ちなみにこのカラーの正式名称は「タスマニアグリーンメタリック」です。タスマニアというのはオーストラリアの右下にぽちょっとあるハート型のかわいい島であります。タスマニアデビルっていう動物が住んでいるあそこですよ。私の好きなバンド"GOANNA"のシェイン・ハワードがタスマニアの自然を歌った"Let the Franklin Flow"という素敵な曲を残していますよ。「Oh!タスマニア!ですからね」フランクリン川の流れに思いを馳せながらしみじみ聴くのだ。最高ぅ。
しかしこのEM1 e:を見てがっかりしたのは私だけではあるまい。新たにホンダが独自規格として定めた着脱式可搬バッテリーの"Honda Mobile Power Pack e:"があまりにも残念な感じです。満充電にした"Honda Mobile Power Pack e:"をあちこちに準備しておけばガソリンの給油のような手軽さでバッテリーパックだけを交換してすぐに走り出せるよ!というコンセプトですが、重さが10.2kgもあるのだ。おいそれと取り出して家に持ち運んで充電器にセットするのも大変であります。しかもこのバッテリーだけで88,000円、充電器"Honda Power Pack Charger e:"はまた別売りで重さ5.3kgの巨大な装置が55,000円ですよ。こんなのをガチャガチャやりながら充電に追われる生活はイヤだし、ただでさえ高騰している電気代がコイツのせいでひと月どれだけアップするのかを考えると、ただただ不安しかないという状況です。
おそらくホンダは上記の独自規格バッテリー"Honda Mobile Power Pack e:"を使う路線でしばらく行くと思いますので正直期待できません。なのでスズキが本気で出してくるエレキ原付か、ひたすらイービーノで時間をかせいできたヤマハが新時代に向けて投入してくる新型に希望を託したいと思っています。なんにせよ2025年10年の「50ccエンジンの最期」に向けてなんらかの動きが出ると見込まれますので、それを待ちながら地味に貯金を続けて購入に備えるつもりです。