたほうが「儲け」は出ます。

ということで重い腰を上げてネットオークションに戻ってきたのです。

安値スタート、送料は出品者負担ということもありウォッチリストは相当な数にのぼりました。

開始早々から入札があり、すべての商品の売却が確定しました。ホッとする瞬間です。値段も市場価格並みにつり上がっていきます。あとはもう、優良顧客に落札されるのを願うだけです。結局、オークション終了直前にはそれぞれウォッチリストもさらに増え、値段も悪くないレベルに達してきました。

最終的にはまあまあの値段で終了。送料はワタシ負担ですし、オークション手数料も差し引かれるので実際の儲けはグッと減りますが、実店舗で買い取りに出すよりは高い金額で満足できるレベルに換金できたのでホッとしています。

売上金については、今はPayPayにチャージするか、口座に振り込むかという感じに制度が変わっていました。PayPayはうさんくさいので嫌だなあ、と思いますが他方、口座振り込みを依頼すると手数料がかかる。アホくさいですな。

なんにせよこれでエレキギターからの撤退が完了しました。もうエレキはやらん。

私自身はフラメンコギターとドレッドノート、ウクレレ、あとはメイン楽器のヴェノーヴァがあれば楽器はもういいかなって感じです。










#196
2019年11月1日(金)
「宅配便営業所のおねえさんが退職」

ネットオークションでエレキギター関連の機材を売却したので、梱包した荷物を山のようにかかえて近所の宅配便営業所にゆきました。

ここにはものすごく手際が良くて仕事の早い、素敵なおねえさんがいるので毎回発送するたびにその美技に酔いしれているのであります。

まずは営業所内のキオスク端末で送り状を発行し、その印刷が終わるとおねえさんに声をかけて手続してもらうのですが、そのスムーズさというか無駄のない動きには惚れ惚れするわけです。

で、私は

「他人の素晴らしい所は口に出して本人に伝える派」

というのに属しているので、いつも「おねえさん、ほんとに手際がよいですねー」と声をかけちゃうのであります。するとおねえさんは笑いながら「そんなことないですよー」とか言うのですが、どう見ても私からすれば神業なのです。私はどんくさくて動作がトロいので、たくさんの荷物をホイホイと器用にさばく彼女の手を見ていると、いつものことながら感動してしまい、毎回褒めてしまうのであった。

なんとおねえさん、今日で退職するという。えっ、えええええええええー!!

私はまさに「ガビーン状態」で天を仰いだのであります。もう彼女のスピード感あふれる仕事ぶりを見られないのかと思うとショックで立ち直れない。

「そんなこと言って下さるのはノドカさんだけですよ」

と彼女は言っていたが、あなたは、まごうことなき宅配便営業所の「神の手をもつ受付おねえさん」であります。お互いにこれまでの感謝を伝えつつ、最後の挨拶を交わしました。

そこで私は思うのだが、たとえば誰かがいなくなったり、亡くなったりしてから

「あの人は仕事がよくできたなァ」

とか言ってもしょうがないのである。そういう褒め言葉は、生前から言葉に出して本人に伝えたほうがどれだけ素晴らしいか。

「あなたはいつもエレガントですね」
「あなたは本当に歌がうまいですね」
「あなたは心のあたたかい人ですね」

などというように、口に出して本人に伝えることがとても大事だと私は思うのであります。だいたい、私ですら知り合いの写真家から「あなたは(写真の)プリントが本当に上手だね」と言われてから暗室作業に燃えるようになったのだ。「ほめて伸ばす教育」とかいうけれど、じっさいには日本人はシャイなのでなかなか面と向かって人をほめたりしない。とても残念なことだと思うのです。

没後に「あの人の芸は素晴らしかった」なんて言ってもさみしいだけだ。やはり私は、その人を前にして、賛辞を贈ることが大事だと思うのです。

そういう意味で私は存分に、宅配便営業所のおねえさんの美技を称えてきたので、このような別れの日になっても爽やかな気分でいられるのであります。

おねえさん、どうぞこれからもお元気で!!










#197
2019年11月3日(日)
「ネットオークションでチマチマと物を処分する」

以前のモモ通でエレキギター関連の機材をネットオークションで処分した話を書きましたが、それ以外にも不要なモノをあれこれ売却しました。

もう使わなくなったフィルムカメラやレンズ、それからICレコーダーなどです。

それにしても出品は面倒くさいです。商品の写真を撮影し、説明文を書き、あとからクレームがつかないようにスレだのキズだのについてはちゃんと明記しつつ、アップロードする。いくらお金の為とはいえ、正直言って手間がかかりすぎてやっていられません。

それでも一通り処分するとちょっとスッキリしました。私は「物欲は生きる原動力」「モノの数だけシアワセはある」という立場をとっていますので、ミニマリストは相いれない生き方ですし、断捨離などという価値観は好きじゃないのですが、まあ、要らなくなったモノというのは確かにあるわけですからそれを売却して現金化するのも悪いものではありませんね。

とはいえ、そもそもフィルムカメラなんてもう売っても二束三文であります。このニコンF4は当時22万円で買ったんだ!!レンズ込で35万だ!!などと騒いでもいまとなっては市場価値2千円であります。だったら思い入れがある分、手元に置いておく方がヨイ。ただそうすると防湿庫のなかが満杯になる・・・難しいところです。

アコースティックギターはいま手元に3本あります。フラメンコギターが2本と、金属弦のドレッドノートが1本。これで充分と思います。もうちょっと年老いたらスペイン製フラメンコギターを売却するのもアリかな、と思う。私レベルだと、ヤマハがいっぽんあれば充分満足なんだよね。スペイン製は日本の高温多湿の気候ですっかり音色がヤラれてしまったが、ヤマハはさすが日本の気候に強いというか、もともとたいした音がしない代わりにそれ以上ひどくもならないという。これはすごいことです。

ヴェノーヴァは3本あります。ソプラノが2本(黄色と白)、アルトが1本(白)。これは老後に向けたメイン楽器、私の商売道具なので処分することは無いでしょう。

なお、ソプラノヴェノーヴァを吹いていたらソプラノサックスが欲しくなってきたというのはナイショだ。










#198
2019年11月4日(月)
「ヴェノーヴァのソロパートを作曲した」

11月9日の管楽器ライブで私はヴェノーヴァを演奏する予定です。

すでにモモ通で書きましたようにJAZZのスタンダードナンバー、"You'd be so nice to come home to"(帰ってくれて嬉しいわ)を吹きます。


楽譜のとおりに演奏
 ↓
ヴェノーヴァ・ソロ
 ↓
ピアノ・ソロ
 ↓
楽譜、エンディングは3回くりかえし


という構成になりまして、「ソロ・パートを自分で作るように」という宿題が出ました。ひぇ〜。とりあえず前半は先生がソロパートをつくってくださり、後半は自分でなんとかせい、という展開であります。

私は発狂寸前になりながら後半部分の作曲をおこない、つくった楽譜を先生にメールで送りました。

今回のレッスンで「ここは音をこうしたほうがイイ」とか「次回からはちゃんとコード進行も書き添えなさい」といったアドバイスをもらい、やっぱりプロはすごいなぁとマジ感動しつつ別物になったmyソロパートの練習に突入したのであります。

私はラテン・ギタリストでありますが、より正確に言うと「ギターを持った野蛮人」というほうが真実にちかく、もともとはフォーク&ロック路線でギターを持ってシャウトしていた系の人種でありますから、正直に言うと音楽の素養が無い。いきなり「作曲しろ」と言われても困るのであります。

そして実際フラメンコギターの世界でも「ここは各メンバーが順番にアドリブを入れてつなぎましょう」とか言われて発狂したりしていたのです。

ソロパートの作曲を課せられただけでアリクイのタエばりに脱走ブレゲーしそうになります。

そういう次第で今回は必死でしたよ。たいしたことはできないので元曲に音数を増やす感じを基本にしつつメロディアスな方向を目指しました。

先生がつくった前半のソロパートは、夜のニューヨーク摩天楼が浮かぶようなかっこいい仕上がりですが、私の部分はなにやら「品川区戸越銀座商店街のチンドン屋」といった風情であり、いいのか?これで?風味がただよっていたのを、赤ペン先生のアドバイスでなんとか「天王洲アイルの夜景」ぐらいのかっこよさに落ち着いたのであった。

あとはもう、本番では譜面台ナシ(!)というすさまじい状況になったのでいっぱしのJAZZミュージシャンのようにバシッと決めるしかない。暗譜暗譜。練習あるのみであります。

それにしても、ヴェノーヴァは楽しいですなあ。いやほんと、ここだけの話ですけどギター演奏よりもずっと楽しいわ。と、


ギ タ リ ス ト に あ る ま じ き 発 言


を放ちつつ、今日のモモ通を終えようと思います。いやはや、まさかこの歳(永遠の34歳)で管楽器にこんなにハマるとは思わなかったYO。










#199
2019年11月5日(火)
「スマホ搭載カメラの利便性が高すぎて、コンパクトデジタルカメラの出番がない?」

今回書こうとしている内容はまさにタイトルで結論を言ってしまっているのですよ。疑問文にしているけれど現実はその通りであります。ずばり、コンパクトデジタルカメラの出番がもはや無い。

それだけスマホの利便性が高すぎるのだ。

いつも持ち歩いていて、写真が撮れて、すぐにSNSなどにアップできる。この威力は絶大でありまして、まさに現代人のニーズにもろに応えているのであります。単体カメラがつけ入る隙がない。

撮像素子の大きい一眼レフやミラーレス等、マニア向けのカメラは別にすれば、もう一般人としてはコンパクトカメラなんて要らないのであります。

なんとおそろしいことであろうか。思えばフィルムカメラ時代は数々のコンパクトカメラを所有し、旅先などで使ってきた私にとって

「旅行の持ち物リストのなかでカメラが不要になる」

という事実は、なんとも戦慄を覚えるのであります。ああ、フィルム時代にカメラと電話機が一体になることなど、誰が想像したであろうか。フィルムを使わずデジタルデータで友人とシェアするなど、誰が想像したであろうか。



私は考えた末に、単三形乾電池で動くコンパクトデジタルカメラを手元に残し、それ以外の、専用バッテリーを使うタイプのカメラはオークションに出品して処分することにしました。むろん、オークションでもコンパクトカメラを狙う人は以前に比べて減ってはいますが、私は死蔵しておくよりも「今なお単体のカメラを必要とする人」の手に委ねたほうがよいと判断したのであります。

手元に残したカメラは、いずれも単三形乾電池2本で動くタイプで

・ニコン COOLPIX L610(1600万画素)
・キヤノン PowerShot SX160IS(1600万画素)※2台
・富士フイルム A100(1000万画素)

の3機種であります。ニコンCOOLPIX L610はコンパクトカメラとしてよくできているので大事に使いたい。キヤノンPowerShot SX160ISについては「頼れる万能選手」という認識で、ライブの撮影などにも使ってきました。あまりにも気に入りすぎて2台所有しています。1台は予備機です。

このニコンとキヤノンの2機種はいずれも1600万画素というのはメインカメラであるマイクロフォーサーズの2機種(LUMIX G8およびG6)と足並が揃うのでたいへんよろしい。

問題は富士のA100でありましょう。画素数でスマホに負けるレベル。スマホに対するアドバンテージとしては光学3倍ズームを搭載している事であろうか。それだけか・・・弱い、弱すぎるっ。

ただ個人的にはこういうカメラがものすごく好きなのだ。スマホのない世の中であったなら、間違いなく旅行に持ってゆくであろうシンプルなコンパクトカメラ。薄型ボディながら電池ボックス部はふっくらしていて持ちやすいとか、中途半端なズームレンジとか、いろいろな面がなんとも「かわいい」のである。

これはいわゆる玉砕用カメラとして、ビーチや川原や宴会にもってゆきスタントマンのように活躍してもらう(いつ壊れても惜しくはない)という扱いにしようと思っています。潮風ギトギトの海辺でスマホを使おうという気にはなれないから、そういう過酷な環境に連れてゆくカメラとして手元に残しました。

単体のデジタルカメラのいいところは「無音撮影」ができることですね。シャッター音をたてずに静かに撮影ができるのは、音楽会などできわめて有効です。それだけでも価値はある。

しかし一般的な記念写真撮影ならスマホで充分ですよ。何よりも撮ったその場で友人とシェアできるのが素晴らしい。写真をライブにしたのはスマホの功績だと思うよ。



ミラーレスカメラ、パナソニックG6

私が横浜で使うメインカメラの1台、G6。




Panasonic LUMIX G6。これからは一般ピーポォにはこういうゴツいカメラは不要となるのであろう。










#200
2019年11月7日(木)
「スマホSH90BとAndroid4.2.2(Jelly Bean)のハナシ」

出先でメインで使うスマホに関しては、私はシャープのAQUOS PHONE SH90Bというのを使っています。SIMは格安SIMのLIBMOというのを使っています。料金プランは一番安いライトプランです。

AQUOS PHONE SH90Bといえば2014年春にビッグローブモバイルが販売を開始した端末ということで、かなり時代遅れなものを使っているのがおわかりいただけると思います。

Androidバージョンはなんと、4.2.2(Jelly Bean)です。2019年11月現在の最新版が10であることを考えると絶望するしかないのであります。何が不便かといえば、ずばり、使いたいアプリをインストールできない。

たとえば今どきコミュニケーションツールとして広く使われているLINEであったり、ネットオークションのヤフオク!アプリであったり、そういう「スマホで使いたい系アプリ」がことごとくインストールできません。インストールを試みても


「お使いのデバイスはこのバージョンに対応していません」


という非情のメッセージが現れるのであります。

とりあえずTwitterと5ちゃんねるブラウザに関しては

・TwitPane
・JaneStyle

が使えるので、それでしのいでいる状態です。まあその2つがあれば電車の中などのコマ切れ時間をつぶすには充分ですからね。

肝心の本体、AQUOS PHONE SH90Bについて言うと、なんといっても防水であることとワンセグが付いているのが利点でしょうか。ワンセグだけは豪華(?)で録画機能までついているのであります。使ったことないけど。あとはカメラに手振れ補正機能が付いていたりするのも何気なく素晴らしい。写りはごく普通、まあこんなもんでしょ的なレベルです。全体的には古いせいもあってか動作がスムーズでない(動作がカクつく感じ)のがかなりイヤンな所です。

黄色の手帳型ケースに入れて愛用しています。ケースはカメラレンズ周辺の部分がかっこよくカットされていて、それが気に入っています。




スマホケースの写真

カメラ周辺のカットが素晴らしい手帳ケース




Androidバージョンの新しいスマホに買い換えたいなあ、と思うのですがスマホは中古品でも値段が張るのでなかなか決心がつきません。










#201
2019年11月10日(日)
「管楽器ライブ無事終了」

去る11月9日、銀座のヤマハで管楽器ライブ(ヤマハ音楽教室の発表会)に参加してきました。私はヴェノーヴァでJAZZのスタンダードナンバー"You'd be so nice to come home to"(帰ってくれてうれしいわ)を吹きました。

当日の朝は7時に起床。心配していた体調の不良もなく(←何しろ本番に弱い)、心地よく目覚めました。私は本番前は食事がのどを通らないのでコーヒーをのんで出発の準備。行きの電車のなかで音楽を聴こうかとも思ったけれど、新橋はすぐに着いちゃうのでiPodは置いていくことにしました。

リュックの中に楽譜(本番では見ない)とヴェノーヴァ、スペアのリードとリガチャーを入れる。あとは水筒とタオルとお財布。余計なものは持ってゆかない!!着替える時間もスペースもないので家であらかじめ衣装を着てゆく。

ガタゴト電車に揺られて新橋で下車。ヤマハまでテクテク歩いている間、すでに緊張がたかまってきました。受付開始時間のちょっと前に到着。いい感じであります。

私の出番は3番目ということでいきなりスタンバイであります。

先生にリードのセッティングを見てもらう。本番でセッティングに問題があったら目も当てられないですからね。

開演となり、最初の演奏家が舞台に立ちます。このへんでもうすでに私の心臓はバックンバックンでありまして、「獏」という字を手のひらに書いて飲んだりして(なんでバクなんだよ!!)深呼吸。

2番手の演奏がおわり、いよいよ私の出番です。落ち着け、アタシ。

そこから先の記憶は翔んでしまっています。ステージの照明に照らされて全てが消えました。いつも穴ぐらみたいなところでフラメンコやってるから、こういう明るいステージはヤバい。

演奏、そして終了。致命的なミスをすることもなく無事に終わりました。あっという間の出来事でありました。

バックにピアノ、ベース、ドラムスをバックに、自分が演奏者としてステージの一番前に立って吹くのは本当に緊張しました。しかしある意味

「快感」

であったのも事実であります。フラメンコだと踊り手さんが主役ですからね。ヴェノーヴァだと自分がフロントに立つ。これはこれで、気分がいいものです。

あとは自分がMCをしなくていいというのは楽でした。何もしゃべらなくてヨイ。笑いをとる必要もない。お辞儀して退場。パチパチパチパチ(拍手)。

そのあとは席について、私よりあとの出番の皆様の演奏を存分に愉しみました。今回は3番手ということで、出番が早くてヨカッタよ。後ろの方だったら緊張して発狂寸前ですよ私は。

最後に講師の演奏。サックスを吹く先生カッチョエエ。超かっけえ。

昼過ぎに無事に発表会は終わりました。ううむ、はじめてのヴェノーヴァ発表会というのを振り返ると自己採点は45点でしょうか。家ではもっとうまく吹けるんだホントなんだ(←負け惜しみが強い)。

最後は打ち上げに参加。たくさんのサクソフォーン奏者と知り合いになりました。

ということでヴェノーヴァ奏者アンジェリカさん、颯爽とデビューいたしました。いいんでないの?今後も精進して、よりいっそう楽しく美しい演奏ができるようにがんばろうと思いました。見に来てくださった皆様、ありがとう、そしてありがとう。










#202
2019年11月11日(月)
「重い腰をあげてスマホの買い替えを決意した」

以前のモモ通で触れたように、私はシャープのAQUOS PHONE SH90Bという、5年前のモデルを使っています。バッテリーの持ちはまだ大丈夫なのですが、Androidのバージョンが古いので使いたいアプリが入れられない状況です。

こうやって考えるとスマホというのもやっかいな製品ですね。たとえて言うなら賞味期限が異様に短い。OSのバージョンアップができないとなるとわずか5年で実用に耐えなくなる。電気製品としてはまだ使えるのに、事実上「ごみ」になってしまう。型は古いが時化には強い、というのはスマホに関してはありえない。

まあ文句を言ってもしょうがない。しょせんは2〜3年で買い替えを強いられるのもやむを得ない「現代の必需品」ということなのであろう。

私は買い替えを決意しました。さいわい、エレキギター関連の機材や使わないカメラを売却したので資金ならそれなりに有るのです。と言ってもスマホ依存症じゃないからそれほどいい機種は要らない。

ヨドバシのSIMフリースマホ売り場も見てきたのですが新品を狙うと安い物でも普通に3万円〜4万円コースという感じであった。うむ、やはり新品は高いな。どうするか・・・

いろいろ考えた末に、バッテリーの新鮮な中古品を狙うことにしました。いまはスマホ依存症の人が多いから、中古市場に出回っているものは基本的にバッテリーのヘタリがハンパ無いであろう。さりとて新品は高い。そこで「たいして使ってないけど処分しちゃう系」の中古品を探します。買ってはみたものの、あまり使っていません、などと謳っているものを探すことにしたのです。

メーカーは特にこだわらない、と言いたいところですが前回同様シャープでいくことにしました。別にシャープが大好きっていう訳じゃないんだけど、これまで使ってきたSH90Bはナカナカ使い勝手のよい機種であったし、HuaweiとかZTEとかは過去に懲りているので使いたくはない。

私はネットオークションやネットフリマで検索を開始しました。










#203
2019年11月12日(火)
「スマホはSHARP AQUOS Sense lite SH-M05入手」

中古のスマホをネットオークションで入手しました。シャープのSIMフリー端末、AQUOS Sense lite SH-M05という機種です。送料込みで15,400円でした。


AQUOS Sense lite SH-M05
https://jp.sharp/products/shm05/index.html


メインスマホの修理中に3週間ほど使用、と謳っていたものですから、バッテリーはまだイケるだろうと判断しました。

AQUOS Sense lite SH-M05自体は1年落ちの旧型、といったところでしょうか。最新機種という訳ではありませんが、アプリのインストールには不自由しないレベルは保っています。これまでのSH90Bが「化石」のようなスマホですから、私には充分でありましょう。

手元に届いてみると美品でありまして、これならOKだなと思いました。オークションは常に「博打」でありますから、思っていたよりも状態が悪いものが届いて「失敗した!」と思うこともしばしばあります。今回はまあ、うまくいった方でしょうか。

さっそくセットアップを開始します。端末は初期化されていますが、念のためにもう一度自分でリセットを行いましょう。

いったん電源を切り、あらためてLIBMOのSIMを入れて再度電源をいれます。自宅Wi-Fiとの接続やAPNの設定をしなければなりません。どっちかというと面倒な作業ですよね。無事にLIBMOの回線とつながり、とりあえずヤマは越えました。あとはアプリを入れるだけです。

「駅すぱあと」や「ヤフオク!」のアプリをインストールしてゆきます。ありがてえ、ありがてえ。これまでは機種が古すぎて入れられなかったアプリが続々とセットアップされていくのを見ながら私はニヨニヨしておりました。



フルムーンちゃんの壁紙

元データは1080×2160ピクセルです。右クリック→保存して使ってオクレ。




壁紙には私の好きなアニメ作品「満月(フルムーン)をさがして」のフルムーンちゃんの画像を入れたよ。来たなロリコンババア!!とりあえず、ですからね。とりあえず。










#204
2019年11月13日(水)
「宅配便の再配達のハナシ」

今回はスマホをネットオークションで落札、購入したわけですが、配達の日時指定に悩みました。あの、荷物を待っている=拘束される時間というのはナンとも辛いものです。

ここから数日はチマチマと出かける予定が入っているので悩ましい。確実に受け取れる時間というと夜間であろうか。でももうちょっと早い時間のほうがいいな、という思いもある。もう、とりあえず再配達覚悟で「日時指定なし」にしました。

来るかな?という日、朝イチで出かける用事ができてしまいました。午後は午後で昼過ぎから夕方まで用事がある。まあ、朝の用事はサクッと行ってサクッと帰って来れば、遅くとも9時半には帰ってこられるから、仮に午前配達が来ちゃったとしてもおそらく大丈夫であろう。

しかし帰宅してみると不在票が入っていてガビーン。なんと、配達の人は私が家を出た3分後に来訪していた(号泣)。タイミングが悪すぎではないか。私は少しでも早く用事を済まそうと思って予定よりも早く家を出たのであります。もうちょっとモタついていれば出かける直前に受け取ることができたのだ。なんてこった。

ナンにせよ再配達を依頼しなければならない。

届いたのが郵便局の「ゆうパック」ということでまた落胆する。これがヤマト運輸さんだと、直接ドライバーさんに電話することができて、すぐに持ってきてくれるのです。しかしゆうパックの場合はドライバーさんにダイレクトで連絡をすることができない。

電話で再配達依頼をするにはナビダイヤルという、携帯電話からだとクソ高い通話料のかかる電話番号にコールしないといけないので癪なのだ。仕方なくネットで再配達依頼をしました。

午後にはまた出かける用事があるので帰宅してからの受取だな・・・ということで、19時〜21時で依頼しました。

できれば午前中に受け取りたかったZE。まあ、そう言っても今となっては仕方がナイ。

午後のお出かけ&用事を済ませて18時ちょっと過ぎに帰宅しました。夕飯を済ませて再配達を待つ。結局、荷物は20時をちょっとまわったところで無事に受け取ることができました。

スマホのセットアップは明日の朝にするか。こちらは老眼がひどいのでSIMやmicroSDカードの挿入を夜間にやるのはキツい。とりあえずオークションの出品者に受取連絡を済ませて取引を完了させました。そしてしばらく悩んでから、やっぱりセットアップを開始することにしました。だって早く新しいスマホつかいたいじゃん。

ということで、宅配便業者に関して言えばヤマト運輸さんの利便性の高さがダントツというのが今日の結論であります。電話するとすぐに持ってきてくれる、あのフットワークの軽さはマジですごいと思う。

佐川急便さんは若干きついものがあります。ヤマトさんに較べるとだいぶスピード感は落ちる。日本郵便さんはかなり不便を強いられます。正直って嫌いだ。

一番イヤンなのは某・西濃運輸さんであろうか。時間指定が「午前」と「午後」しかない。午後ってナンだよ!守備範囲広すぎだろうて。西濃さんが再配達になるときの絶望感が一番きついな。










#205
2019年11月14日(木)
「古いスマホにはゼロシムを挿しておこう」

無事にスマホの機種変更が完了しました。これまでのストレスが嘘のようです。こんなことなら、もっと早くに買い換えればよかったヨ。

さて。問題は古い方のスマホ、シャープのAQUOS PHONE SH90Bの扱いであります。どうするかな。

ネットオークションに出しても値段がつくかどうか。いまどきAndroidバージョン4.2.2などという、化石のようなスマホを手に入れようという人もいないでしょう。逆の立場でスマホを買おうとするとして、私だってこんなモンに今更お金など払いたくはないわ。

しかしいちおうは使えるのであります(実際、機種変更の直前まで使っていたのだし)。LINEやヤフオク!はできませんが、メールチェックやTwitterぐらいなら何とかなるのだ。これは万一の時の予備機として持っておくことにしました。まだバッテリーも元気だし、ワンセグも見られるし、ナンならデジタルカメラや音楽プレーヤーとしても使える。

考えた末、SIMはゼロシムを入れて持っておくことにしました。皆様、nuroモバイルの0SIM(ゼロシム)はご存知?


nuroモバイル 0SIM(ゼロシム)
http://mobile.nuro.jp/0sim/


なんと!毎月500MBまで無料で使えるモバイル通信サービスであります(データSIMの場合)。

特長としては、月間通信量500MB未満は無料。以降100MBごとに100円(税抜)がかかります。2GB以上使った場合は1,600円定額で5GBまで高速通信が使えます。5GBを超えると速度制限がかかるしくみ。

私はこのSIMを持っているのだ(以前、Androidタブレットに挿して使っていた)。いまはほぼ死蔵状態のSIMであります。

せっかく端末もあるのだし(しかも黄色の、比較的気に入っている手帳型ケースもある)、今後も予備機としてゼロシムを挿しておけばよい。



古いスマホの写真

ゼロシムを挿して、まだまだ現役で使えます




以上、マニアックなハナシでありました。










#206
2019年11月15日(金)
「普段持ち歩くためのマイクロフォーサーズ」

私は以前は当たり前のように毎日カメラを持ち歩いていました。フィルム時代はツァイスのネッターというスプリングカメラ(蛇腹おりたたみカメラ)をカバンに常備し、臨戦態勢で被写体を探していました。

いまはデジタル時代となり、私のメインカメラはマイクロフォーサーズ(LUMIX G8とG6の2台)となっています。ライカのレンズが使えるし、横浜ではレンズアダプターを介してチノンレンズが使える。私の心象風景を撮影するのに、これほど強力な布陣はありません。

しかしマイクロフォーサーズのG8やG6は(他社のミラーレスや一眼レフに較べれば)小さめのサイズとはいえ、やはり毎日の持ち歩きにはちょっと負担がおおきい。私にとっては高額な持ち物=上位機種でもありぞんざいに扱うのも心理的抵抗があります。

メインカメラ2台のうち、どちらかと言えば小型軽量のG6ボディにOLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6EZというパンケーキズームレンズを装着して「普段使い仕様」にしているものの、これをバッグに入れて普段持ち歩くのは相当の苦行であります。



レンズの写真

これがパンケーキ標準ズームレンズ




ネットオークションで使わなくなったカメラを大量にリストラしたのですが、そのなかにFinePix X10という高級コンパクトがありました。せめてあのぐらいのボリュームであれば、毎日持ち歩けるのだが。

さいわいマイクロフォーサーズの機種には小型軽量のボディが過去から現在にいたるまで数々リリースされています。ギター機材やカメラを処分したおかげでちょっとお金が手元にあるのをいいことに、ボディを買い増しすることにしました。

・毎日持ち歩ける小型・軽量ボディであること
・電子ビューファインダーは不要、背面液晶で充分
・1600万画素
・上記のオリンパス製パンケーキズームレンズを常用する

という条件で、中古カメラを探してみることにしました。










#207
2019年11月16日(土)
「機種の選定」

毎日気軽に持ち歩けるマイクロフォーサーズカメラボディが欲しい。そういう視点に立って、あらためて1台、カメラを導入することにしました。前回のモモ通で書いたように、私の希望する条件は下記のとおりです。

・毎日持ち歩ける小型・軽量ボディであること
・電子ビューファインダーは不要、背面液晶で充分
・1600万画素
・OLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6EZパンケーキズームレンズを常用する

もちろん予算的に新品を買うという訳にはいきません。中古で安い物を狙います。

まず希望に合うものとしてピックアップしたのがパナソニックのLUMIX DMC-GF6です。2013年にリリースされた小型ボディ機で、チルト式の液晶画面を採用している(自撮りがしやすい)のが最大の特長でしょうか。

オリンパスのレンズを使うという事でオリンパスのボディも調べてみました。小型軽量の1600万画素機としては、Pen Lite E-PL5あたりになりそうです。2012年にリリースされた機種で、こちらもチルト式の液晶画面を装備しています。ただフラッシュは外付式です。ううむ。内蔵ではないのか。

オリンパスを使ってみたい気もしますが私はカメラに関して言えばパナソニックファンでもあり、どちらかと言えばGF6に惹かれるものがあります。

しかしどちらの機種も中古価格は高め。普段使いボディとして買うにはまだ価格が高い。

それから、もう少し希望を言うと、別にチルト式の液晶画面は要らないし、せめてパナソニックGF3ぐらいのサイズ感がいいのだが・・・GF3は、残念ながら1200万画素なのです。

私は頭を抱えました。画素数を妥協してパナソニックGF3にするか?GF3なら中古価格も安いし、小型ボディサイズが非常にいい。でもGF3では画素数的にもスマホへの優位が保てない。1200万画素であることを理由に数々のカメラを手放してきたのだから、そこに妥協するのは良くないようにも思う。

ううむ。

そんなふうに逡巡しているなかで、パナソニックGX1という機種を見つけました。


LUMIX DMC-GX1
https://panasonic.jp/dc/p-db/DMC-GX1.html


GF3に較べればかなり大きいボディになりますが、G6に較べればビューファインダーが無い分、フラットボディで小型になります。ボディ内手振れ補正など気の利いた機能はありませんが、そんな贅沢は要らない(断言)。しかもAVCHDフルハイビジョンの動画も撮れるという。時代的に言うとGF5と同時代、2011年リリースのモデルで、価格もだいぶ安くなってきています。


ヨドバシ.comの実写レビュー


まさにズイコーパンケーキと組み合わせて気軽に使えそうなカメラです。私の出したリクエストに応えるカメラはこれかな。第一希望はLUMIX GX1ということになりそうです。










#208
2019年11月17日(日)
「Panasonic LUMIX GX1入手」

ネットオークションでLUMIX GX1を探し始めました。やはり程度によりけりで、状態のいいものは相当に高いです。3万円級のものがほとんど。私としては、外見が多少くたびれていてもよいので安く入手したいと思っています。どうせサブカメラ、普段使いカメラとしてガンガン持ち歩く予定ですのでね。予算はカメラボディと予備バッテリー込みで1万円というかんじでしょうか(相変わらず予算が渋いな!)。

そりゃあ、お金をつぎ込めばいいものが買えるのは分かっているけれど、要するに使用目的との兼ね合いが大事なのだ。毎日持ち歩けばおのずと傷だらけになる。だからピカピカの美品などは要らない。

話はとぶけどフィルムカメラの時代は外見の汚いものは敬遠していました。カメラは顔を近づけて使う機械だから、あんまり汚いのはイヤンなのです。しかしデジタル時代になって話が変わってきました。背面液晶を見ながらの撮影だと、カメラをそこまで顔に近づける必要はない。多少見苦しいカメラであっても問題は無い。

かつてマイクロフォーサーズのLUMIX G1(マイクロフォーサーズ初号機)を長年使っていましたが、外装はハガれてボロボロだわボディにベトつきは出てくるわ、それはそれは悲惨な個体と化しました。でもカメラとしては全く問題が無かった。ああいうモノに抵抗がなくなってから、私自身の考え方も変化してきたのであります。

さて。LUMIX GX1を狙う私ですが、ある日、外見のヤレた中古品が7千円台でオークションに出ているのを見つけました。まともなのを買えば3万なのだから、その4分の1ですからモノの状態は推して知るべし。いちおうカメラとしての機能は問題なしと謳っているので、これに資金を投入しました。

送料込みで8千円をちょっと割るぐらいで落札できました。あまり期待せずに到着を待ちました。

お金を払った翌日、カメラが届きました。どうせボロいだろう、と覚悟を決めつつもおっかなびっくり開封。



LUMIX GX1

LUMIX GX1




割ときれいじゃないか。ところどころに大傷小傷がありますが、ひどい塗装剥がれはないし、ベトツキもない。全然問題ないですよ。これは当たりを引いたな。

しかし大事なのはカメラとしてちゃんと機能するかどうかであります。動作チェックをしてみないと何とも言えない。はやる気持ちをおさえ、バッテリーパックを充電する。

うむ。予備バッテリーが要るな。










#209
2019年11月18日(月)
「LUMIX GX1の予備バッテリーを購入する」

今回はネットオークションでマイクロフォーサーズのカメラ、LUMIX DMC-GX1を入手しました。付属のバッテリーは1個しかありません。

デジタルカメラには予備のバッテリーパックが必須だと考えています。撮影に夢中になっている途中で電池切れになった場合、バッテリーが1個しかないとそこで「試合終了」になってしまいます。できればスペアのバッテリーパックを手元において、ローテーションしながら使うのが望ましい。

ということで、予備のバッテリーパックを買うことにしました。純正品は確実に動作することが魅力ですが、いかんせん値段が高い。しかもGX1用のバッテリー、型番で言うとDMW-BLD10というのですが、パナソニックのサイトを見ると販売終了となっています。

これだからデジタルカメラは嫌なんだよなあ。電池が入手できなくなって、カメラが事実上使い物にならなくなるという恐るべき事態が、いとも簡単に発生してしまうのです。

仕方がない。ここはひとつ非純正の互換バッテリーパックを買おうではないか。幸か不幸か、China製の互換バッテリーというのが各社(?)から売られています。カメラでの動作保証はありませんが、イチかバチか賭けで買うしかない。

たとえばソニーのハンディカムなんかだと、純正バッテリーには特殊なチップを埋め込んでいて、本体とのやりとりをして問題ないか判定するものがほとんどです。要する互換バッテリーは使えない仕様になっているのです。こうして高価な純正品を消費者に強いる作戦ですが、メーカーからしたら得体のしれないメーカーの電池を使われて壊されても困る、というスタンスなのでしょう。パナソニックでもそういう事態があると聞いています。なので、互換バッテリーは「賭け」で使うモノなのです。買って使ってみて、ダメならダメで、ああしょうがなかったナ、ゴミを買っちまったYO!と笑い飛ばす余裕が無いといけない。

要は互換バッテリーを買うのも使うのも全て自己責任、ということです。

そういう意味では無駄遣いの許されない貧乏人はなおのこと「純正品」を買うべきなのですが、販売終了しているのだからしょうがない。私はメーカーすらわからない(表記がない!)謎の互換バッテリーを購入しました。2個で2,180円。ヘタをすればどぶにお金を捨てるような所業です。

注文すると、早々に届きました。

さっそく充電を開始しました。いちおう機能はするようで、数十分後には充電完了となりました。

おそるおそる、カメラ本体に入れてみる。電源を入れて・・・おお!動くぞ!!といっても数分後にバッテリーエラーが出る可能性もあるから油断はできない。私はしばらくの間、電源を入れたり切ったりしながら部屋で寝転んでいるぬいぐるみを撮ったりして様子をみました。

ふむ、大丈夫っぽいな。大丈夫じゃないと話は進まないのですが、互換バッテリーが無事に使えるというのは大きな一歩です。まさに大勝利。ざまあみろパナソニックめ。純正品の販売を終了したメーカーに呪いあれ。










#210
2019年11月19日(火)
「やはり普段持ち歩くカメラは小型軽量に限る」

このたび、ネットオークションでパナソニックのマイクロフォーサーズカメラ、LUMIX DMC-GX1を入手しました。これにオリンパスのパンケーキズームレンズをつけて、普段持ち歩こうという作戦です。

思えば当初の目論見では、サブカメラのLUMIX DMC-G6がその任務にあたるはずであった。

しかしG6ですらデカくて重すぎるのであった。G6といえばマイクロフォーサーズのスチルカメラとしても小型軽量の部類に属します。しかしグリップ部やビューファインダー部の突起が邪魔をして、バッグの中でのすわりはイマイチなのであった。アウトドア用のリュックを背負っている時ならまだいい。普通のハンドバッグに入れると「ンガー!!」と叫びたくなる収納性の悪さがあった。

やはりG8やG6は本気を出して横浜を撮るカメラ、なのであります。

その点、今回入手したGX1は非常にいい感じに小さいのです。ボディに突起がほとんどない(グリップ部がもっこりしている位)のが実に、実によいのであります。パンケーキズームレンズを装着した状態で、バッグの一番端っこにストンと落とし込むことができる。



LUMIX GX1

LUMIX GXとパンケーキ標準ズームレンズ。GX1のコンパクトさがおわかりいただるでしょうか。







LUMIX GX1とG6

LUMIX GX1とG6(右)の比較。







LUMIX GX1とG6

LUMIX GX1は薄型なのがヨイですね。




これはお買い物としては久しぶりのヒットとなりました。

フィルム時代に使っていたツァイスのネッターというカメラは、折りたたむとペッタンコになるという素晴らしい製品でした。いつでもどこでも持っていけた。それに比べればレンズの突起がある分、不利ではありますが、フィルム時代はカメラだけじゃなくて予備フィルムも外付フラッシュも持って歩いたのだ。それを思えば

・ツァイス ネッター+予備フィルム+外付フラッシュ
・パナソニックGX1+パンケーキレンズ+スペアバッテリー

の、容積の差は少ないであろう。

スマホのカメラ機能に対してはマイクロフォーサーズの撮像素子が絶対的なアドバンテージになります。早い話が、スマホよりも断然写りがいい。このへんは「思い込み」も大きく作用する話になってきます。私なんかは普通に撮るならスマホで充分、とか思ってしまうレベルなので、あえて「いや!マイクロフォーサーズの方が優位だ!」と自分に言い聞かせている部分はありますねえ。しかも付けるレンズがM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6EZパンケーキズームという、写りのヒドさで低評価が世界にとどろいているシロモノなので、実は画質そのものについてはあまり考えたくはない。

なお、撮った写真をスマホに取り込むのにはカードリーダーを使用します。スマホのUSB端子に差し込んで使うカードリーダーがあるのよ。カメラからSDメモリーカードを取り出して、このカードリーダーを介して写真をスマホにコピーすれば、SNSにアップしたり友人とシェアしたり、ということが可能になります。すっごい面倒ですけどね。無いよりはマシでしょうか。



スマホ用カードリーダー

スマホ用のカードリーダーです







カードリーダーでスマホに写真を取り込む

こんなふうに接続して写真をスマホに取り込みます




スマホのカメラ機能の利便性が高すぎるのでデジタルカメラの稼働率が大幅に下がってきた今日この頃でありますが、これからはGX1をメインカメラに据えて、普段から「カメラ女子」っぷりをアピールしてゆこうと思っています。カメラ男子と写真デートするときとかもGX1のかわいらしいサイズ感がよさそうです(意味不明)。










#211
2019年11月20日(水)
「LUMIX GX1につけるカメラストラップのハナシ」

このたび、マイクロフォーサーズのカメラを普段使いすべく、LUMIX GX1という古いカメラを中古で入手したのであります。

さて、ストラップをどうするか。

私は基本的に「カメラは首から提げる派」というのに属しており、写真散歩するときなどはネックストラップ以外は考えられないのであった。胸の前にカメラを提げて、撮りたい時にパシャッと写すというのが一番いいと思っています。カメラ女子アピールもできるしネ。

しかしカバンに常備するために購入したGX1でありますから、サッと取り出してサッと撮りたい。長いストラップは邪魔になります。

ということでハンドストラップをつけることにしました。ハンドストラップのカメラを手首に通して片手で持ち歩くのは腱鞘炎の私にとっては「苦行」になりますが、そういう使い方はしなければヨイ。

私はカメラ用品箱をゴソゴソと漁って、一本のハンドストラップを探し当てました。以前、G6に付けていて、腱鞘炎が悪化した思い出深いストラップであります。

これをGX1に装着しました。うむ、そのたたずまいは悪くない。



ハンドストラップ装着の写真

ハンドストラップ装着で身軽に行くのよねん




試しに右手首にストラップを通して持ってみる。30分もしないうちに腱鞘炎が再悪化するであろう、という感触です。今回はこれでいいのだ。バッグからカメラを出して、両手でホールドしてサクッと撮ってまたバッグにしまえばよいのである。なんか盗撮者みたいな動きになりそうだが仕方がない。コンパクトデジタルカメラのキヤノンPowerShot SX160ISでさえ、片手ホールドでは腱鞘炎が痛いのだ。あきらめろん。

これでしばらく様子を見ようではないか。










#212
2019年11月21日(木)
「試し撮りのサンプルは無いのか?みたいなハナシ」

中古でカメラを買ったのです。パナソニックGX1であります。であるなら、撮った写真を載せてくださいよ的なハナシになろうかと思います。

しかし写真で重要なのはカメラ本体よりもレンズでありまして、私がこのカメラで常用するレンズはオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZなのです。このレンズに関してはことし1月に6回にわたって紹介しているのであります。

2019年1月8日
「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを主観たっぷりで評価する 1」
https://ezomomo.com/momo_j/momo_j2019_1.html#8

(6回にわたって連載)


このときの結論としては

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
ノドカ的おすすめ度 ★★★☆☆

総合評価は100点満点で70点ぐらいであります。
携帯性 100点
操作性 40点
描写力 70点

・・・というような事を書いていました。超薄型で携帯性が抜群によく、逆にその薄さがたたってズーム操作がしにくく若干イライラさせられる。肝心の描写力は70点というような評価をしました。

実はこのレンズ、オリンパス史上もっとも描写がヒドい糞ズームレンズという評判が世間では定着しています。小型化を優先するあまり肝心の写りが非常に悪い、という扱いなのですが、私は前述のモモ通で連載したように「そこまでこき下ろすのはかわいそうだ」という評価なのです。そこそこよく写るじゃん、と私は思ったのであります。みんな評価が厳しすぎるんじゃないだろうか。携帯性を追求したズームレンズですから、あんまり粗探しをするのはどうかと思うよ。

ということで、本当にGX1の実力を見たければ、それこそライカレンズをつけて横浜に本気で撮りに行かなければならない。いまはそこまでするガッツはない。だから近所で適当に撮ったサンプル画像で勘弁願いたいと思います。



腕時計の写真

腕時計。30mmマクロレンズ使用。







ガスメーターの写真

ガスのメーター。







猫の写真

猫。







ミミズクのオブジェ写真

ミミズク。







建物の写真

夕方であります。







車の写真

車の写真。




今日の結論としてはGX1にM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを付けた感触は良好、ということになります。毎日持ち歩くにはギリギリOK、なコンパクト感が出せていると思うのです。

これを持ち歩けなくなったら私も写真家として終わりだな。










#213
2019年11月22日(金)
「パナソニックGX1を毎日持ち歩くための、ひみつ兵器」

「マイクロフォーサーズのカメラを毎日持ち歩こうプロジェクト」が始まりました。小型軽量のパナソニックGX1ボディを入手したので、これにパンケーキズームを装着して毎日持ち歩き、シャッターチャンスを逃さない人生を送ろうと考えている訳です。

その原動力となっているのが、ひとえに

「スマホのカメラ機能の利便性の高さに、一矢報いたい」

という熱い思いであります。人間は横着なもので、スマホのあまりの便利さにカメラを持ち歩くことを久しくやめてしまった私が、これではイカン!やはり写真好きとしては常に本気カメラを身にまとうべきではないかと思ったのであります。

とはいえ常用レンズが写りの悪さで定評のある標準ズーム、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZというのでは、あまりにも弱い。重箱の隅をつつくようなマニア連中から「しょぼいレンズ使ってるナ」と思われるのはくやしい。

さりとていくら写りが良くてもデカくて重いレンズを毎日持ち歩くのはイヤだ。

悩んだ末、持ち物にマクロレンズをプラスすることにしました。普段、防湿庫の中で留守番していることの多かったマクロレンズを、いっそのこと毎日持ち歩こうという作戦です。


LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.
https://panasonic.jp/dc/lens/products/lumix_g_macro_30.html


これは伝家の宝刀・ライカレンズではないのですが、非常によく写るのであります。ピント合わせがすさまじく早く、そしてボケの綺麗な描写も素晴らしい。欠点はデカくて重い(そればっかりだな)。

普段はマクロレンズを装着して本気のワンショットを狙える状態にしておき、どうしてもズームレンズが使いたい時は標準ズームレンズに付け替えて幅広い被写体を狙えるようにするという作戦です。レンズ交換は正直面倒くさいのですが、それもスマホのカメラ機能に対するアドバンテージだと考えればワクワクします。



マクロレンズ写真

デカいレンズだよ!荷物が増えるよ!







マクロレンズ30mmを装着した写真

最高の写真が撮れる組み合わせです




ということで、ひみつ兵器のマクロレンズをスタメンに起用して打倒スマホ写真ののろしを上げようと思っています。










#214
2019年11月23日(金)
「LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.で撮る」

新たに導入したマイクロフォーサーズカメラ、GX1の常用レンズとしてLUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.を使うことにしました。おい!長くて重いぞ!!当初の計画(=小型軽量な装備を毎日持ち歩く)から大きく逸脱していないか?

というのは、おいといて。

やはり写真はレンズで決まるのであります。私はこのLUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.というレンズが大層気に入っており、個人的評価は非常に高いのですが、何しろ横浜に行くときはライカとチノンのレンズをもってゆくので、いまひとつ出番が無かったりしたのです(いちおう雨の日の横浜を撮り歩く本命レンズではある)。

このマクロレンズを常用したら、かつてマミヤC330fに135mmF4.5のレンズをつけていたころの感動がよみがえるのではないかと考えました。被写体を注視した時の画角が、66判での135mmでありましたから、マイクロフォーサーズの30mmはそれに近いものがあるんじゃないかと思ったのです。

LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.は何しろすごいレンズでありまして、公式サイトのスペックを引用しますと

・レンズ構成:9群9枚(非球面レンズ1枚)
・焦点距離:f=30mm(35mm判換算60mm)
・画角:40度
・光学式手振れ補正機能あり
・最小絞り値:F22
・開放絞り:F2.8
・絞り形式:7枚羽根 円形虹彩絞り
・撮影可能範囲:10.5cm〜∞(撮像面から)
・最大撮影倍率:1.0倍(35mm判換算:2.0倍)

というおそるべき仕様をほこっており、「開放F2.8の大口径レンズが、マクロ撮影はもちろんのこと、通常撮影においても、美しいボケ味で表現力豊かに世界を描き出します」(公式サイトの文面を引用)ということになっています。

すさまじいのはAF(オートフォーカス:自動ピント合わせ)の速さで、近接撮影も遠景も爆速でピントが合うのです。私は視力が悪いのでこのスピードに毎回感動します。

なお、最大径×長さはφ58.8mm×約63.5mmとなっていて、質量は約180gという値です。毎日持ち歩くにはちょっと大柄ですが、それをあえて実行に移そうという気になるぐらい、よく写ります。



オオカミのぬいぐるみ写真

シンリンオオカミのシェリルちゃん







オオカミのアップ写真

アイドルふうアングルでポートレートのつもり







紅葉の写真

秋色の風景







葉っぱの写真

ボケもきれいです







ほぼ廃墟な八百屋の写真

とても鮮鋭に写ります







ガンダムの写真

ミニチュア撮影も決まります




なんでも撮れるよ!!このレンズがあれば無敵感がハンパないのであります。










#215
2019年11月24日(日)
「結局は大荷物になっちゃったじゃん!GX1」

デジタルカメラのハナシ、続いています。というわけで、LUMIX GX1にLUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.を装着した状態で毎日持ち歩こうと思いました。これをカバンに常備しておいて、日々素敵な写真を残すんだ。

「さあバッグに入れたたまえ」
「サー!イエッサー!!」
「パンケーキ標準ズームレンズとカードリーダーもポーチに入れてね」
「あ、はい」

・・・



荷物の写真

けっこう大荷物じゃないすか




デカいな!(笑)っていうか大荷物じゃないか。なんか体感的にはG6持ち歩いていたころの3パーセント減みたいな感じ。正直言って、け、けっこう荷物が多いな的な焦りを感じたのであります。こんなモンを毎日持ち歩こうなんて


「苦役」


以外の何物でもないじゃん(号泣)。ハンドバッグに入れるのは相当キツい、という荷物量じゃアないか。フィルム時代にチノンCM-4に24mmレンズを付けていたころのような感覚です。それぐらいのボリューム感があります。艦長!!こんな荷物を毎日持ち歩くなんて私には無理です!!ただのカメラマニアっすよこれじゃあ。ああ、私の作戦はナンだったんだ。

スマホ写真家に一矢報いたい、ということで「いいカメラを毎日持ち歩いて対抗」っていうコンセプトが、そもそも無理があったんじゃないのか。もはやスマホの利便性には勝てない、のか。

カメラ女子もつらいな。

いちおうリュックを背負ってゆくようなときはGX1でも充分戦えます。大丈夫です戦えます・・・(弱気)。

パンケーキ標準ズームだけを持ってゆくとなら話は別です。バッグに入れるのも楽勝感があります。でもそれだとスマホに対するアドバンテージが激減してしまう気がする。マイクロフォーサーズで勝負するなら、やはり30mmマクロは外せないよなあ。

かくしてGX1毎日持ち歩き計画はすでに破たんの様相を呈してきました。なんてこった。助さん格さん、もうしばらく様子をみましょう(超弱気)。実に間抜けな展開になってきたな。










#216
2019年11月25日(月)
「毎日の持ち歩きカメラ、いちおう結論」

かくして私の毎日持ち歩きカメラは

・カメラボディ:Panasonic LUMIX GX1
・メインレンズ:LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.
・サブレンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

という構成に落ち着きました。強いて言えばメインレンズ(マクロ)がデカくて重く、結局カメラの小型軽量化が図れないということが欠点なのと、サブレンズ(標準ズーム)がやや弱い、というところでしょうか。

マクロレンズの巨砲感はハンパ無いのであります。結局、写りを追求するとデカくて重たい装備になってしまうんだよなあ。仕方のないことかもしれないなあ。

標準ズームはあまり評判の良くないレンズですから、重箱の隅をつつくマニアから「ヒドいレンズつかってるね」と突っ込まれたらくやしい。

しかし私にとってはZUIKO(瑞光)銘のパンケーキズームレンズという唯一無二の価値ある製品なのであります。子供のころ、オリンパスペンEEをつかっていた頃から馴染みのあるオリンパスというメーカーの、超薄型標準ズームというのはある意味私の理想を具現化したレンズでありますから、これを否定するのは辛い。

当面はこの装備で戦う、と固く決意しました。スマホカメラ軍団に対してただ一人立ち上がった戦士、という感じで悲壮感がハンパない。でも人間、やると決めたらやるしかないのだ。

アスペクト比は1:1の正方形に設定しました。パナソニックのいいところは正方形写真が撮れるところであります。これでメインカメラのG8、G6と足並みが揃いました。

マイクロフォーサーズの1600万画素機を持ち歩く満足感というのは確かにあります。装備の上ではスマホカメラ軍団に絶対に負けることは無い、という確信があります。最高の機材を常に持ち歩くというロマンを味わっていければいいかな。

がんばれ、アタシ。










#217
2019年11月26日(火)
「君はサザコーヒーを知っているか」

友達からサザコーヒーをいただきました。

「いやー存じませんな」

と言ったら、茨城県民なら知らぬものはない!という地元では有名なコーヒーなのだそうです。友達が茨城出身で、サザコーヒーを知らないのはもったいない、という話になり、このたび「徳川将軍珈琲」というのをいただいたのです。

なんでも徳川慶朝(とくがわよしとも)氏は、日本の写真家であり、徳川幕府第15代将軍徳川慶喜の曾孫で、旧公爵徳川慶喜家の4代目当主。この方が自ら焙煎したコーヒー豆を"徳川将軍珈琲"の名で販売していたというのだ。それが今回いただいたコーヒーであります。

コーヒー好きの私はルンルン気分で帰宅し、さっそくいれてみました。



サザコーヒーのパッケージ写真その1

徳川将軍珈琲!!







パッケージ写真その2

なんと渋いパッケージであろうか







コーヒードリップ中の写真

いい香りがただよってきました!




お湯を注いでドリップするとふくよかな香りが部屋を満たしました。味わってみると非常にマイルドで甘い香りのコーヒーでありまして

「美味!美味!!」

と叫びながら味わったのでした。

私はヤング時代に自転車やオートバイで旅をしてきましたが、主に西日本への憧れが強かったので北日本というか、北関東以北はほとんど旅をしていないのであります(北海道を除く)。っていうか栃木、群馬は訪れているけど茨城は盲点だった。茨城は仕事で行ったことがあるくらいで、遊びに行ったことすらない。そんな未熟者の私はサザコーヒーは存じませんでした。

まだまだ世の中知らない事がいっぱいあるね。おいしいコーヒーをいただきながら、まだ訪ねたことのない茨城に思いをはせたのであります。ああ、オートバイがない生活は暗いな。










#218
2019年11月27日(水)
「毎日持ち歩きカメラ、ついに伝家の宝刀を抜く」

毎日の持ち歩きカメラとしてパナソニックのGX1を使っています。メインレンズを「写り100点満点」の30mmマクロにしましたが、やはり常用するには画角が狭いと感じます。

そこでオリンパスのパンケーキ標準ズームレンズに切り替えるのですが、何しろレンズ描写の落差が激しい。オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZは持ち運びには便利なのですが、もうちょっとビシッと写したいのですよ。

これは中途半端だな、と感じ始めました。

そこで私は防湿庫から「写り100点満点」のライカDG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.を取り出しました。

もうアレだ、中途半端なレンズで妥協するのはやめていっそのことライカを常用したほうがストレスがないのではないか。

といってもライカ15mmはけっこう大きくて重いレンズです。パンケーキズームの2倍以上長さがありまして、本体に装着すると「ザ・カメラ」という感じになります。たたずまいは30mmマクロを付けている時とあまり変わりません。身軽感はゼロ。

しかし「上がる写真は息をのむ描写」であり、これを使えばスマホのカメラなんぞ蹴散らして戦えるのであります。マクロ30mmと組み合わせて使えば毎日が無敵になります。

私はGX1にライカ15mmを装着し、しばらく腕組みして悩みました。ライカのレンズを毎日持ち歩くか・・・そうしたら確かに贅沢な気分になれるかもしれないな。



レンズのアップ写真

ライカ15mmレンズ!







全装備の写真

すさまじい荷物量となりました




かつてライカM4の代わりにと富士フイルムの高級コンパクトカメラX10を使っていたけれど、それを思えばむしろホントのライカレンズを使ったほうが充実感はあるなあ。パナソニックGX1をライカM4の代わり(新)という扱いに格上げして常用したら私の平凡な日常もよりエキサイティングになるかもしれないな。

私の気持ちは決まりました。オリンパスのパンケーキ標準ズームレンズを手元から処分し、伝家の宝刀・ライカ15mmを常用しよう。










#219
2019年11月28日(木)
「POPE IN JAPAN 2019 教皇ミサ に列席する」

我らがカトリック教会のフランシスコ教皇が来日されるのに伴い、11月25日月曜日に東京ドームにて教皇ミサが執り行われました。

私はクジ運の強い友人のおかげでこのミサの抽選に当たりました。私はクジ運が悪いのでソロ活動したら絶対に当たらなかったであろう。グループで応募したおかげで(誰かがクジ運が強いのであろう)、コバンザメのようにくっついてミサに与ることが可能となったのであります。

カトリック教徒としてこんなに喜ばしいことはありません。私は当選ハガキが届いた時からもうウキウキ、ウキー!!状態になってしまい、急いでインフルエンザ予防接種を受けにいったのでありました。

11月25日。当日。興奮して全然眠れなかったZE!私は上がり症なので本番前には食事がのどを通らない(←おまえただ列席するだけだろ)。退場までの時間を考えるとちゃんと食べておいた方がヨイ、と思い必死に納豆ご飯(味噌汁付)を食す。

せっかくなので双眼鏡をもってゆくか。

「艦長!ニコンのミクロンならとっくの昔に売却しました」
「そ、そうだっけ(滝汗)」

そうだった。私は髄液が漏れてしまった後遺症で両眼をつかった立体視がうまくできないので、双眼鏡はストレスになるので使うのをやめたのだった。仕方がない、モノキュラー(単眼鏡)をもってゆこう。

友人たちとは現地集合。いざ、会場である東京ドームに向かう。JRだと乗り換えが面倒くさいので都営三田線の水道橋駅で降りることにする。武蔵小山から電車で直通ですからね。

受付時間が12時半から14時半ということで、あまり早く行くのも待ち時間が長すぎてつらいだろうし、さりとてギリギリだと焦るのが私の性格であります。そもそも東京ドームの入り方がわからずに現地で迷うであろう。13時頃に席につけるよう余裕をみつつ電車を選びました。

抽選ハガキと身分証明書をみせて入場。東京ドームにきたのは何年か前に野球を見に来た時以来であって、我らDeNAベイスターズファンとしては敵陣でありますから、若干緊張する(謎)。

友人たちとは無事に現地で合流できました。

ミサの開始時刻は15時30分。フランシスコ教皇オープンカーで登場!!私は光に包まれてしまって恍惚状態、っていうかフランシスコ教皇の司式ということで大興奮してしまいもう訳がワカラン状態。アイドルを見て失神する女性ファンの気持ちが今ならわかる。わかるぞ。

私は存命中にバチカンに行きローマ教皇のミサに与るのが夢であったが、もはやいまの暮らしではバチカンに飛ぶ余力も経済力もなく、ああもう夢は叶わず終わるのか、とあきらめていただけに、まさかの教皇来日で念願がかない、身も心もスパークしてしまいました。まさにはじけ飛んで宇宙の蒲田までとんでいってしまった。

ミサ後は放心状態。天使が下りてきてもうフワンフワンであります。魂がぬけたようになりしばし廃人のようになっていました。まあある意味すでに廃人だけどな。それはそれとして。ようやく正気を取り戻して出口に向かう。何しろすごい人数なので出るのに時間がかかった。

全国のカトリック教徒があつまって心をひとつにしてミサに与る喜びであります。完全燃焼してしまった。これからも力強く信仰の道を生きて行こう!と強く思ったのであります。

帰宅したら疲れがドッと出ました。夜の祈りを唱えて即ポテ。興奮はしていたがあっという間に眠りに落ちました。皆様、おつかれさまでした。










#220
2019年11月29日(金)
「世界アリクイの日」

やってきましたよ11月29日。世界アリクイの日であります。私もそんな重要な日があることはつゆ知らずにいたのですが、昨年の江戸川自然動物園のブログを見て初めて知り衝撃を受けたのであります。

私はアリクイが大好きです。

きっかけは池袋のサンシャイン国際水族館(現:サンシャイン水族館)で2005年、2008年の二度にわたって脱走ブレゲーしたミナミコアリクイのタエちゃんとの出会いです。

当時は「アリクイ脱走」というニュースを病院でぼんやり見ていたのですが、無事保護されたタエちゃんの映像を見て釘付けになりました。か、かわいい・・・これがコアリクイ(ミナミコアリクイ)なのか。

私はアリクイと言ったらオオアリクイのイメージしかなかったのでコアリクイのかわいさ(しかもタエちゃんは超美形)に胸キュンとなったのです。

たちまちLoveタエちゃんになってしまい、サンシャイン国際水族館の年間パスポートを入手しビデオカメラなんぞをもってタエちゃんのもとに通いました。

いつしかオオアリクイまで恋愛の対象になってしまい、気づけば上野動物園のガンコちゃん(オオアリクイ、2013年7月没)に会うために上野動物園の年間パスポートまで取得。

もはやアリクイ漬けの生活になり、工房 エゾモモンガというよりはむしろ工房 アリクイ状態と化したのであります。

(もちろんエゾモモンガも大好きですよ!)

そして以前は「モモンガのぬいぐるみ以外は買わない」と固く誓ったはずが、たがが外れ、アリクイ(オオアリクイ、ミナミコアリクイ)を買いまくるようになってしまったのであります。気づけば部屋中アリクイだらけという状態です。出し切れなくて衣装ケースにしまってあるぬいぐるみもある(笑)。



タエちゃんぬいぐるみ写真

ミナミコアリクイのタエちゃん!




こんかいのフランシスコ教皇ミサにはオオアリクイのアニモくんのぬいぐるみを持参して、一緒にミサに与ってきました。ギターケースには「けものフレンズ」のミナミコアリクイちゃんをつけています。もはや病気です。アリクイ依存症。オオアリクイに強く抱きしめられて背骨を折られて死ねるなら本望であります。

世界アリクイの日を大事に胸にしまって今日一日をつよく生きるんだ。










#221
2019年11月30日(土)
「クリスマスシーズンということで、持ち曲のレパートリーを増やそうと思う」

待降節を迎え、主の御降誕(クリスマス)への気分も高まってきました。思えば私が洗礼を受けたのは2003年のクリスマスであった。それまでの罪深い人生を恥じ、それからは聖人になることを目標に清く正しく生きてきたつもりなのだ。って、その割には怠惰だな!!

この時期になるとクリスマスパーティも増えてくるので、ミュージシャンたる者、なにか一芸のひとつも出来ないとしょうがない。去年のクリスマスパーティではポンチョを着てアンデス民謡「エル・サリリ(アンデスの旅人)」を12弦ギターで弾き語ったのですよ。

今年も新曲をやりたいな。

私はフラメンコ歌手ですが、踊りのないフラメンコの唄は見ていて退屈なものです(断言)。こんなこと言うと業界で総スカンを食らいそうですが、じっさいそういう側面は否定できないと思うよ。ましてや弾き語りなんぞをして

「唄もギターもイマひとつ」

という結果になったら目も当てられない。ということで、私はソロ活動のときはアンデス民謡の弾き語りをやることにしているのだ。

今年は有名な「花祭り(エル・ウマウアケーニョ)」をやれるように準備することにしました。ギターではなくウクレレを使おうという作戦です。だってギターは持ち運びがウザいんだもん(←ギタリストにあるまじき発言)。というのは嘘で、アンデス民謡で使われる楽器、チャランゴ(アルマジロの甲羅を使って作られた楽器)の高音を再現するにはギターよりもウクレレのほうが似合っているのであります。本当はモノホンのチャランゴが欲しいんだけど、これ以上楽器を増やすのはどうかと思うのよねん。

ちなみに去年はチャランゴのきらびやかな明るい音色を再現すべく12弦ギターを使いましたが、すでに売却したのでもう手元にはないのだった。

将来的にはヴェノーヴァで「コンドルは飛んでいく(エル・コンドル・パサ)」を吹こうと思っています。ケーナの代わりね。本当はモノホンのケーナをやりたいんだけど、これ以上楽器を増やすのは(以下略)。

・コンドルは飛んでいく
・アンデスの旅人
・花祭り

将来、この三曲がレパートリーになれば、アンデス民謡歌手ノドカ・アンジェリカのネタ的には充分であろう。



歌詞カード写真

ウクレレで弾き語るのだ




さっそく「花祭り」の歌詞とコードをチェック。ウクレレはがんばって練習すればなんとかなりそうな感じであります。










#222
2019年12月1日(日)
「中古電子辞書入手」

これまで使っていた電子辞書の液晶画面が壊れてしまい、使えなくなってしまいました。

辞書なんて新しければ新しいほどいいんだから、スマホがあれば充分だろう、という人も多いかと思いますが、私は天邪鬼だからナンでもカンでもスマホ、というスマホの奴隷状態がいやなのよねん。

特にシャープ製のスペイン語辞書のコンテンツカード(辞書データの入ったSDメモリーカード)を使ってきて便利なので、引き続きこれを使いたい。

最新機種はスペイン語辞書などのコンテンツカードもmicroSDカード仕様になっているので、私の旧タイプのカードに対応する旧機種の電子辞書をネットオークションで探してみることにしました。

調べてみると、おおむね2003年から2005年頃に発売された機種が私のスペイン語辞書カードに対応しています。古っ!!

PW-V9400という機種が700円で出品されていたので、どんなコンテンツを収録した機種なのかを事前調査しました。


シャープ 電子辞書 PW-V9400(学習・専門タイプ)
https://jp.sharp/papyrus/lineup/pw-v9400/index.html


入学から受験まで、学生生活をバックアップ、と謳っているので高校生向きのモデルのようです。

私は「広辞苑」と「漢和辞典(なんでもいい)」と「古語辞典(なんでもいい)」と「英英辞典(なんでもいい)」が必須という暮らしをしているので、これでいけそうです。日本史事典、世界史事典、英単語学習教材なども入っているのでさすが高校生向きだなと感じます。

これを落札しました。

届いてみると、そこそこ使い込まれたまずまずの並品、という感じで、たぶん前のオーナーは学生時代によく使って、ひょっとしたらより専門性の高い辞書にステップアップしたのかもしれないな、などと余計なことを考えるのであった。

私は高校の時世界史を選択したこともあり、世界史事典というのがどんなものなのか見てみました。世界史用語がまとめられていて、なるほどこれは便利だ。



電子辞書の写真

トゥール・ポワティエ間の戦い!(732年)




さっそくmy辞書に登録して、すぐに使えるようにしました。my辞書に登録するとメニューを辿らなくてもすぐに辞書が使えるのです。世界史(っつーかヨーロッパ史)大好き。

続いてコンテンツカードのテストです。ボディ横にカードスロットがあり、ここにSDメモリーカードに収録された辞書を挿して使います。



電子辞書にコンテンツカードを差し込む写真

スペイン語辞書カードを入れる




カードボタンを押すと一発でカード内の辞書にアクセスできるのでスムーズに検索できます。いいぞ、いいぞ!

古い電子辞書なので「日経パソコン用語辞典2005」などという今見ると痛いコンテンツも収録していますが、それはそれということで。いい辞書を安く入手出来て良かったであります。










#223
2019年12月2日(月)
「毎日の持ち歩きカメラ、結論(訂正版)」

レンズをオリンパスのパンケーキ標準ズームレンズからライカ15mmに変更しました。かくして私の毎日持ち歩きカメラは

・カメラボディ:Panasonic LUMIX GX1
・レンズ:LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.およびライカDG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.

という構成に落ち着きました。まったくもって小型軽量化からは遠のいてしまいましたが、無敵感がハンパないのであります。

もうこれで装備は決まりです。妥協のない完璧な布陣。望遠レンズがないのは、私の撮影(被写体)には必要がないからです。

前述のようにGX1の撮影アスペクト比は1:1の正方形に設定してあります。装備の上ではスマホカメラ軍団に絶対に負けることはありません。まあ、写真はスペックの勝ち負けじゃない。最高の機材を常に持ち歩く、その充実感を毎日味わうことができれば充分であります。

今回の采配にともない、オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZは売却することにしました。1万円ぐらいにはなるかな?










#224
2019年12月3日(火)
「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 売却」

というわけで、戦力外通告を受けた標記のレンズは持っていてもしょうがないので売り払うことにしました。これまで14mmの広角から42mmの中望遠までを担ってきた立派な戦士であった。今後はライカ15mmとパナソニック30mmマクロで戦うんだ。

広角側で1mmの差は大きいから、ライカ15mmでは広さが足りないこともあるかもしれない。テレ側42mmもよく使ったから、30mmマクロでは寄りが足りないかもしれない。まあ、その時はその時だ。撮れない写真はあきらめようではないか。

さて。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZのネットオークションでの落札相場は1万円いくかいかないか、というあたりでしょうか。私は「もう使わない」と決めたものは見るのもイヤなので、とっとと売って現金化できればそれでOK。

開始価格を格安にしてオークションに出品すると、たちまち入札がありました。最終日のオークション終了直前にはいいかんじで値も上がり、予想以上の金額で落札されました。私が入手した時よりも値段が高いぞ。パチパチパチパチ。お見事。

ただちに入金があったので翌日スカッと出荷しました。あばよZUIKO。もう二度と会うことは無いであろう。

今後、標準ズームに関してはパナソニック LUMIX G8につけているライカ12-60mm(万能選手、私の横浜撮影のメインレンズ)で戦っていこう、という感じであります。コンパクトカメラ、キヤノンのPowerShot SX160ISやニコンCOOLPIX L610もあるから日常的に不便を感じることは無いであろう。

将来的になんらかの理由で必要性を感じたなら、パナソニックの12-35mm F2.8を買い増ししてもよいし。慌てることはないんだ。










#225
2019年12月4日(水)
「記念の品として、双眼鏡を買うことにした 1」

令和元年。教会やワインセラーでフラメンコライブをしたり、ヴェノーヴァ奏者としてライブでデビューしたり、フランシスコ教皇の御ミサに与ったり、本当に実り多く、思い出の豊かな一年となりました。

フランシスコ教皇の御ミサにはビクセンの単眼鏡を持ってゆきましたが、正直言って片目だけで見るのは物足りなかった。やはり双眼鏡は必要だなあと思いました。

思い出深い年の記念に、双眼鏡を買うことにしました。双眼鏡はカメラと違って長く使える(年月がたっても陳腐化しない)ので、いま双眼鏡を一個買っておけば死ぬまで楽しめるであろう。


「この双眼鏡は令和元年に教皇様が日本にいらして、ミサに与った年のクリスマスに買ったのだ」


と思いながら記念の双眼鏡を大切に使う人生というのも悪くないな、と思ったのです。さっそく機種の選定に入ることにしました。

私はかつて双眼鏡マニアでありまして、行き着いた先はニコンのミクロンという6倍の双眼鏡でありました。銀座の松島眼鏡店(2014年に閉店)で買ったのだった。これは現行製品で、今でも普通に買えます。


ニコン ミクロン 6×15
https://www.nikon-image.com/products/sportoptics/binoculars/mikron_6x15_cf/


松島眼鏡店には本当にお世話になりました。ツァイスやスワロフスキーの双眼鏡を覗かせてもらったりしました。私も成り上がって金持ちになった暁にはここでスワロフスキーを買おう!とか思ったものです。

しかしですね、ギターもそうですけど「値段が高ければいいというものではない」のであります。デカくて重い双眼鏡ほどウザいものはない。正直言って、デカくて重くて値段が60万円の双眼鏡などというのは持っていて気持ちが落ち着かない。

双眼鏡なんて言うのはサラリと持ち歩いても負担がないほどに小型軽量がいいのであります。むろん使用目的によりますが、私みたいに「弱い視力をブーストして見る」というのが目的だと、大きい双眼鏡は要らないのだ。たとえば本格的に天体観測するために双眼鏡が欲しい、という人とはそもそもの立ち位置が違うのであります。そして当然のことながら、値段なんぞは安ければ安いに越したことはない。

その点でニコンのミクロンはよい双眼鏡であった。

しかしまた同じ双眼鏡を買うのはつまらないし、そもそもミクロンは値段が高いので今の私にはあまりマッチしない。もうちょっと値段が安くて気軽に使えるものが欲しい。

あと、私は光学機器はビクセンのファンなので、ビクセンの双眼鏡が欲しい。

さっそくビクセンのカタログを見て見ると、私の好みにドンピシャなものがありました。at4(アットフォー)M4×18であります。

Vixen 双眼鏡 at4 M4×18
https://www.vixen.co.jp/product/14641_3/


・対物レンズ有効径:18mm
・倍率:4倍
・実視界:9.2度
・ひとみ径:4.5mm
・アイレリーフ:18mm
・至近距離:0.55m

双眼鏡は「4×18」などと書きますが、これは倍率4倍、対物レンズ径18mmという意味です。at4は単純に言えば最短距離55cmまで寄れる4倍の小型双眼鏡であります。寄れる双眼鏡としてはペンタックスのパピリオ(最短距離50cm)がありましたが、それに匹敵する至近距離であります。

しかも重さは145gとすばらしい軽さです。

もうこれ以外に候補はありません。あろうはずがない。小型軽量・低倍率(4倍)・目標物に寄れる双眼鏡ということで私の願望を具現化した製品であります。アイレリーフってのは何じゃい?という質問もあろうかと思いますが、単純に言うと接眼レンズと目の距離であります。アイレリーフが18mmということは、レンズから瞳が1.8cm離れた状態でも全体がクリアに見渡せるという意味で、眼鏡をかけていてもストレスなく使えるということになります。

色がミリタリー調のカーキ色というのがナンだかすさまじいですが、普通に黒とか銀とかグレーだとつまらないし、陸上自衛隊ちっくで個性的なのもよいかもしれない。

気になるお値段は、メーカー小売希望価格が8,000円(税別)。おお!思ったより安いぞ!ヨドバシで6,000円ぐらいにならないかな?と思って調べると、税込で8,370円とかなり値引きが渋い。そうかそうか、値引きはほぼ絶望的なのか・・・

私はヨドバシ・ドット・コムで注文し、店頭受け取りを指定しました。何しろ小さくて軽いのでわざわざ届けてもらうほどの事もない。お店で会計してルンルン気分で帰宅するあの感じを味わうことにしようではないか。










#226
2019年12月5日(木)
「記念の品として、双眼鏡を買うことにした 2」

さっそくヨドバシカメラで双眼鏡を受け取ってきました。前回のモモ通で書きましたように、ビクセンの双眼鏡、at4(アットフォー)であります。


Vixen 双眼鏡 at4 M4×18
https://www.vixen.co.jp/product/14641_3/


ルンルン気分で帰宅であります。私は音楽やってる時とお買い物してる時と食べている時と寝ている時が幸せナンだ。「じゃあ、これ、いただくわ」って言って会計を済ませ、商品を受け取る時の「天にも昇る感」はたまらなく好き。

開封!開封!!



ビクセンat4

ビクセンの双眼鏡、at4であります







デカいケースの写真

ケースがでかすぎる(涙)




ちっちゃな箱におさまった、ちっちゃな双眼鏡。カメラレンズを買ってボディに装着してファインダーを覗くときのときめきと全く同じ。双眼鏡を手にしたらさっそく目の幅に調整し、ピントを合わせてみる。

おおおっ(ため息)。イェア。最高の快感だNE。

光学機器マニアはこの「レンズを覗く時間」に限りない幸せを得るのであります。わかるかなぁ。わっかんねえだろうなァ。

ひとみ径4.5mmの威力は絶大で室内でも明るい視界がとびこんできました。これはいい。実にいい。何しろ55cmまで寄れるので、そこに置いてあるタエちゃんのぬいぐるみにもピントが来るのであります。

ああ、これを持ってフランシスコ教皇の御ミサに与りたかったヨ。まあいいさ。これからいろいろな所で活躍してくれることでしょう。










#227
2019年12月6日(金)
「記念の品として、双眼鏡を買うことにした 3」

ということで個人的に恵みに満ちた2019年、令和元年の記念の品としてビクセンの双眼鏡を購入いたしました。双眼鏡はそうそう壊れるモンでもないですから、これから先10年や20年なら余裕で使えるであろう。

さて。今回の機種選定は「好きなメーカーであるビクセンのラインナップの中から選ぶ」ということもあり、ほぼ瞬時に購入対象が決定しました。何しろスペックが私の好みにドンピシャな製品があったものですから、もう、迷う必要もなかった。

そして入手して、ふと思った。

サブ機・・・があるといいかもな。

出た!あくなきマニア魂が炸裂しております。写真を撮るカメラならまだしも、双眼鏡のサブ機ってなんだよ!!

実は予算をかなり大きくとっていたため、思いのほか安い(ヨドバシで8,370円)買い物で済んでしまったのは意外な展開でありました。手元には双眼鏡購入資金の残がかなりあります。

アウトドアで気軽に使えるようなサブの双眼鏡があってもいいかもしれないな、と思ったのです。たとえるとですね、今回買ったビクセンat4は「大事に使う万年筆」みたいなイメージなのですよ。バイクツーリングに持っていけるような、もっと気軽で安い双眼鏡がもうひとつあったら、「普段使いのペン」みたいな感じで使い分けできるのではないかな?

ということで、次なるミッションは「安くて自分の希望するスペックの双眼鏡をさがす」ということになりました。はい、趣味ですマニアです。壮大な無駄遣い?なんとでも言ってクレ。好きなんだから、しょうがない。

ビクセンにはジョイフル H6×18 というモデルがあります。これは対物レンズが18mmの6倍双眼鏡でありまして、ヨドバシでは2,840円で売られているのです。それぐらいの値段なら買い増ししてもいいかな、って思えるでしょ。でしょでしょ!!


Vixen 双眼鏡 ジョイフル H6×18
https://www.vixen.co.jp/product/12746_7/


まあビクセンファンとしてはこれで決まり!と言いたいところですが、せっかくなので他のメーカーも含めて検討してみることにしました。


<サブ双眼鏡に課す条件>

・6倍以下
・ひとみ径が3mm以上
・アイレリーフが15mm以上
・220g以下
・予算5千円


私は低倍率の双眼鏡が好きなのです。拡大率が大きければいいというものではない。低倍率なら視界は広いし、手ブレしにくくて安定して見られるし、ひとみ径も大きい(薄暮時に明るさが違う)。星を見るにも低倍率のほうが好都合なのです。

ひとみ径は対物レンズ径を倍率で割ったものですから、ひとみ径が3mm以上ということは

4倍双眼鏡なら 対物レンズ径12mm以上
5倍双眼鏡なら 対物レンズ径15mm以上
6倍双眼鏡なら 対物レンズ径18mm以上

ということになります。仮にひとみ径が4mmという条件にすると、

4倍双眼鏡なら 対物レンズ径16mm(今回買ったビクセンat4がこれに近い)
5倍双眼鏡なら 対物レンズ径20mm
6倍双眼鏡なら 対物レンズ径24mm(重量オーバー間違いなし!無理!!)

というふうに、ひとみ径を重視すると双眼鏡はたちまちデカく重くなるわけです。マニアが7×50なんていうバカでかい双眼鏡を使うのは、一にも二にもこの「ひとみ径」を重視するからであります。ひとみ径が7mmを超えると瞳孔が開ききるような暗い条件でも明るい視界が得られるのですよ。

バランス的には5×20ぐらい(5倍、対物レンズ径20mm、ひとみ径4mm)がサブ機にちょうど良さそうだな、と思い、そんなスペックで安いものを探してみると、ありましたよ。


SIGHTRON SAFARI 5×20(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00QV149GI/


・倍率:5倍
・対物レンズ径:20mm
・プリズム:BaK4 ポロプリズム
・対物レンズ:マルチコート
・明るさ:16
・実施界:10.2°
・アイレリーフ:15.5mm
・1000m先視界:178.5m
・ひとみ径:4o
・最短合焦距離:2m
・サイズ : 84X107X50o
・重量:約260g


なかなか魅力的なスペックであります。双眼鏡マニアの人も「うむ」と頷くのではないでしょうか。対物レンズがマルチコートでアイレリーフが15.5mmというのがいい。アイレリーフが長いとアイポイントが高くなり、双眼鏡に目を押し付けて見る必要がなくなります。眼鏡をかけた状態でも覗きやすいのです。重量は260gとかなり重いのが気になりますが、ひとみ径4mmあれば星を見るにも好都合です。メイン機のビクセンat4が4倍なので、こちらは5倍なのもちょっと嬉しい。



サイトロンSAFARI

サイトロンの双眼鏡、SAFARI 5×20であります







ケースの写真

これはいい双眼鏡です




これがAmazonで5,491円。ちょいと予算オーバーですが、スペックに目を奪われて迷わずポチりました。こちらはアウトドア用として「ダーリンと星を見るデート」の時とかにガンガン使い倒してゆこうと思います。










#228
2019年12月7日(土)
「双眼鏡をもう一個(おまけ)」

というわけで立て続けに双眼鏡を2個買ったわたくしでありますが、話はこれで終わらない。マニアだからね。

ひとみ径が大きくアイレリーフの長い4倍と5倍の双眼鏡を手にして完全に勝利宣言をするところでありますが、ネットオークションにビクセンのACTY HS 8×21という機種が出てきました。もうモモ通を読んできた方は双眼鏡に詳しくなっているのでお察しでありましょう。これは8倍、対物レンズ径21mmという意味であります。

私は「手振れがひどいので、手持ちで使うコンパクト双眼鏡は6倍以下がいい」という価値観で生きております。はっきり言って、8倍だの10倍だの12倍だのというのは手が震えて映像がぶれてしまい使い物にならない、というのが私の持論です。

6倍を超える双眼鏡は三脚に固定して使うモンです(断言)。

そんな私ですが、ビクセンのACTY HS 8×21が500円とあっては黙っていられません。8倍というのは野鳥観察に向く倍率でありますから、一個ぐらい持っていても損は無い。それに雨の日に本命の2機種(ビクセンのat4とかサイトロンのサファリとか)を使うのは濡れて曇りそうでイヤダ。悪天候玉砕用の双眼鏡が一個あってもよい。

ということでビクセンACTY HS 8×21を500円で落札しました。新品がヨドバシで1,800円ぐらいで売られていた安物ですからね。これ以上は出せない。

さっそく出品者から発送の連絡があり、翌日手元に届きました。2軸式ダハプリズムの小型双眼鏡であります。私はこの、2つの軸で目幅を合せるタイプが苦手なのだ。手早くセッティングができない。



ビクセンアクティHS 8×21

ビクセンACTY HS 8×21であります







ケースの写真

非常にコンパクトになります







3個の双眼鏡の写真

双眼鏡が3個です




しかもACTY HS 8×21はアイレリーフが10mmと短く、眼鏡をかけていると事実上覗くことができないという糞仕様であります。


<ビクセン ACTY HS 8×21 仕様>

・対物レンズ有効径:21mm
・倍率:8倍
・プリズム材質:BK7
・コーティング:マゼンタコート
・実視界:7度
・見掛視界:56度
・1000m先視界:122m
・ひとみ径:2.6o
・明るさ:6.8
・アイレリーフ:10mm
・至近距離:約3m
・三脚取付:不可


ひとみ径が3mmを割る双眼鏡というのは昼間しか使い物にならないし、アイレリーフが短いのは覗いていて疲れるし、至近距離は3mと寄ることができず、いいところが全くありません。賢明なモモ通読者は


こ ん な 双 眼 鏡 を 買 っ て は い け な い


のであります。天下のビクセンも素人だまして安売りの為ならこのようなトホホ製品をサクッと用意しちゃうんだな。メーカーがビクセンなら絶対に安心クオリティ、と簡単には言えないのであります。

繰り返しになりますが、「アイドルのコンサートに行きたい」等の理由で手持ちで使う小型双眼鏡を買うなら「低倍率を狙え!ひとみ径とアイレリーフを要チェックだ!」というのが私からのアドバイスであり、

・倍率:4〜6倍
・ひとみ径:4mm以上
・アイレリーフ:15mm以上

というのを死守すれば、必ずや満足のいく双眼鏡が入手できますぞ。

さて。倍率8倍、ひとみ径2.6mm、アイレリーフ10mmという「私の必要要件を全く満たさない」双眼鏡、ビクセンACTY HS 8×21はやっぱり糞製品でありました。でもいいの。これはこれで「コンタクトレンズをしている昼間にバードウォッチングに使う」みたいな感じで使えば問題はなかろうて。何しろ500円ですからね。適材適所で活用しましょう。

そんなわけで立て続けに3つの双眼鏡を入手したお話でした。ひゅるるるる〜。










#229
2019年12月8日(日)
「洗足池でバードウォッチんぐ!」

双眼鏡を入手した夜は庭に出て星を見ました。コンタクトレンズで矯正した肉眼では見えない星が見えて大満足であります。これは、ぜひ、昼間に双眼鏡の実力を確かめてきたいではないか。さいわい翌日も好天に恵まれたのでバードウォッチングに行くことにしました。家の近所で双眼鏡を覗いていたらただの不審者ですからね。良い子のみなさんは健全な場所で遊びましょう。

ということで近所の洗足池(東京都大田区南千束)に行ってきました。

入手した双眼鏡3個と、カメラはキヤノンPowerShot SX160IS。あとは水筒に温かい紅茶を入れ、おやつに黒糖まんじゅうとスニッカーズを持参します。

ダウンジャケットを着て防寒対策をバッチリにして、いざ、洗足池へ。

いるいる。鳥がいっぱいいる。っていうかユリカモメの量がハンパないんですけどナンなんだこいつらは。ワクワクしながらまずはカメラを首から提げつつ、最初の双眼鏡、ビクセンのat4を手にしました。ささ、覗いて!覗いて!

もう覗いた瞬間に最高の見え味(なんだそりゃ)で快感ほとばしるのであります。広くてクリアな視界がひろがりんぐ。倍率は4倍ということでバードウォッチングには非力ですが、何しろ使っていて「とにかく見やすい」のでありますよ。くはー気持ちいいーっ。

つづいてサイトロンのSAFARI(5×20)。おお、5倍の威力だ!!at4よりも明らかに「寄せ」て見せてくれます。これも見やすい双眼鏡。at4との甲乙はつけがたい感じです。これで5,491円(2019年12月現在のAmazon価格)は破格であります。260gということですが重さも全く気にならないレベル。観劇やコンサートや、バードウォッチングから星見までこなせるでありましょう。すさまじい威力です。コストパフォーマンスの高い双眼鏡と言えそうです。

さいごにビクセンのアクティHS(8×21)を覗く。まずもって2軸式のダハプリズム機ということでセッティングに難儀する。自分の目の幅にセットするのがとにかく面倒くさい。しかしバードウォッチングに最適と呼ばれる8倍ですからね、期待しつつ覗いたのですよ。

・・・

えーと。私は売却を決意しました(笑)。いや、普通です。悪くは無いんです。普通なんです。500円で買ったからダメってわけじゃないんです。ただアイレリーフが短いので見にくいのよ。見ていて疲れるのよ。というよりもat4とSAFARIの出来が良すぎるのだと思う。私のように「酔いやすい」「目が病弱」「目が回り、ふらつきがち」な人にもやさしい。この2機種は変態的に優れた(秀でた)双眼鏡だといっていい。双眼鏡が苦手な人にも安心して薦められるのがビクセンat4、値段が安いのがいいならサイトロンSAFARIで決まりであります。

せっかくなのでキヤノンPowerShot SX160ISで撮った写真を貼ってみますね。



カルガモ

1.カルガモ







ホシハジロ

2.ホシハジロ







ユリカモメ

3.ユリカモメ







ユリカモメ

4.ユリカモメ(カオス状態)







ユリカモメ

5.ユリカモメ(これなむ都鳥)







イチョウ

6.イチョウがきれい







紅葉

7.いいかんじに紅葉







オナガガモ

8.オナガガモ







コサギ

9.コサギ







カワウ

10.カワウ







カワセミ

11.カワセミ(笑 ピントが背景にいっちゃってるぞ!ってかこのカメラじゃ無理です艦長)







紅葉

12.紅葉




おびただしい量のカメ爺が横並びに三脚を立てて陣取っているので何がいるのかと双眼鏡を覗くと美しいカワセミがいました。しかし私のカメラでは望遠が足りず、完全に背景にピントが合ってしまいうまく撮れませんでした。いいの。双眼鏡でナメるようにカワセミの美しい姿が堪能できましたから。充分満足であります。

とりあえず買った双眼鏡のチェックを目的に出かけたバードウォッチングでしたが、とても楽しいひと時でありました。鳥を見て、ベンチに腰掛けて紅茶をのみつつ黒糖まんじゅうを食しているとナンとも閑雅な休日でありまして、またここに散歩にこようと思ったのであります。ありがとう洗足池。ビバ!洗足池。

えーと。今度は鳥撮り用の望遠レンズっすかね。(完)










#230
2019年12月9日(月)
「モバイルフォトプリンターが欲しい 1」

ネットを見ていると、興味深い広告が目に留まりました。おそらくはCookieからターゲティングされているのでありましょう。私はカメラ関係の検索ばっかりしているせいか、カメラの広告ばかり表示されるのであります。自分の行動が監視されているような、ある意味気持ち悪い仕組みでありまして、ネットはいやだなぁと感じないわけにはいかない。

そんな中でキヤノンのiNSPiC(インスピック)というのが広告に現れました。モバイルフォトプリンター(持ち歩いてスマホなどの写真をプリントする小型の機械)であります。

キヤノン iNSPiC(インスピック)
https://cweb.canon.jp/inspic/special/index.html


製品としては、

・スマホ専用のミニフォトプリンター PV-123
・インスタントカメラプリンター(スマホ連携可能) ZV-123
・インスタントカメラプリンター(スマホ非対応) CV-123

の3機種によって構成されています。私はスマホとの連携が可能で単体でも800万画素カメラとして使えるZV-123に興味をいだきました。

iNSPiCでは5cm×7.6cmの長方形のプリントが得られます。小さいぞ!専用用紙はZero Ink(R) Technologyというのを採用しているそうで、インクが紙に埋め込まれている(?)のだそうです。そしてシールになっていて、貼り付けることができる仕様。

なかなかに面白そうではないか!わたしはさっそくヨドバシカメラに飛びました。実物チェックをしないと気が済まない。

実物を見るとチープ感ただよう筐体ですがかわいくていい感じです。これでサクッと写真を撮ってその場でプリントしたら楽しそうだ、と思いました。ZV-123のヨドバシ価格は16,040円。けっこうするのね。しかもこういうチープなカメラ機能って中途半端なことが多いんだよなあ・・・などと思っていると、横眼にチラチラと入ってくるものがあります。

ん?

私の目にとまったのは隣に置いてあるコダックのモバイルフォトプリンターであります。な、なんだこれは?

その隣に陳列されたコダックの類似品(?)であります。

製品としては
・インスタントカメラプリンター C210
・インスタントプリンター P210

の2種類で構成されています。キヤノンと似たようなモン、なのですが

筐 体 に イ エ ロ ー が あ る

ということで俄然興味がわきました。私はとにかく黄色が好きで、黄色いモノに目がないのであります。持ち物は全て黄色にしたいぐらい黄色が好き。

C210という、カメラ機能を搭載したモバイルプリンターを手に取ってみる。1000万画素のカメラに1.77インチの液晶画面がついています。肝心のプリントサイズは5.4cm×8.6cmの長方形。デカくていいではないか!!ヨドバシの店頭価格は14,980円。

ちなみにプリンター機能のみのP210は13,610円。

しかもプリンターは昇華型だという。サンプル写真を見るとあきらかにキヤノンよりも発色がよい。いいではないか!!

うむ、キヤノンよりもコダックのほうが好みかもしれない(本体が黄色だし)。ただ、撮影できる画像は1カットのみで保存されないとの事。ううむ、キヤノンのZV-123がメモリーカード搭載可能というのに比べるとちょっと弱いな。結局スマホで撮った写真をプリントするだけになりそうな気もするぞ。

ううむ。ううむ。

だったら富士フイルムのチェキスクエアのほうが良くはないか?ちょっと見てこよう。










#231
2019年12月10日(火)
「モバイルフォトプリンターが欲しい 2」

ヨドバシカメラの店頭にキヤノンのiNSPiC(インスピック)ZV-123を見に行き、隣にあったコダックのC210に目移りしたわたくし。

どちらも一長一短で、だったら富士フイルムのチェキスクエア(正方形の写真が撮れるチェキ)のほうが良くはないか?という気がしてきました。

見てこよう。

instax SQUARE SQ10。ヨドバシ価格は13,890円。そうそう、これこれ。一時期、これが欲しくてならない時があった。やっぱり本命はチェキなんだよなあ。

正方形のインスタント写真が得られるというのは本当に魅力です。

ただチェキSQ10でスマホプリントはできない。これは致命的であります。私はスマホと連携できるプリンターが欲しいのだ。

となるとカメラではないプリンター、instax SHARE SP-3というのがあります。ただBluetooth接続ではなくWi-Fi仕様。FlashAirというWi-Fi仕様のSDメモリーカードを使っていて感じるのは、Bluetoothに較べて接続が面倒だという点であります。しかもSP-3は18,250円と値段がやや高め。ううむ。

そうこうしているうちにコダックからC300(18,800円)、P300(16,800円)という正方形フォーマットのモバイルプリンターが発表されました(2019年11月22日発売)。C210、P210の正方形バージョンです。なに!そっちのほうがいいぞ!!



いろいろあって混乱してきました。整理しよう。カッコ内の金額は2019年11月時点でのヨドバシ価格。



カメラとしては

・キヤノンZV123(16,040円) microSD対応、Bluetoothでスマホ連携可
・コダックC300(18,800円) メモリー無し(1枚のみ印刷可)、Bluetoothでスマホ連携可
・富士フイルムSQ10(13,890円) スマホ連携不可

こうしてみるとキヤノンZV123のバランスの良さがきわだつ。コダック、機能がしょぼいクセに高いぞ!



単体のプリンターをしては

・キヤノンPV123(13,370円) Bluetoothでスマホ連携可
・コダックP300(16,800円) Bluetoothでスマホ連携可、正方形
・富士フイルムSP-3(18,250円) Wi-Fiでスマホ連携可、正方形

コダックの黄色にひかれる・・・しかも正方形フォーマットだ。



さて、どうするか。カメラ機能を考えるとキヤノンZV123がいいように思われるけど、毎日デジタルカメラを持ち歩いている私の場合、中途半端なカメラは要らないかもしれない。となると単体のプリンターを買って、スマホプリントに専念したほうが楽しいかもしれない。

正方形チェキフィルムを使う、富士フイルムSP-3は非常に魅力的だけれども高いな。それに、黄色い筐体のコダックが気に入ってしまったというのもある。



ランニングコストはどうだろう。専用紙の価格をチェックだ。

・キヤノンiNSPiC専用フォトペーパー 20枚(988円) 50枚(2,150円)
・コダック専用フォトペーパー 20枚(1,680円) 50枚(3,780円)
・富士フイルムチェキスクエア用紙 10枚(1,220円) 10枚×2パック(2,030円)

キヤノンの安さがきわだつ。富士はえらく高いな。本命のコダックは昇華型ということでインクリボンを装備した独自のカートリッジになっており、使えば使うほど使い切った後のゴミ(金属のバネも有する不燃ごみ)で大変なことになりそうです。ううむ、ごみは少ない方がヨイのだが。

コダックの黄色い筐体にはひかれるものの、専用のカートリッジ付のペーパーは撮影後のゴミがうざそうであります。かつてポラロイドがそうであったように、プラスチックと金属がまじったゴミが出るというのは実に嘆かわしい。コダックのプリントの美しさに一段上のレベルですが、プリントのクオリティに目をつむるなら、使用目的、頻度、ランニングコスト、その他もろもろを考えるとキヤノンの単体のプリンター、PV123が一番いいような気がしてきた。キヤノンは変なゴミは出ない(ゴミとして出るのは紙箱と包装紙のみ)だからね。いちおう正方形にもプリントできるらしい(写真はものすごく小さくなっちゃうケド)

ということで、私は自分へのクリスマスプレゼントとしてキヤノンPV123を買うことにしました。










#232
2019年12月11日(水)
「モバイルフォトプリンターが欲しい 3」

ということでキヤノンのモバイルプリンター、iNSPiC(インスピック)PV123の購入を決意しました。

PV123本体 13,370円
iNSPiC専用フォトペーパー50枚 2,150円

計 15,520円

がんばれアタシ!っていう金額だな。年末年始のおこづかい完全消滅ってかんじ。いいや、年末年始は家にひきこもってこれで遊ぼう。

さて。夜、布団の中で考えた。iNSPiC(インスピック)PV123買ったら何に使うんだろうね。って、何をいまさら。

・・・

アタシ何に使うんだろ(ハテナ?)

いやだから出先でサクッとプリントして、って、プリントしてどうするんだ?シールになっているとはいえ、写真をノートや手帳に貼る趣味は無い(断言)。あれ?私は何をしようとしているんだ?アレレ?

そもそも外出先でも今はスマホで撮ってみんなでシェアして、っていうのを電撃的速度で済ませる時代であります。相手はプリント渡されてもむしろ迷惑でしょうが。プリント渡して喜ぶのはスマホを持っていないモモンガ母ぐらいしか思い浮かばない。

いやいやいやいや。これは自分の趣味でプリントするわけですよ。何言ってるんすか。自分用ですよ自分用(汗)。

で、何をプリントするの?

ううむ。

・・・

何ですかね?(暴発)アハハハハハ(乾いた笑い)。

私 は 何 を し よ う と し て い る ん だ

とりあえずひらめいた使い道は、私の大好きなアニメ作品「満月(フルムーン)をさがして」のキャラクターシールを量産しようという、まさに意味不明を通り越して莫迦なんじゃないの的な結論であります。アニメの好きなシーンを写真に撮って、それをシールにしてノートに貼って「フルムーンアルバム」をつくるという作戦です。そのノートを見ればアニメの感動がよみがえる的な。いいのか?そんなんで?

本当にPV123を買ってもいいのだろうか?(不安)










#233
2019年12月12日(木)
「モバイルフォトプリンターが欲しい 4」

一度はキヤノンのモバイルプリンター、iNSPiC(インスピック)PV123の購入を決意した私ですが、心が揺らいできました。

やっぱり正方形フォーマットの写真を大きくプリントしたいよなあ・・・

コダックの3×3インチ(7.4cm×7.4cm)の正方形に未練たっぷりであります。こういうのはランニングコストとかで妥協して買うものではない。女は黙って正方形写真をプリント、なのだ。

私は横浜で正方形の写真を撮っているだけでなく、普段使いのパナソニックGX1もスマホカメラも正方形に設定しているぐらい、正方形大好きっ子であります。もともと二眼レフカメラで正方形の写真をやっていたので、正方形が一番好きなのです。最近だとInstagramの影響で正方形写真ブームがあるらしいじゃないですか。若い子も正方形の写真に馴染んでいる、という素晴らしい時代を生きているのであります。やっぱり正方形にこだわりたい。

やめた、キヤノンはやめた。コダックにしよう。

コダック P300
https://www.kodakphotoprinter.jp/p300/

普段から馴染んでいる正方形写真がキヤノンよりも大きくプリントできるのだ。コダックにしない手は無い。さっそくヨドバシ・ドット・コムで予約注文(←この話は発売日前のネタなのだ)。


コダックP300本体 16,800円
専用フォトペーパー50枚 3,780円

計 20,580円


ぐふっ。2万円の大台を超えたか。もはや生活が崩壊するレベルの大散財であります。別に専用ペーパーを減らしてもよかったんだけど、20枚なんてすぐに使い切ってしまいそうですからね。割安の50枚セットを買うのがセオリーでありましょう。いろいろプリントして遊びたいジャン。食費を削って乗り切ろう(霞を食って生き延びよう)。

発売予定日(11月22日)の前日に商品が手元に届きました。さすがだNEヨドバシカメラ。ヨドバシ・エクストリーム便最高ぅ。アイシテル。開封ぅ開封ぅ!!



コダックP300開封

いざ、開封!







P300本体の写真

うむ、思ったよりデカくて重いな




意外とデカくて重いぞ。モバイルしようとおもったけどこれは持ち歩く気にはなれない(爆笑)。家で使うしかないな。

まずはプリンターを充電しつつ、コダックのスマホアプリをインストールします。実に野暮ったいデザインのアプリですが、ナァニ、プリントさえできればヨイのだ。



充電中の写真

せっせと充電する




充電が完了したら、アプリを起動しBluetoothでスマホとつなぎます。いいなあ現代のテクノロジィは。これでスマホのカメラロールに保存されている写真をバッと選んでチャッとタップするとプリンタがガッとなってグッときてバビロリーンと印刷される仕組み。まったくもって現代であります。

ポラロイドやチェキのようにサクッと撮るとビュイーンとフィルムが出てじわじわと画像が浮かび上がってくるのではありません。これは昇華型プリンターなので、4回紙を出し入れしながら印刷されます。段階をふみながら仕上がりを待つカラクリとなっています。街角のスピード写真の機械みたいなモンです。

まず一度目に排出されるとイエローが印刷される。
つぎに排出されるとマゼンタが上乗せされる。
三度目に紙が出てくるとシアンが上乗せされ、それっぽい写真になる。だがもう一度紙を収納する。
四度目には表面がコーティングされて出てくる。これで仕上がり。

機械からポトリとプリントが落ちました。

すごい!!すごいぞ!!

お前、ゼッタイ版ずれ得意だろう、という仕様でありますが、何はともあれ無事に写真が出てきました。私のスタンダードサイズであるポストカードと比較してみます。



ポストカードとのサイズ比較写真

右はポストカードサイズです




かなり小さいですが、悪くないじゃないか!!プリントには約1分かかるものの、上がりのレベルはまあ満足のゆくレベルであります。

シール紙もあるので「貼らないと気が済まない派」の人はそちらを使うとよいでしょうね。

おもしろい物を手に入れました。










#234
2019年12月13日(金)
「モバイルフォトプリンターが欲しい 5」

じっさいにコダックP300を入手してみて、なんとなく思いました。キヤノンのiNSPiC(インスピック)とコダックのインスタントプリンター、そして富士のチェキでは「似ているようで、おおきく違う」のだと。


・シールを活用して小さい写真を手帳などに積極的に貼りたい→キヤノン・iNSPiC(インスピック)
・できるだけ大きくて鮮明なプリントがほしい→コダック・インスタントプリンター
・撮ってその場でプリントして友達と盛り上がりたい→富士フイルム・チェキ


みたいな感じで、使用目的に応じていい感じに住み分けができそうな気がします。そして私はシールを手帳に貼る趣味はないので、iNSPiCは要らないということが実感できました。買わなくてよかった。

3インチ×3インチ(7.4cm×7.4cm)の正方形プリントが得られるコダックはまさに私の好みにぴったりです。しかしながらプリンター本体は思いのほかデカくて重く、毎日の持ち運びにはちょっと辛いものがあると感じます。これはここぞという時に我が家やパーティの会場などでノンビリと印刷を楽しむ機械だ。プリントにも時間がかかるし。

ワタシ的にはコダックでファイナルアンサー、と言いたいところですがチェキは気になる。あの、ポラロイドみたいにすぐ排出されてじわじわと画像が浮かび上がってくる感じはやはりチェキならでは、であります。まさにインスタント写真の真骨頂であります。友達とワイワイやるにはチェキのほうが断然盛り上がると思う。

うむ。二正面作戦は辛いが正方形のチェキも欲しくなってきてしまいました。まずいな、悪い病気が出たな・・・ちょっと心を落ち着けてじっくり考えよう。










#235
2019年12月14日(土)
「双眼鏡の話(アクティHS 8×21売却とか)」

前回、バードウォッチングに行ったときに自分にいまひとつ合わなかった双眼鏡、ビクセンのアクティHS 8×21を売却しました。

ネットフリマで高く売れたのでニンマリしました。

やっぱり私は2軸ヒンジのダハプリズム双眼鏡が苦手だ。目の幅に合わせるのに時間がかかりすぎてしまう。コンパクトに折りたためる機種は魅力だけど、好きじゃないのだから仕方がない。

ということで、手元にはビクセンのat4(アットフォー、4倍)とサイトロンのSAFARI(5倍)という小型の双眼鏡が残りました。

もう一個、防水で6倍の大口径があったらいいかな、などと思い始めました。多少大きくて重たくなってもいいから、バードウォッチングに特化した機種があると一層楽しめるのではないか。というのも、ケンコーが6×30(6倍、対物レンズ径30mm)の防水双眼鏡を5千円ちょっとぐらいの値段で売っているのを知ったのです。これこそバードウォッチングに良さそうではないか。

しかしケンコーは別名「不ケンコー(不健康)」とマニアから揶揄される品質で、いろいろな意味で「値段なり」の双眼鏡ばかり出しているメーカーであります。私は目が「貧弱、病弱&目が回る」なので評判の悪いケンコーは使いたくはない。

調べてみると、我らが愛するメーカー、ビクセンも似たようなスペックの(6×30 防水 ポロプリズム)双眼鏡を売っていることがわかった。

ビクセン アトレックライトBR6×30WP という機種が、ヨドバシ・ドット・コムで11,220円で売られています。

さっそく手元にあるカタログを探してみると、載っていない。むむ、さては廃番になったか。

かつてビクセンの双眼鏡、フォレスタHR6×32というのが欲しくてならない時がありました。値段がけっこうするので購入に踏み切れず、様子を見ている間に廃番となり入手不可能になってしまいました。これを相当に悔いているので、気になる双眼鏡は入手可能なうちに押さえておきたい。

しかしもう手元の双眼鏡予算はほぼ使い切っており、1万円を超える新品の双眼鏡はちょっと買えそうにありません。ヨドバシ・ドット・コムでは「在庫残少 ご注文はお早めに」などと焦る表示になっています。

とりあえずネットオークションで手ごろな中古品はないかと探してみると、送料込み7,500円の出品がありました。私はしばらく悩みましたが、新品との差額はが大きいので思い切って中古品に入札。7,500円で落札し、クーポンを使ったので7,200円で買うことができました。新品より4千円安い、と思えばまあ良いのではないでしょうか。

届いてみると使用感の少ないなかなかの美品でありまして、レンズもクリアであります。よかった。私は基本的にオークションはゴミをつかまされる可能性が高い博打だと考えているので、想定していたよりも綺麗な品物が入手出来てホッとしました。



ビクセン アトレックライト8×30

30mm大口径の双眼鏡であります




それにつけてもデカくてズシリと重い双眼鏡であります。というか見た目のマニア感がハンパ無い。ダークグレイに筐体に黒いパーツ、白いビクセンのロゴ(かっこいい!)。何しろ対物レンズ径30mmの大口径ですからね。構えるともう「ロンメル戦車軍団」という感じであります。覗いてみるとさすが6倍でありまして、ひとみ径5mmの威力で明るく透明感のある視界が広がります。これはいい双眼鏡だ。


<ビクセン ATREK Light BR 6×30 WP 仕様>

・対物レンズ有効径:30mm
・倍率:6倍
・プリズム材質:BaK4
・コーティング:マゼンタコート
・実視界:8度
・見掛視界:45.5度
・1000m先視界:140m
・ひとみ径:5o
・明るさ:25
・アイレリーフ:18mm
・至近距離:約5m
・防水
・重さ:500g


念願の6倍、防水双眼鏡だNE!次のバードウォッチングにはこれを持ってゆこう!!

やばい。立て続けに双眼鏡を買い、3個も所有する身になってしまった。マニアだ・・・










#236
2019年12月15日(日)
「お姉さま、バードウォッチングの時の写真撮影はどうなさいますの?」

前回のバードウォッチングではカメラを持参しました。キヤノンのPowerShot SX160ISであります。これは35mm判換算で28mm相当の広角から448mm相当の超望遠まで網羅する16倍ズームのデジタルカメラです。

しかし写真を掲載した12月8日のモモ通を見ていただくとわかるように、近くにいる鳥はなんとか写せたものの、遠方の枝に留まったカワセミに対してはまったく無力でありました。

池のほとりには三脚を立てて白レンズ(←白い胴鏡のレンズは値段が高いのだ!)をつけた一眼レフがずらりと並び、カメ爺(カメラ爺さん)たちがカワセミのダイブを狙って身構えていたのです。

私もカワセミ撮りたいな・・・

私はマイクロフォーサーズのカメラを使っています。であるから、これに超望遠レンズを付ければヨイ、と最初に思いました。まあ発想としては当然であります。パナソニックから100-300mm F4.0-5.6というレンズが出ていますから、これを使えば35mm判換算で600mmの超望遠が得られます。600mmあればカワセミもなんとかなるかな?

しかしこれはメーカー希望小売価格が8万円を超える高額品で、性能の落ちる旧タイプの中古品でも軽く3万円をうわまわる値段です。たまにしか使わない望遠レンズごときに、そんな値段は出したくない。

そこで、高倍率ズームレンズをつけた(レンズ交換式でない)カメラの中古品を安く探すことにしました。撮像素子の小さい、いわゆる「ネオ一眼」と呼ばれるタイプであります。

古い機種でもかまわないから、できれば1万円ぐらいで買いたい。

現行機種だとたとえば

・キヤノン PowerShot SX70 HS 21mm〜1365mm相当の光学65倍ズーム、67,650円
・ニコン COOLPIX P900 24mm〜2000mm相当の光学83倍ズーム、63,250円
・パナソニック LUMIX DC-FZ85 20mm〜1200mm相当の光学60倍ズーム、35,390円

なんていうのがあります(価格は2019年12月、ヨドバシ・ドット・コム調べ)。これらの前の旧モデル中古品を、安く買おうという作戦です。

パナソニックのLUMIX DC-FZ70という1600万画素の旧機種が、20mm〜1200mm相当の光学60倍ズームを搭載しており、中古価格相場が2万円をちょっと切るぐらい。これの「使い込まれてくたびれた程度イマイチな品」を1万円ぐらいでなんとかゲットできないであろうか。さっそくオークションウォッチを開始しました。

安い値段で出ているものはどれもジャンク品、または動作未確認品という感じで、可動品は1万7千〜1万8千円ぐらい出さないと歯が立ちません。うむ、それでは無理だ。

そんななかで「訳アリ品 DC-FZ70 8,900円」というのが現れました。

・相当に使い込まれた傷だらけの品
・動作確認済み
・日本語表示ができない(英語・スペイン語のみ)

まさに私に落札してクレと言わんばかりの商品です。海外モデル、おそらくはアメリカ合衆国の現地で購入した物でありましょう。どうせバードウォッチング&動物園でしか使わないカメラですから、ボロボロでもかまわない。動作確認済みというのだから何の問題もない。あと言語が英語・スペイン語ということですが、私は全く困らない。メニュー表示がスペイン語で何の支障もない。出たースノッブな奴!!

出品者が「非常に程度が悪い」と言っているのだから現物はそうとうヒドいものだろうと察しつつも、どうせオークションは博打なんだから、入札してみようかなと思いました。

当初は一層の値下がりを待とうかとも思ったのですが、これほどピンポイントで私の希望に合う商品を他人にかっさらわれるのはシャクなので入札しました。案の定、競合入札はなくあっけなく落札できました。

お金を払った翌々日、カメラが届きました。開封して大笑い。傷だらけのボロボロであります。いったいどんな使い方をしたらカメラがこんなにボロくなるのか!植村直己ばりの冒険にでも持参したのか?

さっそくバッテリーを充電してみる。その間にカメラの掃除をする。といってもキズはどうしようもないから、あまり綺麗にはならない。

充電が完了したのでバッテリーパックを本体にセットし電源を入れる。まずセットアップメニュー。言語選択のメニューが出ました。イングリッシュとエスパニョール(スペイン語)。迷わずエスパニョールを選択。スノビズム全開な奴ですからね。そもそも、ふだんパナソニックのカメラを使っているので操作体系に大きな違いは無いのだ。

何の問題もないではないか。パシャパシャ。

おそるべき事態が発生しました。距離がフィート表示だ。

いくら私がカメラバカでも、いきなり0.98ftとか表示されたときはさすがに焦りました。1ftって約33センチでしたっけ?(滝汗)

さすがにフィート表示では困るので、メニューでメートル表示に直せるだろう、とタカをくくっていたらメニューにそんな選択肢はない。どうやらこのカメラはフィート表示オンリーらしいのだ。もう笑うしかなかった。フィートで言われるとマニュアルフォーカスで距離が表示されてもチンプンカンプンであります。脳内で換算しろって?私は算術に弱いのだ。

かくして私の手元には「言語スペイン語表示&距離フィート表示」というおそるべきカメラがラインナップに加わったのであります。

おまけにケーブルレリーズ(リモコン)もつけられない。そもそもメーカーのオプション品に用意されていないのだ。もはや笑うしかなかった。これに三脚をつけたところでセルフタイマーを使うしかないのかよ。アホすぎる。これはもう手持ちでカワセミを狙うしかないってことじゃん。一脚でも使うか?

とりあえずビクセンのケーブルレリーズブラケットを装着してみたりしたが、これをつけてしまうとズームレバーがうまく操作できない。実用にはほど遠い感じだ。



ビクセン ケーブルレリーズブラケットを装着したFZ70

こうすれば一応、ケーブルレリーズは付けられるが実用性は×




ということで、かなり間抜けなスペイン語対応・高倍率ズームカメラを入手しました。これまで変なカメラはいくつか使ってきましたが、いよいよ私もヤキが回ったな、と思った次第であります。

ああ、はやくバードウォッチングに行きたいYO。実戦に投入して、この間抜けカメラの実力を、はやく見たい。










#237
2019年12月16日(月)
「LUMIX DC-FZ70で遊ぶ」

格安で入手した中古のおんぼろカメラ、LUMIX DC-FZ70をまじまじと観察する。まずは私のメイン散歩カメラ、LUMIX GX1との比較であります。



FZ70とGX1の比較写真

デカいぞ!重いぞ!FZ70




GX1よりデカくて重い。こんなカメラで散歩をしたいとは思わない。やはり、バードウォッチングや動物園に持ってゆく「専用」となるであろう。そう思うと随分と贅沢なカメラを買ったものです。ああ動物園に行きたい。来年の春が楽しみであります(冬は寒いからネ。動物たちもあったかくして寝ている)。

さっそく洗足池に行ってきました。全て手持ち撮影。



オオバン

1.オオバンかな?







ユリカモメ

2.ユリカモメ







コサギ

3.コサギ







キンクロハジロ

4.キンクロハジロ







カワウ

5.カワウ







カワセミ

6.カワセミ







カワセミ

7.カワセミ(トリミング)







オナガガモ

8.オナガガモのメスでしょうか







カルガモ

8.カルガモ




鳥の名前は詳しくないのです。間違っていたら指摘しておくんなせえ。

今回はカワセミと判別できる写真を撮ることができました。さすがに1200mm相当までズームアップすると手持ちではブレてしまいます。柵や橋の欄干に身体を固定してなんとか撮影しました。キヤノンPowerShot SX160ISでマトモに写せなかった前回の恨みは晴らせた感じであります。

FZ70の写りにはまあまあ満足です。撮影素子の小さいコンパクトカメラ画質ですが、私の場合、その日に見た鳥を記録するために撮る、みたいな感じなのであまり画質にはこだわらない。FZ70でパシャパシャやっていて、ああこれで充分楽しめるな、と思いました。何よりも1200mm相当のズームは威力絶大です。大げさな装備にならずに超望遠撮影ができるというのは本当にありがたい。

それにしてもバードウォッチングというのは楽しいですね。鳥たちがとてもかわいいので見ていて飽きません。ユリカモメなんてあまりにもたくさんいるし近くにも来るので珍しくもないのですが、双眼鏡で覗いていると姿は美しいし動きはかわいいし、とても気に入っています。

洗足池は身近なアウトドアという感じで水辺の鳥がたくさん見られるので本当にありがたい。散歩にもちょうどいい距離だし、お気に入りのスポットになりました。

いずれは山林の鳥も見に行きたいなあ。










#238
2019年12月17日(火)
「江戸川区自然動物園(オオアリクイのアニモくんとアイチちゃんに会いに行く)」

双眼鏡ビクセンアトレックライトBR 6×30 WPとズームレンジの広いカメラ、パナソニックLUMIX DMC-FZ70を入手してバードウォッチングにハマったのですが、このカメラの実力を試すべく動物園に行こうと思い立ちました。


「いや、もう、この季節は寒いから動物たちは外に出ないで寝てるヨ」


という気持ちもあったのですが、FZ70で動物を撮りたい衝動がおさえられない。明日は上野動物園に行こうかな、と思ったりしながら何かモヤモヤするものをかかえていました。

上野動物園でミナミコアリクイを狙うなら何もFZ70を使うことは無い。屋内展示だからだ。むしろマイクロフォーサーズボディに明るいレンズをつけていったほうが撮りやすそうな気がする。それに上野にはオオアリクイがいない。

やはりここは無理をしてでも江戸川区自然動物園に行ってオオアリクイのアニモくんとガールフレンドのアイチちゃんを見に行った方が満足度が高いであろう、と決心を固めました。江戸川区自然動物園はオオアリクイを上から見下ろす感じで檻がないのだ。檻のなかの動物を撮ろうとすると檻にピントが合ってしまうという悲劇がおこるのである。あれは辛い。檻のない場所で上からオオアリクイを撮るのはFZ70に向くであろう。

ということで決断しました。よし、明日は自然動物園だ。

翌朝。10時20分、西葛西の行船公園に到着。ここには「猛獣はいないけど無料で入れる」という素晴らしい動物園があり、日本国内でもとても貴重なオオアリクイの展示があるのだ。

撮りまくる。(笑)



自然動物園に到着

自然動物園に到着しました







アイチちゃん

オオアリクイのアイチちゃん







アイチちゃん

うわーかわいい!!







水を飲むアイチちゃん

アイチちゃん水を飲む







オオアリクイのアニモくん

アニモくん!美しい







愛を確かめ合うふたり

柵越しにチュー、愛を確かめ合う







アニモくん

素敵すぎる!抱かれたいアリクイNo.1!!




やっぱりオオアリクイはかわいいなあ。アリクイ界の貴公子と呼ばれるアニモくんは男前だし、何よりもアイチちゃんと仲が良さそうなのが嬉しい。二頭が柵越しにチューしているのを見て心がなごんだ。アイチちゃんはどちらかというと「地味子」だけど、性格はよさそうだ。ぜひとも大繁殖につながってもらえたら良いなあ。

ついでに他の動物もみる。私がこの動物園で好きなのはワラビーとプレーリードッグ、あとはレッサーパンダであります。



ワラビー

ワラビーちゃん。かわいい







プレーリードッグ

子供のころから、プレーリードッグ大好きであります







レッサーパンダ

YSP横浜戸塚さんのイメージキャラクターでもあるレッサーパンダ




さいごは動物とふれあえるコーナーであります。ヒツジやヤギ、ウサギと鳥たちがいるコーナーで燃える。みんなかわいいぞ!!子供たちが盛り上がっているなかでいい歳をした私がはしゃぐのはどうかと思ったので写真撮影に専念したYO。



ヤギ

ヤギもかわいい







ヒツジ

ヒツジさんもかわいいぞ!







ヒツジ

ウールだよ!!







ウサギ

ウサギ。かわいすぎてノドカさん悶絶




肝心のカメラについては正直こんなもんでしょう的な感想しかない。撮像素子のちいさなカメラですから、画質などハナから期待していない。ズーム倍率が高くて機動力がある、それだけでこのカメラには価値があるのだ。すべての写真をカメラ任せのプログラムオート&手持ち撮影で撮りました。

早めのランチタイムということで、動物園内で持参したおにぎりを食す。手作りの味気ないおにぎりでも動物に囲まれて食べると美味であります。あとは温かい紅茶をのんで、しばし冬の休日を満喫する。

教訓。江戸川区の自然動物園で6倍の双眼鏡は不要でありました。動物園に持っていくとしたら4倍のat4で充分。あと、カメラはFZ70が適任。ちいさなプレーリードッグも大写しで楽しめる。あとは、しいて言うならばオオアリクイ撮影用にハンディカムがあるといいかもしれない。

11時40分、満足して動物園を後にしました。

よし、こんどは上野動物園に行こう。そのときは双眼鏡は持たずに、FZ70とGX1(15mm F1.7レンズ付)を持ってゆけば良さそうだ。あとはミナミコアリクイ撮影用にハンディカムも持ってゆこう。

やっぱり鳥や獣はいいなあ。見ているだけで心が満たされます。被造物ばんざい。主をたタエずにはいられない。










#239
2019年12月18日(水)
「ぬいぐるみと眠る」

江戸川区自然動物園に行った日の晩はオオアリクイのぬいぐるみ、アンちゃんとマレーバクのぬいぐるみ、バクダヨーさんを抱いて寝ました。

どちらも体長50cmクラスの大型のぬいぐるみであります。

でっかいぬいぐるみを抱っこしているとすごく心が落ち着くのであります。そうか!演奏のある日はぬいぐるみを持参して本番直前に抱いていれば無駄に緊張せずに済むのかナ?(←無理)

いつもアンちゃんとバクダヨーさんを並べて置いていますが、二匹(二頭?)が寄り添っている姿を見るとまた和むのであります。

思えば私は子供のころから動物のぬいぐるみが大好きであった。おもちゃと言ったら動物のぬいぐるみが一番であった。

赤ちゃんの時にタオル地でできたピンク色のカメのぬいぐるみを大事にしていたのがはじまりで、幼少時からたくさんのぬいぐるみを買ってもらった。一番多く種類を持っていたのはウサギであった。茶色のウサギ「ウサ太くん」をはじめ、ピンクのウサギや白いウサギのぬいぐるみを大事に持っていた。クマはあまり好きではなくて、そこがすでに一般人とは違っていた。立川(←東京の街)でヒツジのぬいぐるみを買ってもらった。7〜8歳ぐらいの頃であろうか。すごくかわいがった。鳥もいた。オオワシ、マガモ、フクロウ。

オオワシとマガモは多摩動物公園の売店で買ってもらったのを覚えている。いちど多摩動物公園に行ったときにオオワシに一目ぼれしてしまい、その時は買ってもらえなかったのだが、毎日のようにワシが欲しいワシが欲しいと駄々をこねたのも懐かしい。次に動物園に連れて行ってもらったときに、親が買ってくれた。あれは嬉しかったなあ。

変わりどころではトリケラトプスのぬいぐるみもあった。なんか夏休みの恐竜展かなんかに行って、その時に買ってもらったのだった。

何十個もあるぬいぐるみを大きなバスケットに入れていた。そして寝る時は枕元に並べていた。

大学生のときにすべて処分、もうぬいぐるみは卒業したはずであった。

27歳のときに自転車で北海道の道東を旅した時、念願かなって網走の「やまね工房」を訪ねたのであります。このとき、北海道の思い出にとエゾモモンガのぬいぐるみを購入しました。あまりにもかわいかったのであります。うちの工房がエゾモモンガを名乗っているのはこのときのぬいぐるみとの出会いが最初で、その後本物のエゾモモンガがすさまじくかわいいことを知り、ハートを射抜かれてイチコロ。

そこで当初は「ぬいぐるみは買うとキリがないから、エゾモモンガだけ許可」というマイルールを設けてしばらくは踏ん張ったのだが、その後ミナミコアリクイのタエちゃんとの劇的な出会いがあり、堤防が決壊してしまった。姪っ子にハチ公のぬいぐるみ(その昔、渋谷にはハチ公グッズのオフィシャルショップがあった)をあげた頃からわけがわからなくなった。ここ十数年の動向としては、


サンシャイン水族館でミナミコアリクイ「タエ」のぬいぐるみを買う
 ↓
守備範囲が広がりオオアリクイのぬいぐるみにも手を出す
 ↓
わざわざ横浜までオオカミ(※犬にしか見えない)を買いにゆく
 ↓
「タエ」の出産に触発されミナミコアリクイが増殖する
 ↓
同じぬいぐるみを2個そろえて「つがい」にするのにハマる
 ↓
大きいぬいぐるみが欲しくなりオオアリクイ「アンちゃん」入手
 ↓
アンちゃんの柔らかな抱き心地にうっとりする
 ↓
私の人生とは何の関係もないマレーバクを買う・送料がかかるついでにウサギも追加(←今ここ)


正式には数えていないが今20個ぐらいであろうか。気づけばまた「のどか動物園」のような部屋になってしまったよ。幼児退行というかんじもするが、私の場合は「ぬいぐるみ療法」なのだと思ってヨシとすることにした。とりあえず、現時点ですでに抱ききれないので、そろそろ打ち止めにしようとは思っています。

ぬいぐるみを抱いて癒される。そして一緒に眠る。そんな生活を送っています。なお本物のペットを飼う気はありません。自分の生活だけでやっとなのだから、動物を養う余力はないのであります。










#240
2019年12月19日(木)
「FZ70のカメラストラップ交換」

このたびは60倍という超高倍率のズームレンズを装着したカメラ、パナソニックLUMIX DC-FZ70を入手し、洗足池でのバードウォッチングや江戸川区自然動物園でのオオアリクイ撮影に使用してきました。

写りは「まあこんなもんでしょ」レベルですが、とりあえず鳥や動物を大写しにできるので気に入りました。

しかしですね、カメラを使っているとポロポロと何やらゴミが落ちるのですよ。なんだこれは?



カメラストラップの裏側

裏側が劣化している




どうやらカメラストラップ裏側の滑り止め部分が経年劣化して、ボロボロになっていることが判明。スレるたびに自ら崩壊しながら破片を落下させていたわけであります。なるほどねー。これじゃあゴミが出るわけだ。

それにしても前のオーナーはいったいどんな使い方をしていたのだろうか、と思う。カメラは傷だらけ&汚れまくりだし、ストラップは加水分解しているし。私が出品者ならストラップを外して(捨てて)出品するであろう。まあカメラは正常に動作しているから文句はないけれども。あまり大切にされなかったカメラなんだろうな、とは思う。

こんなストラップを使っているとストレスになるだけですから、エイヤッと外してゴミ箱に入れました。ううむ、安く買ったカメラに新品のいいストラップをわざわざ買って付けるのもシャクだな。

私は自分のカメラ用品箱をひっぱり出しました。適当なストラップの買い置きはないか・・・あった!株式会社エツミのデニムストラップであります。白いオリンパスペン・ライト付けて女子アピールしようと買ってはみたものの、その機会なく死蔵していたのだ。カメラに固定するベルトがちょいと細いが支障はないであろう。さっそく装着。



カメラストラップの変更

デニムストラップに変更しました




なんかデニムというのが黒いカメラに似合わなくて超絶にダサいけどいいや。他人(ひと)は、誰がどんなストラップを付けていようとキニシナイものだからだ。カメラにストラップが付いていて首に提げることができる、ということに意義がある。当面はこれでしのぐとしよう。










#241
2019年12月20日(金)
「光るトナカイ」




金色のトナカイ




トナカイ「メリークリスマス!ノドカサン」

のどか「メリークリスマス!って、ちょっと早くない?」

トナカイ「ウン。サンタのおじいちゃんから、君は今年は来なくていいよって言われて、ぼく、ひまになっちゃったんだ」

のどか「何があったの」

トナカイ「サンタさんが言うには、ぼくの身体が光るのは、イブにプレゼントを配って回るのに目立ちすぎるからダメなんですって」

のどか「ひどいなあ。綺麗な金色なのにね。目立つとダメなのかな」

トナカイ「プレゼントはひっそりと届けないとダメなの。子供たちが目をさましちゃうから、身体が光るぼくは邪魔なんだそうです」

のどか「それで、クリスマスのお仕事がなくなっちゃったの?」

トナカイ「ウン」

のどか「かわいそうに。暗い夜道で赤い鼻のトナカイは許されるのに、全身が金色に光るのはだめなのね。トナカイ業界もいろいろとルールがきびしいんだなあ」

トナカイ「あまり個性的だと目立ちすぎて叩かれるのは人間も動物もかわらないよ。しかたがないから、森のなかまたちにクリスマスのメッセージを届けようとみんなを訪ねてまわっているんだ」

のどか「それでわざわざウチにも来てくれたんだね。ありがとう」

トナカイ「ぼくにはプレゼントしてあげられるものが何もないから、みんなに24日の晩はサンタさんが来るまで良い子にして寝ているようにって伝えてる。それしかできないのが、ちょっと悲しいんだ」

のどか「そんなこと言わないで。プレゼントなんて重要じゃないよ。クリスマスはみんなで私たちの救い主の御降誕をお祝いできれば、それが一番なんだから」

トナカイ「ノドカさんに神様のお恵みが豊かにありますように」

のどか「ありがとう。私も金色のトナカイさんに会えて嬉しいよ。トナカイさんにも神様の祝福がありますように。おかげで素敵なクリスマスを迎えられそうだわ。夜道は寒いから気を付けて、無理しないでね」

トナカイ「ウン。そりを引かないで済むからぼくは身軽で楽チンだよ。ごきげんよう、ノドカさん」

のどか「ごきげんよう、金色のトナカイさん」










#242
2019年12月21日(土)
「クリスマスにはぜひ、お近くのカトリック教会にお越しください」

もうすぐクリスマスです。主の御降誕をみんなでお祝いしましょう!!

クリスマスとは何ぞや?救い主って何?私は駄目人間なんだけどどうしたらいいの?などということを、かつての私は思っていました。

聖書で、処女マリアが聖霊で身ごもったり、イエスが奇跡をおこしたりするストーリーを読んでも

「またぁ(笑)そういうのを信じろって言われても無理だワ」

と、かつての私は思っておりました。

しかし今の私はまごうことなきカトリック教徒であります。根本的にダメ人間なのはあまり変わっていないけれども、今の私には鋼鉄の信仰がある。

日々充実して幸せな日々を送っておられる方はもちろんのこと、虚しさと無力感で絶望の淵にたっている方にも、私が強くおすすめしたいのは

「クリスマスはカトリック教会においでよ!」

という、ただそれひとつであります。何も歌うたってケーキ食べてプレゼント交換するのがクリスマスじゃあないんだ。恋人とホテルにシケこんで性行為におよぶのがクリスマスじゃあないんだ(バブル景気の時代じゃあるまいし、いまどきそんな事企んでる人はいないか)。

天におられる私たちの父の、私たちへの愛がイエス様の御降誕という形で無限に示されたことを、みんなで祝おうではないか。

私たちは馬小屋でお生まれになったイエス様を最初に訪ねた羊飼いのように、素直な気持ちで神をあがめようではないか。

ということで、皆様にはぜひともカトリック教会のクリスマスミサに与っていただきたいと願うのであります。

ふだんの日曜日のミサに行くのは敷居が高いものです。その点、クリスマスは信者で無い方も大勢いらっしゃるし、そもそも信者であるか否かを一切問いませんから、ハードルはぐっと下がります。しつこい勧誘(笑)もしませんから、もぜひ本当のクリスマスを味わっていただきたい。

われらがカトリック碑文谷教会(サレジオ教会・東京都目黒区)では、

12月24日(火)

16:00
19:00
22:00
24:00

12月25日(水)

7:00
10:30(ノドカ出陣)

にミサが行われます。私は夜は視力が出ないので夜道を歩くことができないためクリスマスイブのミサには与らず、25日の10:30のミサに行きます。洗礼式も行われるので感激もひとしおですぞ!ちなみに私もクリスマスに洗礼を受けた人間でありますから、特別な思いがあるのです。

十字架上で「まさに恥の極致」みたいな死に方をしたイエス様が、お生まれになった時は貧しい馬小屋の赤ちゃんですよ。マリア様はどんな思いで幼子を抱いたのでしょう。

ま、難しい話は今日はぬきにして。

ミサの作法などわからなくとも、周りの信者さんの真似をすればよいのです。信者が立ったら自分も席をたち、信者が座ったら自分も座る。何か唱えてるときは黙って聞いていればヨイ。大丈夫、私も最初に教会にいったときは勝手がわからずそうしていたのです。

というわけでみんなおいでよ!一緒に祝いましょう!!カトリック教会は皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。










#243
2019年12月22日(日)
「バクダヨーさんは悪夢を食べない」

私はマレーバクのぬいぐるみ、バクダヨーさんを抱いて寝ております。

いわゆる動物のバクと、伝説の獏は違う動物だ、という話もありますが、獏は悪夢を食べてくれる動物だというので、私はバクダヨーさんがせっせと私の悪夢を食べてくれるイメージで抱いております。

しかし、悪夢というほどではないにせよ、シュールな夢を見るのは変わらない。なんかオートバイに乗ってフワフワと空を飛ぶ夢を見るのに及んで、私はバクダヨーさんに質問してみました。


のどか「バクダヨーさん、いつも夢を食べてくれてありがとう。でも、なんだか変な夢を見る時もあるよ」

バクダヨー「ウン。おいら、おいしそうな夢だけ食べることにしているんだ」


そうなのか・・・おそらく、いい夢は見るからにおいしそうなのであろう。そして悪夢は、あまりおいしそうではないのであろう。

そう思ったら、私が寝ている間に素敵な夢ばかり食べるバクダヨーさんが頭に浮かんでしまい、余計にいとおしくなってしまいました。

バクダヨーさんは悪夢を食べるのがいやなんだね。

いいよ、バクダヨーさん。それでいいんだ。一度きりの人生、無理をしてまで、まずそうな夢を食べなくてもよい。おいしそうな夢をたくさん食べて、きみがいつまでも元気で近くにいてくれれば私はそれでいいんだ。

かわいいよバクダヨーさん。いつまでも私の傍らでトボけた顔で夢を食べてくださいね。










#244
2019年12月23日(月)
「ボロくなった靴や洋服を処分する&スノーシューの話」

年末が迫ってきたので、下駄箱の整理をしました。自分の中では「まだイケる!」と思っていた靴が、よく見ると底もすり減ってボロボロなので、思い切って捨てました。今回処分したのは3足のボロ靴です。

あんまりボロボロの靴を履いていると服装がみすぼらしく見えるからなあ。

クロックスの冬用サンダルは、もう底が減ってツンツルテンになっているのですが、まだ履けると判断してあと1〜2シーズンがんばってもらうことにしました。デビューしたのが2012年の2月ですから、もうやばい。でも内側に起毛のついたクロックスって最近どこにも売ってないんだよね。だから替えがない。

ナイキの黒いスニーカーは、かかとが磨り減ってその内側のウレタンが見えちゃったりしているけれど、もうちょっとがんばってもらう。スペアを買ってから様子をみて、捨てる方向でいこう。

ニューバランスの春夏サンダルはもう底の部分が絶望的であります。溝がまったくない。これ、駅のコンコースとかで雨の日は滑るんだよなあ。これもスペアを買ったのちに捨てることにする。来年の春にはサンダルを買おう。

・・・という具合に、全部が全部をサラリと捨てるわけにはいかなかった。もうひとがんばり、というのが何足かある。はやめにスペアを買わないといけないね。

履くものがなくなってきたので(笑)ムートンブーツを一足おろしました。近所の商店街で買った安物で、なんかすぐに型崩れしそうなチャチなつくりなのが不安ですが、これでなんとかこの冬を乗り切ろう。

ついでに服も片付けました。体型がかわってしまった(←単に太った)ので、もう無理な服を処分。ことしはフリースを一枚買ったので、先代のボロボロヨレヨレセーターを処分。愛着があって捨てるのは辛いんだけど、何しろ太ってしまったので(以下略)。

ちょっとだけ部屋がスッキリしました。

話はとびますが来期(この冬のつぎの冬、2020年12月以降)にはスノーシューをやりたいと思っているので、いまから必要なものを揃えて行こうかと計画中です。ウインターブーツやソックスなど、事前に買えるものをじわじわと購入してゆこうという算段であります。

私はヤング時代にクロスカントリースキーをやっていましたが(誤解するなよ!ノルディック複合じゃないぞ!!ジャンプはしないYO)、もう体力的にスキーはキツくなってきたので、次はスノーシューをはいて冬のフィールドをのんびりハイキングしたいなと思う訳です。東京に住んでるとクロカンスキーは身近にフィールドが無いのですよ。それに年齢&体力的なこともあり、いまクロカンスキーやったらコケて骨折コースだな、とか思うようになって引っ越しの時に板とストックを処分しました。鼻水をつららにして冬のフィールドをエホエホと滑り歩いた青春がなつかしいNE。これでも登り坂ではけっこう速くて「疾風のノドカ」って言われていたんだぜ。でももうスキーはいいや。危ない。

スノーシューであれば、たとえばモンベルが新宿発着の日帰りバスツアーなんかもやっているので、そういうのに参加しようと思っている次第。

ちなみに店舗でスノーシューをみてきましたが、よさそうなのは結構いい値段しますね。ひとまずビギナーセットを狙うとしても、ポールとスノーシュー合わせたら6万円コースでしょうか。でもブナの森なんかをスノーシューで歩いたら本当に楽しそうです。ウサギの足跡とか見つけたら発狂して喜ぶよワタシは。

ってことで来期、スノーシューをはじめようという仲間を募集中です。興味ある方、ご連絡ください。今から準備して、一緒に行きましょう。










#245
2019年12月24日(火)
「今宵はクリスマスイブ」

来ましたよ12月24日。今宵はクリスマスイブであります。私は御降誕祭のミサは25日の朝ミサ(10時30分〜)に与ることにしていますので、今宵は良い子にして静かに過ごそうと思っています。

私は教会まで歩いて通っているのですが、夜になると目が見えないのでとにかく外を歩くのが怖い。そもそも、目が見えたって夜道は怖い。イブのミサは素晴らしいものがありますが、危険を冒してまで出歩くのもどうかと思うので、ここ数年は25日の朝ミサに行く事にしているのです。

夜はうちのぬいぐるみたちと一緒にホームパーティをします。といっても一人でご飯食べてケーキ食べるだけなんですけどね。ぬいぐるみたちと車座になってたくさんお話ししようと思います(独り言かよ)。ぬいぐるみに聖書の読み聞かせをするZE。傍から見たら奇人変人だなー。

そして早く布団に入ってしまうんだ。お祈りをして、ストンと眠りに落ちてゆきたい。

枕元にはおもちゃをいっぱい並べるんだ。カメラとか双眼鏡とかアルトヴェノーヴァとか、今年になって手に入れたものをぜーんぶ並べるんだ。サンタさんからのプレゼントとして、25日の朝に改めて「感謝して受け取る」のであります。なんという幸せであろうか。

この日本には、というか世界には、こんなふうに満ち足りたクリスマスを迎えられない境遇の人が大勢いると思うと胸が痛むのであります。辛い思いや寂しい思いをしている人が大勢いると思うと悲しくなります。でも、そんな人々にぜひとも「救い主がお生まれになったこと」に、耳をかたむけてほしいとも思う。

あなたは神に愛されている、ほんとうに貴い存在だということを、ぜひ知ってほしいと思う。

「神様なんていねえYO!神の愛とか信じてる人とは生きてる世界が違うんだYO!」と思っていた私が、あと一歩のギリギリのところで絶望の淵から救われたのだ。本当に、最後の最後、もう人生の終わりというところで、イエス様が私を救ってくださったのです。私は死ねなかった。死に損なった私に何が残ったか?さらにがけっぷちの、真っ暗な絶望でしょうか?

いいえ。

私は乾いたスポンジが水を吸うように、神父様のお話に、神のみことばに耳を傾けたのです。それは人生を根本的にひっくりかえすほどの大事件でありました。昨日まで神を拒絶していた私が、涙を流しながら「信じます」と告白したのだ。希望はある。私は神に感謝し、守護の天使に感謝したのであります。

そして今の私がいるのです。超絶駄目人間なうえにノーテンキな私がこうしてノホホンと生きていられるのは、カトリックの信仰が揺るぎなくあるからです。私から信仰をとりさったら何も残らない(←マジ廃人)。

救い主なら、います。本当です。私は断言します。私たちはその救い主の御降誕を、心から祝うのです。

モモンガウォッチャーの方も、そうでない世界中のみなさまにも、心安らかなクリスマスが来ますように、と願わずにはいられない。

今宵、世界中の人々に安らかな眠りがありますように!










#246
2019年12月25日(水)
「主の御降誕おめでとうございます」

メリークリスマス!主の御降誕おめでとうございます。私は朝ミサに行ってきますね。今日は洗礼式もあります。とてもめでたい。実にめでたい。

街のクリスマス・デコレーションは今日を機にそそくさと片付けられてしまうのですが、教会では「降誕節」といって、しばらく(1月最初の主日、「主の公現」の祭日まで)喜びの時期を味わいます。まだクリスマスの飾りは片付けませんのよ。これが、しみじみとヨイのですよ。クリスマスの感動の余韻をずっと味わえるのだ。っていうかそういうモンだってことをカトリック信者になってから知った(笑)。それだけでも信者になって良かったと思ったものよ。

日本だとクリスマスが終わったとたんに年末年始モードに切り替わりますもんね。次はお正月だ!みたいな感じです。信者になるとそのへんの「信仰生活」と「日本文化」のハイブリッド感が味わえていい感じです(謎発言)。

残念ながら日本はキリスト教国ではないので25日は休みではありません。私も洗礼を受けた時は午前休をとって午後から出勤したものよ。あの日は嬉しくて仕事にならなかったなあ。その後、外資系の旅行会社で働いていた時は25日が休日で嬉しかった。でも逆にお正月休みがないという(涙)。うまくいかないもんですな。

ということで、御降誕節の喜びにひたりつつ、年越しまで安全運転でいこうと思います。










#247
2019年12月26日(木)
「LUMIX DMC-FZ70の稼働率が高い」

バードウォッチングに必ず持ってゆくのが、双眼鏡Vixen アトレックライト BR6×30WPと、デジタルカメラPanasonic LUMIX DMC-FZ70のふたつであります。どちらも必要不可欠なものです。

双眼鏡で観察し、カメラで記録写真を撮る。これがすごく楽しい。

ということで、デカくて重いカメラであるはずのFZ70の稼働率がすさまじく上がっております。メイン散歩カメラGX1をさしおいて、堂々たる地位にあります。最近はFZ70をリュックに入れて近所の洗足池に出かけています。

FZ70は超広角20mm相当から超望遠1200mm相当の画角に対応する60倍ズームのカメラですが、はっきり言うと私の横浜撮影に必要なカメラとスペックが「真逆」のカメラです。まさかこんなタイプのカメラをこんなふうに使う日がくるとは思ってもみませんでした。

撮像素子は1/2.3サイズの高感度MOSセンサーということで、総画素1,680万画素、原色カラーフィルター採用となっています。いわゆるコンパクトカメラサイズ画質で、決してよい写りをするとは言い難いものです。

しかし1200mm相当の超望遠は威力絶大。鳥を撮るにはこれが絶妙な画角なのですよ。

電源を入れると20mm相当の画角で起動します。ズームがトロいので多少イライラさせられますが、そのぶんターゲットは狙いやすいです。自動ピント合わせの精度もまあまあ。カワセミを狙うと背景にピントがいきがちですが、何度かシャッターボタン半押しを繰り返しているとちゃんとカワセミにヒットする時があるので、そこでシャッターを切ります。

使っているSDメモリーカードがそれほど高速ではないので画像データの書き込みに時間がかかります。鳥を狙うと連写機能を使いたくなりますが、高速連写モードにすると画素数が落ちてしまうので、通常の設定にしています。カタログ上の最大の連写速度は「約9コマ/秒」ということになっていますが、メモリーカードがしょぼいので3コマ撮るのがやっとです。ま、ここは妥協するしかないですね。なんかこのカメラごときに高価な超高速メモリーカードを買う気になれない。

画質は小さな撮像素子ということであまり期待できません。ワタシ的スタンダードであるマイクロフォーサーズのような「満足のゆく高画質」という訳にはいきません。それでも、たくさんの鳥を撮影して帰宅しパソコンに画像を取り込んでチェックするときのワクワク感はたまらないものがあります。

画質がよくて、高速連写が出来て、鳥を撮るのに充分な焦点距離のレンズ、なんていうものを追求したらカメラとレンズで60万円コースになってしまいます。そこまでするガッツはない。この、たかだか8千円で購入した中古のFZ70が、私のバードウォッチングにはちょうどよいのです。

前のオーナーがどんな使い方をしたのか疑問になるような傷だらけ&ボロボロのカメラですが、私には充分すぎるほどに役立っています。「今年購入したもののうち良かったもの番付」でいったら、まちがいなく3本の指に入ります。コストパフォーマンスでいったら横綱でありましょう。もう充分にモトはとった、といえるぐらいに鳥や動物を楽しく撮影しています。

あとは20mm相当の超広角もなかなか良いです。私が持っているカメラでは最も画角の広いカメラということで、それなりに活躍しています。広角端20mm相当と望遠端1200mm相当の画角を、本当によく使っています。

余談ですがスチル写真ばかりでなく動画(AVCHDファイル)も撮影しています。やはり野鳥の繊細な動きを記録するのに、動画はとても役に立ちます。

FZ70で正方形の写真を撮り、よく撮れたショットをコダックのP300で印刷しています。これをノートに貼って、野鳥観察記録をつけようと思っているのです。

来シーズンの冬、私はスノーシューをやりたいと思っていますが、もしカメラを持ってゆくならこのFZ70になるだろうな、と思います。雪の野原で楽しく写真を撮りたい。雪原や森の風景をおさめたい。風景も野鳥も狙える、素晴らしいカメラです。

繰り返しになりますが私が横浜で撮影するのに必要な「適度な望遠レンズを搭載した高画質カメラ」というスペックとは真逆の極端カメラです。「超広角・超望遠・並画質」というカメラが、こんなにも自分にフィットするとはまさか夢にも思いませんでした。

ということでFZ70の稼働率が非常に高いです。いま一番お気に入りのカメラかもしれません。メインカメラのLUMIX G8が防湿庫で留守番する毎日です。










#248
2019年12月27日(金)
「洗足池でバードウォッチング」

年末も押し迫っているというのにノンビリとバードウォッチングなどしております。なんかここ数週間でアウトドア魂が燃えてしまい、自然が恋しくてならないのだ。私の身近なアウトドアっていう意味では大田区の洗足池が一番近いので、そこに双眼鏡とカメラを持って鳥を見に行くというアクティビティが私の精神健康上とても良いようであります。

水辺の鳥を見るにはもってこい、の洗足池ということでユリカモメやカワセミ、キンクロハジロ、カルガモやカワウなんかはおなじみな訳ですが、池のほとりの樹木に注意してみるとなかなかどうしていろいろな友達に会えます。



コゲラ

コゲラ







シジュウカラ

シジュウカラ







ムクドリ

ムクドリ




先日お会いしたバードウォッチャーによると、公園の再開発・再整備の前にはジョウビタキが来ていたらしい。見たいぞ!!ジョウビタキ。ということでタカの目になって探しているのですが、その姿はまだ見られずにいます。本物はさぞかし可愛らしいことであろう。日本では冬が観察シーズンとのことなので、じっくり探してみようと思っています。

あと個人的に見たいのはツミであります。小型のタカ。どうしても見たい。っていうか今は季節的に無理ずら。夏季に日本で繁殖するというから半年後のお楽しみですね。

鳥をみる
 ↓
四つ足の獣が見たくなる
 ↓
動物園に行き満足する
 ↓
またバードウォッチングしたくなる

の無限ループですが、ヨイのであります。防寒ウェアに身を固め、水筒に温かい紅茶をいれて、お菓子をリュックにしまい、そして双眼鏡とカメラをもって池にゆく。そして水辺や樹木に目をやりつつ空飛ぶ友達をさがす。なかなかに充実した時間であります。

来年も引き続きバードウォッチングを楽しんでゆこうと思います。










#249
2019年12月28日(土)
「ノドカさんの今年の10大ニュースを振り返る」

今年も実り多い一年でありました。体調はいまひとつと言いながらもけっこう充実していました。この調子で、もっと元気になれたら良いなあと思うのです。

個人的10大ニュースを振り返りつつ、来年に向けての決意などを書こうと思います。


<2019年 ノドカ10大ニュース>

1.フランシスコ教皇のミサに与る(11月25日)

2.ヴェノーヴァで"You'd be so nice to come home to"を演奏(11月9日)

3.ワインセラーでフラメンコライブ(10月25日)

4.サレジオ教会でフラメンコライブ(9月15日)

5.横浜DeNAベイスターズの三嶋一輝投手のレプリカユニフォーム購入(夏)

6.マレーバクのおっきなぬいぐるみ「バクダヨーさん」購入(秋)

7.サレジオ教会マーガレット会(婦人会)入会(12月1日)

8.バードウォッチングにハマる(冬)

9.腱鞘炎が改善する

10.モーターサイクルショーで首都高速道路の黄色いパトロール車にまたがらせてもらう(3月23日)



はい。おめでたい人生であります。ミサに与かり、音楽ライブを行い、野球選手の応援をし、ぬいぐるみを抱き、教会の婦人会に入り、バードウォッチングをし、バイクにまたがる。人間の内面的成長がまったくない感じが笑えますが、いいのだ。ヨシとしようではないか。

新しい出会いとしては教会のマーガレット会(婦人会)に入ったことが大きいでしょうか。一大決心が必要でしたが、誘われているうちに入らないと

「あの人は誘っても、どうせ入らない」

と思われて声もかからなくなるのだ。そうなる前に加わることができて良かったと思っています。私の人生の基盤とでもいうべき教会での自分の居場所は大切にしようと思っています。

あとは音楽以外の趣味としてバードウォッチングにハマったというのも大きいです。楽器の演奏ばかりだとどうしてもインドア生活になりがちですが、天気の良い時は外に出ようという気持ちになれたのがいい。また、バードウォッチングがきっかけでかつての「アウトドア魂」に再び火がつき、いまは来シーズンにスノーシューをやりたいとまで思うようになりました。

一時は相当悪化した腱鞘炎もだいぶ改善してきたので、またギターやウクレレもがんばってゆこうと思います。来年の目標は


1.フラメンコ歌手としての一層の進化(「グアヒーラ」ともう一曲を歌えるようになる)

2.ヴェノーヴァ奏者としてのキャリア積み(技術的向上とJAZZのレパートリーを増やす)

3.ギター、ウクレレの「質の高い練習」に励む

4.アウトドア活動の活発化(バードウォッチングだけでなく、どこかにハイキングに行く)

5.横浜DeNAベイスターズ三嶋一輝投手への、さらに熱い応援


という感じです。三嶋一輝投手は私が生まれて初めてファンになった野球選手ということもあり、来シーズンもレプリカユニフォームを着て精いっぱい応援したいと思います。中継ぎ投手としてすべての試合にスクランブル体制で臨み、そしてチームのピンチを救い勝利に貢献する三嶋投手の力投にはほんとうに涙があふれます。どうか怪我することなく活躍してほしいです。背番号17、マウンドの貴公子。誇り高きハマの勇者。三嶋一輝投手超がんばれ。あなたがチームのために投げ抜く姿で励まされている人間がここに居ます。

行け行け横浜DeNAベイスターズ。横浜の青き星たちよ。TVKテレビ神奈川でベイスターズの野球中継が見られる人がうらやましい!










#250
2019年12月29日(日)
「外付ハードディスクドライブの応急的処置」

私はパソコンに2台の外付ハードディスクドライブを装着しています。一方がメイン使用でもう一方がデータバックアップ用です。万一、片方になにかあってもデータを保持するための方策であります。

パソコンの電源を切る前に更新したデータをバックアップ用ドライブにコピーし、つねに同じ内容のハードディスクドライブが2台ある状態にしています。

このたび、メインで使っている1号機がときどき起動しなくなるようになってしまいました。これは、壊れる前兆でしょうか。

取り急ぎ、これまでバックアップ用途でつかってきた2号機と入れ替えました。健康な2号機をメインで使い、新しいハードディスクドライブを導入するまでの間は1号機をバックアップ用にするのです。

1号機はいつでも外して交換できる状態にしてあります。

空き容量を考えると次は4TBを買わないといけない状態にあります。出来る限り早く交換しなければ、データの保全が危機的状況です。4TBのハードディスクドライブは結構な値段がするので痛い出費ですが背に腹は代えられない。ヨドバシで17,800円のものを選び、注文しました。

届き次第、新しいドライブはバックアップ用としてセットアップを行います。そして動作不安定の1号機は物理的にフォーマットしたうえで処分することになります。

気持ちは焦りますが焦ったところでどうにもならない。ひとまずは新しいドライブが届くのを待つとしましょう。










#251
2019年12月30日(月)
「外付ハードディスクドライブのセットアップ」

ヨドバシ.comで注文したハードディスクドライブが無事に届きました。さっそくセットアップ&データのバックアップを行います。

セットアップと言っても最初からフォーマットされていますのでパソコンとつなぐだけです。楽勝ぅ。

続いてメイン・ハードディスクからのデータコピーであります。私はRealSyncというアプリケーションソフトを使っています。

コピーが無事に終了し、ふたたび健康なハードディスクドライブ2台体制となりました。ホッ。データのバックアップはマジ大事。これを怠ったら過去のデータが全て吹っ飛ぶというおそろしい事態になりますから、つねにハードディスクドライブ2台を併用することに意義があるのです。

まったく、年末になってヒヤヒヤさせられたYO。

不調のハードディスクには大事なデータが入っているのでこのまま処分するわけにはいきません。まずは物理的フォーマットをすることにしました。3TBの物理的フォーマット!いったい何時間かかるやら、という感じですが、これも仕方がない。

結局まる1日かけて物理的フォーマットが完了。さらにデータ消去ソフトを使って「毒を抜き」ます。本当はデータ消去ソフトだけでも充分なのかもしれないですが、念には念を入れて、これで大丈夫。

以前、完全に動かなくなってしまったハードディスクドライブを処分するのには本当に苦労しました。ソフト的にデータ消去するすべがないので、物理的に破壊するしかない。これは一般人にはなかなかハードルの高い作業であります。

やはり、ハードディスクは生きているうちにデータを消去するのが望ましいです。理想を言えば3年に1度くらいの頻度で交換できれば「突然死」みたいな事故も防げるように思うのですがどうでしょうか。

そういう意味では今のメインドライブもそろそろ交換時かな(購入したのは2016年6月)。

なんにせよ作戦成功。アディオス!!旧ハードディスクドライブよ、さらば。










#252
2019年12月31日(火)
「来年には多摩動物公園にゆきたい(マレーバクの赤ちゃんを見る計画)」

東京都の多摩動物公園で、11月27日にマレーバクの赤ちゃん「カナエ」が生まれたそうです。お母さんは「ユメ」、お父さんは「ケン」で、すくすくと育っているらしい。

なお園内には6頭のマレーバクがいるとのこと。

私はアリクイが好きなのでオオアリクイのいる江戸川区自然動物園、コアリクイのいる上野動物園に目がいきがちですが、ことしはマレーバクのぬいぐるみ「バクダヨーさん」を購入し、それが可愛くてしかたがないので、マレーバクのいる多摩動物公園にも興味がわいてきました。



マレーバクのぬいぐるみ

我が家のバクダヨーさん




ほかにもトナカイをはじめコアラ、ムフロン、オオカミなど、大好きだけどなかなか会えない友達がいます。園内マップを見たらユキヒョウ、ニホンカモシカ、アナグマ、シロオリックスなど、興味深い動物もいる。

しかし多摩動物公園は広いんだよなあ。お気楽に一周できる、というレベルではない。子供の頃よく連れて行ってもらいましたが、すさまじく広い動物園という印象が残っています。

いいこと思いついた!来年の目標「どこかにハイキングに行く」の、行先を多摩動物公園にして、園内をハイキングするというのはどうだろう。動物園内なら遭難の心配がない(笑)。これはぜひ出かけて、バクダヨーさん、もとい、マレーバクの赤ちゃんを見に行こうではないか!!

京王線に揺られて多摩動物公園に行き、ノンビリと園内を歩く。お弁当とお菓子をもって、あとは売店で何かぬいぐるみを買うかもしれないのでお小遣いをちょっと持っていく。カメラは動物園スペシャルとでも呼ぶべきLUMIX FZ70で決まりだ。

多摩動物公園に行く事で、私の今のアウトドア的活動レベルを再確認できるであろう。私は腰、股関節が非常に悪く左脚がちょっと不自由なので、動物園で体力チェックするというのは非常にヨイのではないかと思った。多摩動物公園で体力の限界を感じるようであれば山歩きなんてもってのほかだし、来シーズンのスノーシューツアー参加も危ういかもしれない。そしたら来年の目標に「年間をつうじての体力アップ」を加えて、普段歩く距離を延ばすなど対策を講じる必要があるだろう。

ちなみにいまはライオンの展示はお休みしているとのこと。であるならアジア園とオーストラリア園をメインにまわることにして、バクダヨーさん、じゃなくてカナエちゃんを見に行こう。

楽しみになってきたゾ。

ということで今年のモモ通はおしまい。こんなどうでもいいヨタ話を書いているだけなのに、わざわざ読みに来て下さる読者の皆様には感謝しかありません。来年もじわじわと更新してゆきますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

では、よいお年をお迎えくださいませ。












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